ギャラリー其ノ九十四★



ヌードルマン

今回は台湾のセブンイレブン限定のカップ麺ロボを御紹介☆G(>▽<)



名前はNooDLE MAN・泡麺金鋼です。
全四種で台湾のセブンイレブンの店頭に並んでいるカップラーメンのミニチュアが変形!


けっこうカッコイイ!濡(゚□゚;)

ロボット形態でだいたい10cmぐらいのサイズ。
海外物のオリジナル変形ロボとしては関節もギミックもかなりしっかり出来ています。
変形させてもパーツがしっかり納まるし、関節もほどよい固さです。
バリもなく歪みもなくパーツ自体も程良い粘りがありクォリティ高いですね。

全身の模様はシールで、台紙付きの紙シールを自分で貼って仕上げる仕様。
シールの模様はとても細かくよく作られています。

ただシールのプレカッティング(切り抜き)がいまいちで
貼ってパーツを組み合わせて見ると模様が噛み合わない箇所が多くて惜しいです。
プラスチックの部分はほんと良く出来ているんですよ。
それが仕上げでムズムズする出来になってしまうので本当に惜しいです。
あと青い子は貼る場所よりもシールが大きくて変形させるたびにシールが噛みこまれてボロボロになってく仕様でこれも惜しい。


カップ麺形態ではそれぞれカップのフォルムやサイズが違っていてなかなかの芸細さです。


こちらはかっこいいパッケージ。
 
リアルタッチで地球を背景にしたイラストが宇宙規模の戦い(?)を想像させてクールっすね(´▽`*)

物は今年、2011年中旬の台湾のセブンイレブン限定のキャンペーンアイテム。

頒布された方法はちょっとよくわかりませんでした。
広告のデータ画像も見せてもらったんですけど繁体字だったので…

うーん、対象商品を買ってさらにお金を出すと全員プレゼント、って感じっぽく見えたんですけど
正確にはわかりませんので鵜呑みにしないでくださいね。(^^;ゞ

ちなみに広告には日本と同じ数字の7を英語のELEVENが横切るセブンイレブンのマークが入っていたので
セブンイレブン開催のキャンペーンだったのは間違いないと思います。
現物のパッケにはどこにもセブンイレブンの表記はないのですが。
あと、数量限定、なくなり次第終了とも書かれていたような。


台湾のこういうアイテムは日本ではまず入手困難っぽいです。
ニッチすぎて輸入玩具店にはまず入らないし、オクでも日本ではほとんど出て来ないでしょう。
でも今度の日曜は九段下でニッチなトイイベント、スーパーフェスティバルがありますよ!濡(゚□゚;)
ま、出物があるかどうかは断言できませんが、おそらくこういうのがもっとも入手しやすい機会だと思いますよ☆G(>▽<)

そんなわけでNooDLE MANでした☆G(>▽<)
食べ物系変形ロボットマニアならぜひ持っておきたい一品!



ヌードルマンを詳しく

ここ数週間ほど仕事がいやに忙しいっす。(´ロ`;)
今年は全般的に仕事少ない状態だったんすけどなんか急に連日忙しいですよ!?
まあ仕事あるのはありがたい事で良い事なのですが。

そんなわけで今回は先日えらくざっくりと御紹介した台湾のセブンイレブン限定のカップ麺ロボを詳しく御紹介しようかと。
どうも私が思っていたよりもずっと入手困難な品のようなので
資料的にも記事を作っておくべきと思ったので。


そんなわけでまずはヌードルマンの箱絵にもなっていておそらく主役と思われるこちらのロボから!(゚▽゚)ノ



両手に武器を持ち、背中に大きな紋章を掲げたオリエンタルなデザイン。
ロボとしての固有の名称は特にないようです。

なお各部の模様はすべてユーザーシールです。
先の御紹介時にも書きましたがプレカットの精度がいまいちなので、貼る場所の形状に合わせて適宜ハサミで整形しています。

リアビュー

こんな角度から見ても全体のバランスも良く変な肉抜きもない本当に良く出来たトイっす。
パチモンってたいていこういう角度から見るとボロボロっすからね。


アップ

なんとも不思議なデザインです。
顔には目鼻口にあたるパーツはなく抽象的なフェイス。
頭部のツノは両耳から生えて頭頂部で噛み合っているようにデザインされていますが完全に彫刻で動きません。

ちなみにおでこと胸の雲みたいなレリーフは
モチーフになっている本物のカップ麺のロゴマークにちなんだ造形になっています。
この写真でも両肩の上面に「満漢」「大餐」という文字見えてますよね。
その文字の書かれている枠部の形です。


そして変形!

