ギャラリー其ノ壱百斜★



数字変形 その1,2,3,

チープトイの老舗、マルカ社が去年(2014年)の末あたりから販売してる
『数字変形バンゴウダー』っていうダガングを御存知でしょうか。

全3種『(戦車)(戦闘ヘリ)(戦闘艦)』。 各400円前後。

  

数字の立体レタリングが変形する小型玩具です。
文字のサイズはいずれも高さ約56mmの統一サイズ。
(幅は数字の形状によって異なるのでまちまちっす)

アルファボットやモジバケルにときめく嗜好の人にはたまらないアイテムなんじゃないっすかね。
かく言う私はタマリませんなぁ☆('▽'*)ムハー

・ ・ ・

それでは1から順に御紹介!☆G(>▽<)

1.


1は砂漠を思わせるベージュ色。

角ゴシック太字と思われる安定感のある数字形態。
シンプルなフォルムにまとまってるけどかなりパーツ数が多いだろう事をうかがわせる分割線がエキサイティング!

それでは変形!
エキサイティング変形!





変形完了!


ディフォルメされた姿ながらも複雑な面取りとハードディテールがカッコイイ。

逆にこの姿を見せられてから 『何に変形するのか当てろ』 と言われたら
まず 『数字の1になる』 なんて思えない超絶変形っす☆('▽'*)


リアビュー。

砲塔のキューポラや車体後部のタンクは収納されていた専用パーツ。

このへんはもし無くても戦車に見えるのにわざわざ用意してあるので
もうこの1を見ただけでシリーズ全体がすごいこだわりが込められていることを感じさせます。


2.


2は大空を思わせる水色。
エキサイティング変形!



変形完了!


メインローターとテイル部の収まり具合がわりと本気で驚愕する設計。
これでパーツの付け外しなどは一切ない1ピース完全変形ですよ。



精悍なリアビュー。
パッと見、ヘリとしては不格好という一点でのみ印象悪くて損してそうです。
しかし変形玩具としてはバツグンの技巧と面白さ!
いやホントに。


3.


赤い。マジ赤い。
…からの〜エキサイティング変形!





変形完了!


舳先の三角な部分は本体幅ぎりぎりサイズでひっくりかえして丸ごと内蔵しているダイナミックなつくり。
その一方でガワをひねって運転席を形成するとこなんかはうっかり見落としそうな芸の細かさ。



船首には"Missile ship"のマーキング。
ただデザイン的にはどう見てもミサイル艦"Missile ship"というよりはミサイル艇"Missile boat"っすけどね。


そんなわけで数字変形バンゴウダーは
高さ約56mmのシンプルな数字型の立体レタリングに
サイズぎりぎりまで変形ギミックを詰め込んだ面白変形玩具です。

最近の変形ロボ玩具は小さくても千円近くすることを思えば
これだけ複雑な変形をして400円というコストパフォーマンスはなかなかオススメの一品っす!☆G(>▽<)


ただ今のところマルカからバンゴウダーの1.2.3.以降の続きは発売されておらず
三つしか存在しないのか残念なアイテムっすねぇ…。(^^;ゞ


・ ・ ・


しかしですね、この玩具、実は三種しかないなんてことはなく
数字と計算記号をあわせた全15種が本当の姿なんですよ。

具体的にはこう↓

『数字変形 MECH CLAN』 『百変魔王』

驚異の全15種。
メーカーは中国のxinlexintoys。
数字の学習と計算の学習に使えると宣伝されてます。

ちなみに商品形態はセット箱で、バラ売りは無いみたい?
なお『百変魔王』シリーズってのは他にルービックキューブみたいのやスネークキューブみたいのがあってどうやらパズルのシリーズみたい…?

