新幹線ロボ第2回
ダイアクロン


☆お詫びと訂正☆
更新前の当ページにて

「世界で最初にマスプロダクションにのった『可変新幹線ロボトイ』」としてダイアクロントレインロボを紹介しておりましたが
当方の誤りであることがご指摘をいただき判明いたしました。
最初の新幹線ロボはポピーのマシンロボMR−12新幹線ロボです
訂正とともにお詫び申し上げます。m(_ _)m
蜆屋このは拝

 
 ●『ダイアクロン』
 
「皆様、大変長らくお待たせ致しました。
ただいま到着の車輌は、
『ダイアクロン リアル&ロボシリーズ トレインロボ』より、『No.1 東海道新幹線』 同じく『No.3 東北・上越新幹線』でございます。

1983年、タカラ社製となっております。
以前、誤って1980年製と御紹介してしまっていたのですが、箱に書いてある1980というのは製造年ではなくダイアクロンの商標登録年のようですわ。」

車輌時全長・『No.1 東海道新幹線』:132mm、『No.3 東北・上越新幹線』:125mm
「パッケージは窓付で大変ロマンティックですね。
ちなみに描かれておりますイラストは、後にリデコされ発売されましたトランスフォーマー版での『トレインボット』となっても、この『ダイアクロン トレインロボ』と同じイラストが使用されております。」
「左が『No.1東海道新幹線』からチェンジいたします『マッハライナー』、右が『No.3東北・上越新幹線』からチェンジいたします『スノーライナー』です。
それぞれ『Mレーザー』、『Nレーザー』を装備しております。
『スノーライナー』は車輌中央部より山折りになるという大変珍しい変形機構となっております。

また、新幹線からのチェンジでは、2体とも車輌のフロント部分を一旦取り外し背中に付け直すこと以外は完全変形となっております。」
「新幹線というスピード感のあるイメージのモチーフから『スノーライナー』のようなゴツいスタイルのロボになるっていうギャップがタマらなくカッコイイです☆G(>▽<)
『マッハライナー』のほうは『脚の正面の面積1:脚の側面の面積2』という後のほとんどの人型新幹線ロボに
継承されるスタイリングの始祖ですね(笑)。」
「本線にはミドリ色のジョイントパーツが付属しており他のトレインロボと連結することが可能となっております。
ちなみに写真では同じモノを2輌ずつ連結しております。

また下に敷いてある黒いレールは付属していた品です。
それとロボ形態の背面写真と併せて御覧いただけるとわかりやすいと思いますが、車輪の形状などもココまで再現されている品は新幹線ロボとしては他に類を見ません。
ミニチュア商品としての『Nゲージ』を意識した作りとなっているんですね。


また写真ではおわかりいただけないと思いますが、細かいディテールなども実にしっかりと作り込まれており、ソコに変形のプレイバリューを加えたこのアイテムはまさに『リアル&ロボ』を名乗るにふさわしい逸品となっております。」
「このトイはなんと運転席に人が乗れるんですよ。
まず運転席が間違った形に豪快に開きまして、次にダイアクロン隊員が間違った乗り方で豪快に搭乗いたします。
あとは運転席を閉じて搭乗完了です。


まぁ、ドアよりも隊員のほうが大きいので、もしドアが開いたとしても絶対に乗り込めませんけれど。
なににせよ『変形ロボトイ』で『新幹線』で『人が乗れる』なんてこのトイだけなんですよ。

また、隊員さん達は車輌と同じカラーでコーディネイトされていてとってもオシャレですね。
「続きまして、『合体ロボ変化』(原文ママ)でございます。」
「2輌の新幹線の他にブルートレイン、東海型153系急行、L特急、ディーゼル車と合体して、『6体合体巨大トレインロボ』の完成です。
この形態ですと腕のボタンを押すとパンチがスプリング仕掛けで飛ぶんですよ。

えー、以上です。」
「はーい、ここでちょっと補足。
写真で御紹介した以外にカラバリがあります。
一般に『特色』版て呼ばれているモノで、『No.1東海道新幹線』にシルバーメッキを施した
『NO.7 東海道新幹線メッキタイプ』と、『No.3東北・上越新幹線』が黄色い成型色に変更された『NO.9 Dr.イエロー新幹線・総合試験車』が存在します。
他の車輌も同様に『特色』版があります。
私はいまだに現物は見た事もないですがー(ToT)


