ギャラリー其ノ禄拾よん★



爆丸最終報告完結編 前編 〜失われたアーク《聖櫃》 〜(2008年初夏)

※サイト内関連記事 爆丸ver.1 爆丸ver.2 爆丸ver.3 爆丸最終報告
※※関連記事追加 爆丸SERIES2登場 爆丸B2第一弾 爆丸B2第二弾 2009春・関東限定店舗新商品 爆丸B2第三弾&スペシャルアタック

爆丸ってアニメ放映中はそれなりに人気があったと思うんですけど
今、検索してみるとファンサイトとか情報まとめサイトとかはもうあちこちなくなっちゃってるんすね。(゚.゚)
ならば玩具方面は私がフォローしきらなくては!濡(゚□゚;)

とはいえ、爆丸に関連する記事はこないだの最終報告で終わったはずです。ええ。

でも、なにやらまったく予想外のブツが届いちゃったんですヨ。



なんと日本語版パッケージのメテオドラゴノイド!
日本の爆丸ファンの誰もが夢見た主役キャラ、火属性メテオドラゴノイドのモノパックですよ!!濡(゚□゚;)

いぇーい!さっそく開けてみましょう!
本体は最終報告で御紹介した『日本未発売なものの正規品で存在しているメテオドラゴ』の火属性の物ですね。
普通です。
そして日本版仕様のゲートカードが一枚…

…なっ!
こっ、これは…バカなッ!!

その時、このはに電流はしる。(ナレーション:古谷徹)

付属カードはこれでした!
なんと、存在しないはずのプレデターのキャラクターカード!!
(※一緒に写っている闇プレデター本体は別売りです)


後期キャラであるSPの3体
(ティグレス・ゴーレム・プレデター)と日本未発売の2体(メテオドラゴノイド・デュアルヒュドラ)
単独のキャラクターカードは存在しないのに…

しかも数値の計算も見た目も完全に日本版だこれ!Σ(゚ロ゚;)
(※アメリカ版では数値の基準が異なるうえ、カードのデザインそのものがまったくの別物になってます。
また日本版と同じカードデザインの韓国版は、文字がすべてハングル文字になっていてナンバーのヘッドがKRです。)


しかもこのカードナンバー。


日本で販売された物ではBA350番台までしか確認されていないはず。
しかしナンバーの通しと記号の配置を考えると…
続きですよこれ。
存在しないはずのver.4.0.のカードだとしか思えないっす!

てことは、これ、もしかして他にもこのモノパックを手に入れれば
他の存在しないはずの後期キャラクター達のキャラクターカードが手に入るのでは!?(゚□゚;)


● ◎ 〇


…と見てきたわけですが、そろそろタネ明かしをしましょう(´▽`*)
実はこれ、世界展開の最後発となっている香港から届いたものなんです。
日本版の発売かと期待されてしまった方、すみません(^^;ゞ


◎ ● ○


あれ、でもアジア版って完全に違法な偽物があるっすよね?
てことはこれもその手のパチモノなんじゃ…?(゚.゚;)

ということで!
偽物なのかどうか見極めるため比較検証してみましょう☆('▽'*)


左の台紙は日本のver.1.0時のモノパック、ドラゴノイドの台紙。
本体はすでに台紙からはずしちゃってあるんですが、パッケージングの仕方、サイズ、形状ともに一致。

裏面。
左は日本のver.1.0.のもの。右は今回のメテオドラゴのもの。


書式、デザイン、ほぼ一致!濡(゚□゚;)
バーコードナンバーも順番からすればだいたいこういうナンバーになっていて間違いないはずっす。
相違点は、日本で売ってたのにはセガトイズの連絡先と日本玩具協会の表記があるってとこっす。
つまり右のには日本の玩具市場で販売するために必要な表記が足りてないってことですね。

なお対象年齢の表記が左の物と右の物で違いますが
ver.2.0.で6才以上に変わったので、
その後にあたるメテオのほうは6才以上になっていて正解。


そして香港の前に展開していた韓国でのパッケージはこんなの。

日本版ともアメリカ版とも形の違う台紙を丸ごとくるむブリスターで、表記はすべてハングル文字。
右上の赤いのはソノコントイズのマーク。
その下の青いのがセガトイズのマーク。

ちなみにこれは正確には韓国版パッケージが香港で輸入販売された際の状態。

これは間違いなくセガトイズ製造の爆丸で韓国版の正規品です。

世界展開向けBAKUGAN公式サイトの一番右をクリックして韓国語サイトにいけばわかりますが
ソノコントイズは爆丸のアジア展開の要衝と言える公式ライセンス企業です。
韓国では去年の8月からアニメが放映されてます。

そして今年の2月からは、アジア市場最後発となる香港での放映が始まり
現在、盛り上がっているところです。
その香港で売られたのが、この韓国版のハングル文字パッケージに漢字表記のシールを上貼りしたもの。
これが香港での爆丸展開で販売されているポピュラーな物です。