1.2.3.以外の物は現在のところ日本未発売。


『数字変形』という名はこのオリジナル版の商品名そのものであり
『数字変形バンゴウダー』でもしっかり名前を継承しているんすね☆('▽'*)

なおオリジナル版では各数字に個別の名称はなく『数字変形(1)』というようにカッコ内の数字が変わるだけの名前になってます。


そんなわけでこれから何回かにわたって全種を御紹介していく予定っす!☆G(>▽<)

ちなみにオリジナルでの数字の並び順は画像のように最初が0で最後が9なんですが、
今回の御紹介は日本で手に入るバンゴウダーの話題からふったゆえ1からはじめたので
1.2.3.4.5.6.7.8.9.0.と進める予定です。

本国での発売日は詳らかではないのですが
私がこのオリジナル版の存在を知ったのはたしか2014年の春あたりですぐ取り寄せたと記憶してます。

そんなわけで続きは次回!(゚▽゚)ノ



数字変形 その4,5,6,

そんなわけで前回のつづきを御紹介!☆G(>▽<)

4.


4は原色の黄色。
日本では未発売ですが本国のセットではこの4が代表アイテムとなります。

それでは変形!
エキサイティング変形!



変形完了!

主翼にミサイルを懸架したジェット戦闘機に。

数字の時とは天地が逆になってるのがダイナミック。

主翼の中ほどに丸と四角の突起がありますが、これについては数字10種が出揃ってから説明します。
ジェット戦闘機形態としてはあそこに意味はありませんので。

リアビュー。


ジェットノズルはひとつ。
けっこう昔の戦闘機っぽいですね。


5.


5は草原を思わせる緑色。
エキサイティング変形!


各部を展開し、下部から出た砲塔を基準にして水平にしたまま全体は上下さかさまに。

変形完了!


おそらくホイッツァー(榴弾砲)。
モチーフが渋すぎて子供にわかるのかなこれ!?

砲身の側面に軍隊マークがプリントされてます。

前回の3にもマークありましたが、パッと見、米軍国籍標章のロービジタイプっぽいけど
両脇に飛び出てる部分の端が斜めに塗りつぶされ翼みたいになってるので架空の軍隊章っぽいです。

なんかよくわからないけど軍隊っぽいっていうイメージのものなんでしょね。

リアビュー。


いかにも機械然としたたたずまいが素敵。
数字の面影がまったくないフォルムは御見事。

とにかくモチーフが衝撃的。
ホイッツァー単体へと変形する玩具なんて初めて見た!濡(゚□゚;)
(※ホイッツァーが合体ロボの一部な玩具は以前ご紹介したことがあるっすけどね)


6.


6はオリーブドラブっぽい渋い色。

エキサイティング変形!



これまでにない左右非対称な展開。
ぐるぐるとひねっていって…



変形完了!

フォルムが非対称でわかりづらいので色んなアングルでグルグル。

  

これはおそらく軍用側車(サイドカー)。
スタイリングにちょっと無理がありますけどそこがまた荒々しくて素敵☆(´▽`*)



モチーフの珍しさではこれまたかなりのもの。
しかも側車の部分こみでのワンピース変形ってのがスゴい。

そのうえ変形ギミックも凝ってて
私の中ではかなり上位ランキングのアイテムっす!☆G(>▽<)


そんなわけで続きはまた次回!(゚▽゚)ノ



数字変形 その7,8,

そんなわけで前回のつづきを御紹介!☆G(>▽<)

7.


7は4よりも赤身がかった警告色っぽい黄色。

それでは変形!
エキサイティング変形!



数字の中では一番簡単なプロセスで変形します。

変形完了!

ICBM(大陸間弾道ミサイル)と GMLS(ミサイル発射装置)。

ただ前々回説明したとおり何に変形しているのかの表示も記述もないのではっきり断言はできないんですが
まあ、間違いないかなと。

いちおう外見からロケット発射台である可能性も考慮してみたんですが
他のモチーフが全て軍備物だし
10個揃った時の都合 (※次々回で説明します) でこれは特に攻撃力のある物体かと思われますので
やはりデカいミサイルであってくれたほうが納得いくラインナップなんですよ。(゚▽゚)ノ

これも1ピース変形でミサイルは取り外しできません。


8.