人型部分の変形は見たまんまのたたまり方でカップ型に納まります。

上腕とスネに付いている四つの外装部が組み合わさりカップを形成します。

そして肩と背中の不思議な形状の三枚の板パーツが組み合わさって円形になり、カップ麺のフタになります。

完成、カップ麺!


満漢大餐 葱焼牛肉麺 (まんかんたいさん ねぎやきぎゅうにくめん)

満漢大餐てのは皇帝しか食せなかった宮廷料理の名だそうで
その名を冠したこのカップ麺はレトルトパックの具材(牛肉)を同梱し価格も48元とかなり高級なカップ麺。
そして台湾の方の間ではもっとも美味しいカップ麺と評価を得ているものだそうです。
(※モチーフとなった本物のカップ麺の話です。このロボは食べられません)

なるほど、主役としてババーンと登場してくるだけのことはありますね!


武器は箸になってます(?)

最初この武器見た時はすごく尾の長いカブトガニかと……(^^;ゞ


カップ麺を下から見るとこう。

うん、モロバレ。


ちなみにこのロボ、箱から出したばかりの時はこうなってます。


そして大量のシール!


こんな感じで大量のユーザーシールが付属するのは全四種共通の仕様でして
そしてシールの三分の一から半分が余るのも共通の仕様です。

きっと「余ったシールは好きなところに貼ってね!」ってやつなのでしょう。
日本でも昔はよくありましたね。
懐かしい。


そんなわけでロボというより闘士か武神のような主役ロボ(?)を詳しく御紹介してみました。
出来のいい海外オリジナルロボな一品☆G(>▽<)



ヌードルマンを詳しく2

まだ連日忙しい充実のお仕事ライフ。このはです☆G(>▽<)
私の最近やってる仕事は鍵の製作、物置やカーポートや駐輪場の修理や組立、刃物研ぎ、ペンキ塗り、網戸の補修・張替とか。

趣味はトイの補修・改造や模型作りなんで
仕事内容は物のスケールこそ違うものの正しく綺麗に完成させることで完了となる仕事は性に合ってるっすね。
特殊技能職って響きもカッコイイし。


そんなわけでヌードルマンを詳しく御紹介する第二回目。

ヌードルマンはパッケに漢字で『統一泡麺金剛』という表記があります。
この『統一』とは統一企業(Uni-President)というメーカー名で、『泡麺』はインスタントラーメン、『金剛』はロボットって意味です。

『統一』は日本で言えば『日清』のような会社だそうで
四種のカップ麺はすべて『統一』製の実在するカップ麺となっています。


そして今回の金剛は來一客(来一客)のシーフード味。



シリーズ中、唯一の女性型ロボ。
深い青色の外装に白い素体がセクスィー! hoooooooooo!!

でも後から見ると新聞広告をコラージュしたような雑然さ。
分解されたカップの印刷面が、向き、角度をそれぞれ変えて組み合わさっているカオス。


前回のリーダーはカップのゴチャゴチャした印刷面の半分以上が肩の上面に行って
背中はけっこう落ち着いていたから、この差はかなり大きく感じられるっすね。

逆に言うとこちらのタイプは印刷面が全部、背面に移動しきってるってことなので
それはそれで凄いですけど。

顔。

他メンバーはかなりシンプルで抽象的な顔をしているんすけど
彼女だけヒューマンフェイス。
なぜかブライガーという名前が脳裏をかすめますが多分気のせい。

胸の中央には『来一客』の『来』の字が配されて芸コマですね。
同様にスネにも『来』の字が配されます。



このへんのマーキングはすべてユーザーシールです。
やたら大量に同封されててかなり多く余るのも他のメンバー同様。

なお私は独自に余白を切り取ったり、段差の部分に貼るシールは切り離したりしています。
また脇腹の激しい段差部分など、貼ったらディテールが死ぬかシールがグチャグチャになるかって部分は貼らない選択をしています。

ちなみにシールを貼る前の状態。


二色のシンプルな成型色がセクシーに感じる私は末期のオモチャホリックかもしれない。

そうそう、今まで触れていなかったですけど手持ち武器は無し。
手の造形が「指差し」と「パー」なので他キャラの武器を持たせる事もできません。
なんだろ、三蔵法師的なポジションなんでしょうかね。
他の三人は長物武器で戦うけど一人だけ道具に頼らず法力を使うとか。


それでは変形!





完成!カップ麺!!

特に解説するところもない見たまんまな変形!