ちなみに『ドクターイエロー』という車輌はこの後『新幹線網羅シリーズ』である
『ヒカリアン』シリーズにて2タイプ製品化されたモノ以外は『変形ロボ』としては存在していないのでスゴいレアなチョイスです☆
「それが最初期に登場していて、しかもこの後では類を見ないポイントがいっぱいでそのうえ合体までこなすなんて、『トレインロボ』はまさに歴史的アイテムなんですね。」
「ところでコレをココでこれだけ見せちゃったんで、『トランスフォーマー』としてリデコされた『トレインボット重連合体戦士 ライデン』は別項目での紹介はいたしませんm(__)m。
ちなみにアッチでは『No.1 東海道新幹線』『トレインボット高速指揮官 ショウキ』に、また『No.3 東北・上越新幹線』『トレインボット豪雪戦闘員 ユキカゼ』という名前になっていました。

ちなみに『ライデン』では各部ジョイント部の変更、腹部パーツの追加、両パンチのスプリング式発射機構のオミットなどの手直しが加えられてます。
またダイアクロン隊員とレールの同梱が廃止され、屋根や側部が四角く削られサイバトロンエンブレムが貼られました。

でもまぁ見た目で『ライデン』と違うと判るのは、腹部のオレンジ色のパーツが無いこととサイバトロンエンブレムが無いということくらいでしょう。」
「パンチの発射ボタンの有無とシールの図版もちょっと違いますよ。」
「細かい…。」
 
 ●『セブン版』
 
「つづいて到着の車輌は、『ダイアクロン トレインロボセット1〜3』より、『東海道新幹線』『東北・上越新幹線』でございます。
いわゆるチープトイ版のダイアクロンということですね。

こちらは株式会社セブン製となっております。
正確な発売年は不詳ですが、なにせチープトイですから元ネタになっているトイと同時期に発売されたモノと思われます。」

車輌時全長・『東海道新幹線』:90mm、『東北・上越新幹線』:89mm
「こちらはパッケージ状態でございます。
商品そのものからしてレアですが、この美品なパッケージは特レアですわね。」
「そっすね。
でも今回撮影するんで開封しちゃいましたけどねー。( ̄▽ ̄;ヾ」
「ちなみにこちらもタカラ版のトレインロボ同様、後にトランスフォーマーの『トレインボット』として再発売されました。
その時は2体ずつの箱入りパッケージになったのですが、これまたレアなようでめったにお目にかかりませんわ。」
「左が『東海道新幹線』からチェンジいたします『マッハライナー』、右が『東北・上越新幹線』からチェンジいたします『スノーライナー』です。

変形機構として『マッハライナー』は腕が後付けに変更され、転回する胸パーツが省略されておりますわ。
そして『スノーライナー』は肩の付け根の構造が大幅に簡略化され、腿の伸縮機構がなくなっております。
また両機とも車輌時のノーズを背中に装着する機構が省かれておりますので、かなりあっさりした外見になっておりますわね。」
「本家トレインロボと同じく、2輌の新幹線の他にブルートレイン、東海型153系急行、L特急、ディーゼル車が合体し、『6体合体ロボット』が完成いたします。」
「パッと見ではオリジナルのモノと結構似てるような気がしますけど、良く見てみると肩から腕の構造がまったく違うとか、背中や足首の追加パーツがないとか、実はかなり違うものになってます。
これだけ違えば、ある意味、よく似ている別のロボだと言ってもまかり通る気がします。」
「それでも特徴的な頭部と胸板とつま先がああなっていると、『巨大トレインロボ』にしか見えないものですわねぇ。」
「ええ。
逆に言えばソコを除けばほとんど別物なんすよ(笑)。」
「ああ、なるほどですわ。」
「さて、ただいま到着の車輌は以上となっております。
次の便の到着までは今しばらくお待ちください。」
「お待ちくださーい。
んでわまた。
バイバーイ☆(^-^)/~~~」


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