8は大海原を思わせるマリンブルー。
エキサイティング変形!





変形完了!


MISSILE DESTROYERと書かれているのでこれは素直にミサイル駆逐艦で間違いないかと。

おそらく主砲の三連装砲一基と、おそらく機関砲二門が見てとれますし
艦橋もかなり大型の物っぽいデザインなので
モチーフとしてはシリーズ中で最も巨大な物体と思われます。

リアビュー。


太く平らな数字から長方形で高さもある船舶へと変形するイメージの高度差が気持ちいい。

話は代わりますけどこういう立体レタリングから船舶への変形玩具と言えば
大きなローマ字のシリーズでHIJKLM (これらも日本未発売) が至高の出来なのであちらもいずれは御紹介したいところっす。


補足コーナー。

この8には構造的に脆いところがあるのでお持ちの方は御注意を。
具体的に言うとこのパーツです。

このグレーの連結パーツ。

アップにするとド真ん中で折れた跡がわかるかと。
ええ、私がすでに実際に折りました。orz


これはすでに修理済みなんですが
折れた場所の裏側は肉抜きされていたんです。

写真では私が透明な樹脂を充填して一体化させ強度マシマシにしてます。
お持ちの方はこの補強をしとくのオススメ。

なぜかと言いますと変形中の↓のプロセスで、つい両側のパーツの端の方を持って変形させちゃうと思うんですよ。
  
ところがこの両側のパーツって艦橋を構成するためにこのあとさらに真ん中で折れる構造になってて
それらのパーツを繋げているのは実はこの薄いジョイントパーツだけなんです。

つまりこのプロセスで小さく薄く肉抜きされてるジョイントパーツだけに力が集中する構造になっているという構造。
こりゃ折れる。Σ(=ロ=;)

また破損防止方法として
上のプロセスの時にパーツの端ではなくパーツの根元のほうを持つ、
写真のようにパーツを90度ずつスイングさせて二段階で曲げる
(一気に180度曲げようとするとパーツのカド同士がぶつかってものすごく負荷がかかるのです)
というのが対策になりますので御参考までに。


そんなわけで続きはまた次回!(゚▽゚)ノ



数字変形 その9,0,

そんなわけで前回のつづきを御紹介!☆G(>▽<)

9.


9はなんだか紺色。

それでは変形!
エキサイティング変形!



まず全体を引っぱってパーツの隙間をあけてパーツの可動域を確保。

そしてひっくかえしていって……



変形完了!
 

……なんだろ、これ? (゚□゚;)

トラックみたいな自走砲、かな?
あ、実際にトラックに大砲を乗せたのは装輪型自走砲って呼ぶ程度にはありうる物なので。ええ。

爽やかな色とあいまって未来感が半端ないんだけどSF兵器な特殊車両ってことでいいのかなぁ??

とりあえずなんなのかはよくわかんないんですけど
特撮に出て来そうな戦闘車両としてカッコイイと思うっす!


0.


0は草原を思わせる若草色。
エキサイティング変形!



これもまず引っぱってパーツの隙間をあけます。



変形完了!


ジープ。
フロントガラスの分厚い装甲板っぷりに一瞬なんだかわかりませんけど昔のジープですね。

実際、戦闘車両として装甲板をフロントガラス(乗員を守る)とグリル部(エンジンなどを守る)に取り付けた装甲ジープが存在したのでそれをモチーフにしてると思います。
グリル部を斜めに覆い隠すような形状になってるあたりマジでそのフォルム。

反対側からいろいろな角度で。
  

中を覗きこめばハンドルや2つの座席まで作られている凝りようです。

ダイアクロン隊員を乗せてみたらなんかイイ感じに。
 

というわけで以上、1から0までの数字全10種でした☆G(>▽<)


そして10個出揃ったとこでいよいよ合体です!!☆G(>▽<)
続きはまた次回!(゚▽゚)ノ





Sijimiya Konoha & Yukaina Brothers. Presents
"Professor Rilalah @General Science Academy"