角度を変えながらグルリと。


とても細かく実物を反映した印刷はディスガイズ好きにはたまらないクォリティです!

その反面このタイプは外装部のシールの噛み合う部分のクリアランスがぜんぜんとれてなくて
変形させるたびに余りがちなシール部がグニャグニャになっていってしまい残念です。

ちなみにシールを貼っていない素の状態では変形させるためのパーツのクリアランスも関節強度もとても良くて
アジアの玩具もレベル高くなったなぁと感心する出来なので
シール貼ったら残念になる仕様なのはマジ残念っす。(´△`;)


ちなみに底。

当然ながら底にはフタがないので中身丸見えです。
こういうスキがあるのも変形トイの醍醐味っすよね!

そんなわけでヌードルマンを詳しく御紹介その2でした☆G(>▽<)



ヌードルマンを詳しく3

今回は残り二体の金剛を一気に御紹介☆G(>▽<)


統一麺 肉燥麺 特大號
 

肉燥麺ってのは肉そぼろ麺ってことらしいんですが
このカップ麺には日本のカップヌードルみたいな四角い肉が入ってるそうです。
(※モチーフとなった本物のカップ麺の話です。このロボは食べられ(略))

そして変形!
 

小男っぽい体型が味のある造形っすね。

変形方法については前の二体から想像できる通りのものなのでもう省略っす。

武器は、これ、なんだろ。
フォークのようなものかな。

背中のフタのカクカクとした不思議な割れ方がユニークです。
腰から膝まで一本に貫通する模様も見たことない感じで斬新ですね。

アップ。


顔はパッと見ヒューマンフェイスのようですが、よく見るとなんか違う。
キュービズム絵画を立体化したような独創的な造形です。

シール貼付前。

ロボボディの桜餡のような不思議な色合いが素敵っす☆G


阿Q桶麺 鶏汁排骨
 

阿Qってのは、まぁ、売ってる場所的にも魯迅の阿Q正伝の阿Qなんでしょうけど
どうしてカップ麺の名前に阿Qなのかはよくわかんないっす。

阿Qの意味を探ろうなんてしたら文学論的にも文化論的にもひたすらめんどくさいことにしかなりませんし。
逆にただ響きが面白いからとか、ギャップが面白くてギャグになるとかそういう理由なだけかもしれませんし。
日本にも昔「アルキメンデス」なんてのがありましたからね。

桶ってのは、カップ部分をよく見ると木板を縄でゆわいた桶になっているのがわかるかと。

鶏汁排骨は、鶏スープの、パイコー麺 (調理した豚肉ののったラーメン)のことですね。
(※本物のカップ麺の話です(略))

そして変形!
 

なんかカッコいいマッチョマン体型。
実際、四体の中では背丈があり、頼りがいのある兄貴のように見えます。

武器は斧ですね。
どう見ても斧です。
でも一応カップ麺らしい物と考えるとスプーン系の何かかもしれません。

各部アップ。


頭にビックサイトを乗っけてるように見えますが気のせい。

お腹の造形がけっこうカッコイイんですけど
シールのプレカットが凹凸を無視した扇形だったのでデザインナイフで凹凸の部分を切り抜いてU字型にしました。
もしゲットしてシール貼ろうって方がいらしたらここだけは是非とも切り抜いてください。
凸部分の盛り上がりがわりとあるのでプレカットのままだと貼るだけでも困難ですので。

そして胸や膝にはQの文字が配されています。
肘のも文字のようにも見えますけどQなんでしょうか。



膝関節はジョイントが二段重ねになってそうですけど、ただのディテールです。
でも動きそうに見えるってことはデザインがウマいんでしようね。

シール貼付前。


鮮やかなオレンジと清潔感のある白がカッコよすぎるっす。
このシリーズ、シールを貼らない状態でもディテールがしっかりしていてソリッドでカッコいいっす。
やはりかなり上質に作られてますね。

なんとなくジョイントロボに通じるシンプルなクールさを感じます。

成型色は大まかに外装とロボ本体を色分けした二色だけで
あとは細かいマーキングで個性を出すというのも面白いデザインです。

ロボット玩具ってたとえば胸と腹、腕と脚みたいに、部分ごとに色が違うのが当然みたいに思ってましたけど
そういうロジックを破壊して、各部を横断したマーキングで色を付けてるという
現代的なインダストリアルデザインのような事を(おそらく偶然ですけど)やってるのが凄いっす。


そんなわけでヌードルマンを詳しく御紹介その3でした☆G(>▽<)





Sijimiya Konoha & Yukaina Brothers. Presents
"Professor Rilalah @General Science Academy"