その香港への輸入にかかる総代理店がオリエンタルトレーディング香港です。
↓は韓国版パッケ香港販売仕様の裏側に貼られているシールっす。


そして今回のメテオドラゴノイド日本語版パッケージにも
販売時にはこのようなシールが上貼りされています。


どう検証しても同じ代理店です。
正規の代理店がわざわざ偽物を売るとは考えにくいですね。


また本体も検証したところ、
日本版後期販売分、そして西洋版と同じ“S/S/B”の刻印を確認。
(※以前アジアで出回った偽物の本体にはこの刻印はありません)

そして、日本版とも西洋版とも違う、もちろんパチモノとはまったく別物の、
韓国版正規品特有の塗装と同じ塗装が施されていることを確認。
(※この塗装については後編で解説します)


以上です。
さあ、みなさんはこれが正規品なのか、はたまた偽物なのか、どう思われますか?

私は正規品の日本語版パッケージということでほぼ間違いないだろうと思いますがどうでしょ!?濡(゚▽゚;)


◎ ○ ●


ぅわーぉう!
これがおそらく正規品でしかも日本語のパッケージまでされているってことは
もしや日本での販売もありうるってことなのか!?

…と皆さん思われることでしょう?!☆G(>▽<)

てことで、さっそくセガトイズさんに聞いてきましたよ!
マジか!
今回の私、すげー行動派。


てことで肝心なとこを要訳してお伝えしましょう。

海外ではメテオドラゴやデュアルヒュドラが販売されてますけど
日本での発売の予定はないんでしょうか?☆('▽'*)と聞いたら
(日本の)爆丸はアニメの終了とともに商品展開も終了しております。今後の販売の予定はありません。」
とのこと。(´△`;)わぉ

前に聞いた時には大会の賞品で配ることはあるかもって言われたのに…
あ、そうか、もう公式大会も終了しちゃったんすね…。

そしてこの日本語版パッケの存在について聞いてみましたら
「販売はそれぞれの国の販売会社が独自におこなっております。
当社
(日本のセガトイズという販売会社)ではわかりません。
また当社でそれらの品を輸入販売することはできません。」

とのこと。(´ロ`;)わぁ

えーと、つまりですね、
日本語版パッケが存在しているとはいえ、これが日本で販売されることはまずない、ということのようです(´△`;)

一応私も調べられる範囲でセガトイズの新商品予定を調べましたが
たしかに爆丸関係の新商品の発売予定はまったく無いです。

そういえば日本で販売された物の台紙裏にある販売元セガトイズと日本玩具協会の記載が
今回の日本語パッケージではまるまる抜けているわけですもんね。


そうそう、ひるがえって、
これを入手してくれた業者さんにも入手の経緯を確認してみました。
以下、要訳。

業者カタログには韓国版ブリスターの写真が載っていてそれを発注した。
火のメテオドラゴと闇のデュアルヒュドラは日本語版パッケージが混ざって来た。
おそらく仕様変更がされたのだろう。よくある。
予定入荷数に達したのでこれらはもう手に入らない。

…とのことでした。
ちと意味が不鮮明なとこがありますが、私の外語力によるコミュニケーションの限界です。(^^;ゞ
しかしむしろ謎が深まった気が。( ̄▽ ̄;
どうも火のメテオドラゴと闇のデュアルヒュドラというアニメに登場したメインキャラだけの仕様だったみたい…?


ちなみに海外、とくにアジア圏における日本語の商品パッケージというのは
カルチャーの発信地としての“NIPPON”というブランドの品として求心力が極めて高いそうです。
つまり日本語のパッケは売れる、と。

同様な現象だと、日本で売られている商品のパッケージにやたらとローマ字がちりばめられているのと同じですね。
なんかよくわからないけどとてもカッコ良く見える。

外国におけるオモチャやマンガの世界ではその効果が日本語に対して起きるそうです。
漢字・ひらがな・カタカナ・ローマ字が入り乱れる日本のパッケージというのは
それだけの言語を自在に操り経済先進国に上り詰めた小国NIPPONのカルチャーって超絶クール、ってイメージで
とてつもなくカッコ良く見えるらしいんです。


今回の品ではそういう意図もあってこの日本語版パッケージが作られたのかもしれませんね。

あるいは日本で発売しようとしていたのに発売できなかったパッケージが
売れ行きの伸びているこの最後の機会に蘇ったのかもしれません。

現在の私のいる場所からはこれ以上のことはわかりません。
おそらくは開発部の方か世界展開を総括されている方にお話を聞く機会がなければこのパッケの真実はわからないでしょう。
残念ながら私にはその機会はなさそうなので
いずれ他の方による真実の発掘に望みを託し、今回はここまでといたしましょう。


