マシンスプリンター・ワゴン&マシンレオナルド・消防車

「バスと言えばシーバスフィシング!
ってそりゃバス違いやー今回のは乗り物やーこのはです!!

さぁて、いよいよこの特集も最終回☆G(>▽<)
まずはマシンスプリンター・ワゴン!
タートルズの師匠、スプリンター先生がタートルズワゴンにミューテーション!!」
「あ、これは普段タートルズのみんなが乗り回してる黄色いマイクロバスね。
なぜかバンパーが歯を食いしばってたりしてて絵に描いたような見事なアメコミビークルだわね。」
「バス形態ではよく見えませんけれど、運転席ではスプリンター先生がハンドル握ってヤる気満々です!」
「暗色のネズミがぎちぎちのバスの運転席でハンドル握ってるってのは、映像としてはかなりホラーね…。」
「たしかに水木妖怪にこういうのいそうですね。
それではミューテーション開始!」



      
「セクシーバイオレットNO.1!
猫バスならぬ鼠バス!変形完了カワバンガ!!」
「うわっ!
なんて言うか…裏表がひっくりかえったわよ!?」
「個人的にはこのスプリンターワゴンこそがマシンミューテーションシリーズのフラグシップモデルだと思うんですよ。

タートルズ達が劇中で乗りまくっているメインビークルへの変形。
変形難易度は高くなく、それでいてこのシリーズの特徴を存分に体現する高度な変形ギミック。
マシンミューテーションの入門に最適の一品ですね。」
「まあ入門に最適って言われても今さら売ってないけどね。」
「お次は、以前トップで出したこともあるマシンレオナルド・消防車!
タートルズの1人、レオナルドが消防車にミューテーション!! 」
「しかしこのゆるい造型も見慣れてきたわ。
慣れって怖いわね。」
「ちなみにこれはジャンク扱いで手に入れたものなのでシールなどがまったくありません。
シールがあれば窓やホイールが再現されてもっとアメコミテイストな消防車になるはずでして
これが普通の状態ではありませんので御注意を。

それではミューテーション開始!」


「燃えるレスキュー魂!
変形完了カワバンガ!!」
「いやそれ番組ちがう。
しかしほんと、ゆるい造型にしか見えないのに大胆で複雑な変形ギミックよねぇ。」
「レオナルド状態では一般的なシルバーの防火スーツではなく
赤い法被(はっぴ)を着てるあたりが“火消し”のイメージで
NINJAの面目躍如ですね。」
「あ、この変な赤い服装ってそういう…って…忍者関係ねー!!」
「ぶべらーっ!?
Be COOL!
教授Be COOL!!
私は“まとい”ではありません!突き上げるように回さないで!!」
「ならば水平方向に回してドリルにしてやるー!!」
「Oh! なんという残虐プレイいいい!?
未来ある子供たちはこっちを見てはダメだよよよよ!!」
「ふぅ、いい汗かいたー。(´▽`*;)」
「何もしてないのに何かをなしとげたような顔してないでください…。=□○

あ、ドリルにされて思い出しましたがマシンシュレッダー・ドリルタンクってのもラインナップにありましたよ。
私は今持っていないのでカタログ写真から御紹介。」
「このマシンシュレッダーは
マントを閉じることで構成されるタンクの“運転席の場所”に頭を移動して、ドリルを先端につけたら完成という
マシンミューテーションの中では最も扱いやすい変形ですね。」
「あー…それよりもこの漫画の構成にツッコミいれていいかしら?」ウズウズ
「それはまた後でゆっくりと。

ちなみにこの元シリーズが米国でプレイメイツ社から発売された時は
漫画に写ってる陸マシン計4台で
ロードレディミューテーション“Road Ready Mutations”というシリーズになっていました。
発売は1993年でこの変形シリーズの第一弾にあたります。

そして前回分のマイティミューテーションが1994年で第二弾となっているんですね。」
「へぇ、ポルシェも第一弾に含まれてるんだ?
じゃあやっぱり最初からこれだけのギミックを組める技術があったのね。

おっと、そろそろまとめの時間ね。
それじゃ夜露死苦ぅ!」
「はい、御紹介してきましたこのシリーズ、タートルズ形態で身長およそ12〜13cm。
軸回転とヒンジを多用したとんでもないパーツ数と複雑怪奇な変形ギミックを有するこのシリーズが
90年代前半に当時定価1680円で売られていたというのは平成カーロボット以上の奇跡と言えるでしょう。

それにしても不思議なのは
プレイメイト社においてこれほどの精緻なギミックのトイを設計・量産できるだけのノウハウが
後にも先にもまったく生かされていないことです。
いわば突然変異的に出現し恐竜的に絶滅した不思議なシリーズです。」
「う〜ん、しかしタートルズ形態で並べてみると
マジで垢抜けないアメリカンアクションフィギアの見本みたいな出来よね。

これでギミックはあそこまで出来てるんだから、
多分、わざとこういう作りにしてる…なんて思うとかえって底知れないわね…。」
「あと以前にもちょっと言及したことがあるんですけど
なぜか変形トイマニアの間では知っていてもあえて無視されているようなアイテムなんすよね。

ひとつひとつのアイテムがこれだけの独創的かつ複雑な変形ギミックをもち
タートルズ形態ではいかにもなヌルいアクションフィギアでいて
ビークル形態では運転席に頭部がおさまるという難易度の高い筋を一本通しきった一大変形シリーズ。

日本でも変形玩具の大家タカラから普通に市販されていたというのに
なぜか変形トイとして評価されているのを見たことありません。」
「まあ、変形するのがタートルズだからって理由が大きいでしょうね。
ほら、日本の変形トイマニアって一般的にゆるいトイが苦手なんでしょ?
モールドがゆるいとかのトイ的な面でも。
変形する意味がわからないとか、関節があらぬ方に曲がったら中身どうなってるんだとかの理屈的な面でも。
それもただ単に嫌いとか偏見があるとかってわけじゃなくて、もう生理的に受け付けないってレベルで。」
「あー、たしかに。
このシリーズは関節がどうなってるんだってレベルは2000年前に通過してそうな勢いのギミックですしね。( ̄▽ ̄;ヾ

まあ、今回はこの、日の目を見ないマシンミューテーションシリーズの魅力をババーンと御紹介しよう、
というのが主眼でしたからどうにか目的は果たせたでしょうか。」
「そうね、結構ウケてたみたいだし。」
「ええ。
これで町の古いおもちゃ屋さんに今でも残ってる子たちが買われてくれれば嬉しいですね。(´▽`*)」
「さて、そんなわけでこの特集はここまで。
それではまた次の機会にお会いしましょー☆('▽')ノシ」
「長らくお付き合いいただきありがとうございました。
引き続き通常更新や特別企画をよろしくお願いいたします〜☆(>▽<)/~」


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