というわけで念願の日本語版パッケージですけど
どうにも日本で販売するようには出来ていないパッケージでした☆G(>▽<、)



爆丸最終報告完結編 後編 〜最後の聖戦〜

というわけで今回が爆丸レポ本当の最終回!☆G(>▽<)

まずは日本語版パッケのつづきをば。
デュアルヒュドラも届きましたよ。
こんな感じ。

ライバル頂上対決。

デュアルヒュドラのヘッダ。

マスカレード&デュアルヒュドラのキャラ絵と闇属性にふさわしい漆黒の台紙がライバル感を演出してますね☆('▽'*)
『モノパック』という見なれたカタカナ表記が嬉しいような悔しいような…(´△`;)アアンモウ

ヘッダ裏。

まさかデュアルヒュドラのこの絵面を見られることがあろうとは…
なんか可愛いっすね☆('▽'*)

ちなみにカードはまたもプレデターでした☆G(>▽<、)ザンネン!
私が入手できるのはこれが最後なんで、あとの検証は有志の方に託したいと思います。


○ ● ◎


つづいてゲートカードの各圏版の比較もしてみましょう☆('▽'*)

こちらはアメリカを筆頭とする西洋版ゲートカード。
最初に日本版が作られて、その次に作られたのがこのタイプです。
しかしなんかこう、やたら日本発だってとこを強調するような東洋テイスト全開のものに…(^^;ゞ


イラスト面。
デザインもイラストも数値も日本版とはまったく別物になっています。



お次は韓国版ゲートカード。
西洋版の次に作られたタイプっすね。
デザイン自体は日本版と同じ。
漢字の部分がハングル文字に変更されてます。


↓これが大元の日本版。
上のと色味が違いますけど、印刷の差ももちろんありますが撮影時に色味が変わっちゃっています(^^;ゞ


韓国版イラスト面。

デザインも計算も日本版に準拠。
表記がハングル文字になっただけですね。
モンスターのイラストも変わりませんので
イラストが気になる方はこれまでの爆丸を御紹介した時の写真を御参照ください☆('▽'*)

というわけで、どうやら日本を含めたアジア圏では無機的でソリッドでデジタルなスマート感を前面に押し出し、
アメリカを含めた西洋圏では野趣あふれるワイルドで血生臭さすら感じさせるような古典的ファンタジー感を押し出して
イメージ展開をしていたという印象ですね。


● ◎ ○


お次は塗装について。

ここでは私が専門に集めている闇属性で御紹介を。

←左:日本 ↓真ん中:西洋 →右:アジア


こんな感じです。
日本版(マスカレードキットの3体を覗く)の紫塗装は不透明の紫がベタ塗りされています。

そして西洋の紫塗装は不透明の紫にシルバー粒子が混ぜられています。
でもjpg写真ではその粒子は確認できませんね。(^^;ゞ
日本版よりも赤味が強いです。
あと西洋版は塗装仕上げについてけっこう色のはみ出しや塗り面積不足がありますね。
とは言え物が小さいので大層な差ではなく気にしなければ気になりませんが↑の写真でも確認できると思います。
属性マークの印刷も端が起き上がっちゃってて、他と比べて精度は低めな感じ。

アジア版の紫塗装はシルバーをベースに透明な紫を混合した塗料が使われているようです。
また塗り自体がモールドに対してきっちりおさまっていて綺麗ですし
属性マーク印刷の精度も高いです。
今回話題にした日本版パッケージの物はこのアジア版の塗装が施されています。


ついでに言及しておきますと、
アメリカ版は全体的に塗りがゆるいのにくわえて、モールドが甘いです。
日本版から継続した生産ラインのようなので金型の劣化もあるのでしょう。
でもなぜかデュアルヒュドラ・メテオドラゴの金属部品のモールドもゆるいんですよ。
とは言えこの2種はこれが初めての生産だから元からゆるいんだろう…
と思っていたんですが
アジア版が出てみたら全てのモールドがすっきりしゃっきりシャープになっていてビックリしました(^^;ゞ

ということで見た目はアジア版がとても良く綺麗です。
しかしアジア版ではポップアウトがひっかかって変形できないなどの動作不良があると言われています。

(※ とは言え私が10個ほど持っているアジア版ではそういう不良品はないですし、逆に日本版でも動作不良の品があったりするわけで。
また他のアジア版を持ってる人達に話を聞いたところたしかにひっかかる個体があるものの、それでアジア版にかぎって不良品が多いという結論にはならなそうです。

この件はもともと情報の少ないアジア版に関する話であるために
アジア版を買ってたまたま不良品にあたった人が大声で騒ぎつづけた結果それがもっとも目立つ話となり
アジア版爆丸の代表的な情報として広まってしまったようです)


そして西洋版では動作不良の話は特に聞いたことがないですね。
というか西洋版のは多少ゆるすぎるってくらいの勢いでポップアウトします。( ̄▽ ̄;ヾ


てことでそれぞれのバージョンの特徴をまとめてみるとこんな感じ↓、かも。

◎ 西洋版。モールドや塗りといった外見的な仕上がりがゆるい。
でもアメリカンデューティーで頑丈みたいだからガシガシ遊べる、かも。
メテオドラゴとデュアルヒュドラも発売されており、全種が全属性分発売されているので、どこから集めてもフルコンプリートが可能。
また進化態としてクリアタイプの物が中身を見て選べるパッケージで何種類も市販されており
爆丸本体の充実したバリエーションが楽しめる。

● アジア版。モールドがシャープで塗装も美しい。
しかし不良品の可能性があるらしいので遊びまくりたい方は注意、かも。
メテオドラゴとデュアルヒュドラも発売されており、全種が全属性分発売されているのでフルコンプリートが可能。
クリアタイプの物は存在していないみたい。

○ 日本版。日本にいる人ならオーソドックスに集められるのでオススメ、かも。
ただしメテオドラゴとデュアルヒュドラは未発売のまま終了。
また後期4種はそれぞれ1属性分しか販売されなかったため全ての属性がフルコンプリート不可能。
クリアタイプの物はブラインド方式の引き当て式で、レア爆丸、Sレア爆丸として少数のみ頒布されたので希少。

うーむ、いずれも一長一短ってところでしょうか。
ていうか、こうして改めてまとめてみると日本版…(つ△`;)ホロリ


○ ◎ ●


最後は闇属性のみで全モンスター大集合!


かっこええ(´▽`*)
しかし日本にいるかぎり全種を闇属性で揃えるためには6体ほど個人輸入必至。(´△`;)

集めてる属性によって違うものの5体〜15体を輸入しないと同一属性の全種が揃わないって
なんともコレクター泣かせなシリーズになってしまったっすね。

そんなこんなでおそらく今度こそ最後な爆丸特集でした☆G(>▽<)



爆丸最終報告完結編おたよりコーナー

さぁ、今回もやってまいりました!
良い子の爆丸最終報告関係のコーナー!☆G(>▽<)

もう、最後だとか最終だとか完結だとか言っておきながら
何回やっても終わらない底無し沼状態になってきましたが気にしない!(ぇ

今回のおたよりはハンドルネーム"末吉"さんからいただきました!
いつもありがとー!

海外から購入したメテオドラゴ&デュアルヒドラのモノパックに入っていたカードの画像だそうです。
どれどれ…
おお!これは…!!


存在しないはずのゴーレムとティグレスの日本語版キャラクターカード!!(゚□゚;)
キャラ表記は、
「強堅なる大地の化身 ゴーレム」「全てを断ち切る光の刃 ティグレス」
ファンタスティック!!

カードの通しナンバー部分のアップ。

上がゴーレムのものでBA438-EL。
下がティグレスのものでBA440-EL。

なんてこったい!
このページの上の爆丸最終報告完結編とあわせると
日本ではトイザらス限定販売のSPデッキのみで販売され日本版公式キャラクターカードが存在しない3体の日本語版カードが
すべて存在しているということが明らかに!!濡(゚□゚;)

これが私の持っている
「カメレオンアーミー プレデター」のカードで、BA439-EL。

つまりSPチームの通しナンバーは…

ゴーレム・BA438-EL。
プレデター・BA439-EL。
ティグレス・BA440-EL。

じっちゃんの名に賭けて真実はひとつ!
これが事件の真相だ!濡(゚□゚;)クワッ


それからメテオドラゴとデュアルヒュドラのアビリティカード画像もいただきました!
「メテオストライクドラゴン」と「ダークオンゲイザーエクスドラ」。
28mm球で存在する最強進化体同士の頂上激突っすね!
テラ燃エス!!


ローマ字でABILITY CARDと書かれた後にカッコ付きでアビリティーカードって書かれているので
一見、日本の子供向けかと思いきや
性能説明が全部英語という、どこの誰向けなのか不明なカード。
シンガポールで購入した物に付属していたとのことです。

いやぁ、おかげで貴重な事実が確定しました!
おたよりをくれた"末吉"さん!ありがとうございました!m(_ _ )m
次回もよろしくポップアウト!!


さてさて、それからですね、たぶん来月上旬あたりに爆丸の次の更新が出来ると思います。
何が出るかは更新した時のお楽しみに☆G(>▽<)

あと今回で『最終更新』ってタイトルはやめにしますので。はい。すいません。(´△`;)ゞ
それにしても本当に終わらないんだなぁ爆丸。
なんで日本では…(つ△T)ウウッ





Sijimiya Konoha & Yukaina Brothers. Presents
"Professor Rilalah @General Science Academy"