新幹線ロボ第4回
フェニクオン・デンチマン
(※この記事は2001年秋のモノです。)

 
 ●『電脳冒険記ウェブダイバー W−06フェニクオン』
 
「皆様、大変長らくお待たせ致しました。
ただいま到着の車輌は、
『電脳冒険記ウェブダイバー』より、『W−06フェニクオン』でございます。

2001年、タカラ社製でございます。」

車輌時全長:190mm
「ちなみに車輌のタイプは『SF新幹線』と明記されております。」
「な、なんすか、『SF新幹線』って!?Σ( ̄□ ̄)」
「私に聞かれましてもわかりませんわ。」
「あ、いや、まぁ、そうっすネ…。」
『ファイターモード』へとウェブチェンジです。
彼は一人称が『ミー』の頭脳派ウェブナイトです。
もう訳がわかりません。

商品写真として見掛けるモノは上の状態で地面にベタッと立たせちゃってあるのでペッタンコな印象なんですけど、実際手に取るとこのような感じで結構フェニックスのイメージが出ております。」
鳥に変形する電車と言えば、あと『勇者特急マイトガイン』『バードボンバー』がありますけど、アッチは3段変形のうえ合体までするという素晴らしいプレイバリューのために各モードは結構いい加減な形をしているんですよね(笑)。
でも『フェニクオン』は鳥になるのがメインのギミックだからこの形態もかなりカッコいいです☆G(>▽<)」
「さらに『アタックモード』へとウェブチェンジです。」
「そして『W−05グラディオン』と合体!
アニメでは『グラディオンヒートモード』と言ってたと思います。
しかし確か1回しか合体してないような…( ̄▽ ̄;ヾ」
「蛇足ながら『グラディオン』は巨大なSLからウェブチェンジいたします。
ビークルモードで並べるとこのようになりますわ。」
「う〜ん、『マイトガイン』ちっく…(^^ゞ。
超スピードの最新のマシンである新幹線と、古典的な蒸気機関であるSLの組合せっていうのはインパクトありますよね。
『勇者指令ダグオン』に登場した『スーパーライナーダグオン』も新幹線とSLのチームですし。
あ、
『トランスフォーマー』『シックスライナー』の時からすでにそうかも。
もはやタカラさんのお家芸ですね。('ー'*)」
『フェニクオン』は車輌の内部に連結器を収納しております。
コレが収納できるというのは珍しいですね。
たいてい外付けか出しっぱなしですもの。

でもこのシリーズには他に連結器が付いているマシンはないので、連結器を使うには
『フェニクオン』を他にも用意しなければなりません。
「えーっ!?
そんなんのために何体も買わないっすヨ!Σ( ̄□ ̄)」
「ですわね。
あ、あと写真をよく見てもらえると笑えるかも知れないんですけど、窓の向こうで『フェニクオン』の顔が正面向いているんですよ。(^^)」
「こだわりが感じられますネェ。
なんか『ミュータントニンジャタートルズ』の『マイティーミューテーションシリーズ』を思い出します(笑)。」
「なんですの、ソレは?」
「『忍者』を極限的に曲解したマンホールに住んでるデカい亀ビーストが主役のアメコミです。
ソレが車や飛行機に変形するトイシリーズがあったんですけど、ビークルモードになると全部運転席やコクピットにタートルズの頭部が納まるんですよ(笑)。
そのうち特集で紹介するかもです。」
※20060210追記。↑で言ってた可変タートルズのコーナーがようやくオープン!
 
 ●『デンチマン』
 
「続きまして到着の車輌『デンチマン』でございます。

2000年、タカラ社製となっております。

車輌時全長・先頭車輌 『ドリモグラー』:170mm、客車 『ミサイルライナー』:155mm
「コチラはシリーズの筆頭、『1番 アカデンチマンとドリルモグラー』でございます。
車輌は『500系のぞみ』です。
デンチマンは左が『アカデンチマン』、右がその弟の『ギンデンチマン』です。
彼らは内部に単3電池を内蔵しておりますの。
そしてこの状態の車輌の、先頭車輌のパンタグラフのところのフタを開けて『アカデンチマン』を差し込むと電動パワーで走行を始めますわ。」
「コレって車輪の大きさと構造からして『プラレール』の線路で走れるんじゃないかと思うんですけどどうなんでしょうね。」
「私、『プラレール』は持ってないので判りませんわ。」
「あはは、いいですよ。
特に期待していませんから。」
だったら良かったですわ。」
「あはは。
(いいのかい…。)」
「そして新幹線状態の『ドリモグラー』からドリルの生えた『ドリモグラー』へ変身です。

『ドリモグラー』は先端のドリルを回転させながら走行し、牽引される『ミサイルライナー』は左右のミサイルポッドから交互にミサイルを6発発射いたしますの。」
「コレですよ!!」
「わ!?
な、なにがですか?」
「私ってタカラファンなんですよ!」
「は、はぁ。」
「んで『ドリモグラー』ってどう見てもダイアクロンの『チェンジアタッカー・スタリオン』と同じ変形じゃないですか!
そして『デンチマン』は電動ギミック!
そしてあのCM!!

私はてっきり電動で変形するもんだとばかり思っていたのに〜…(ToT)。」
「コレは手で外装を畳んで変形ですわね。」
「開けて説明書を見るまで気付きませんでした☆G(>へ<、)
すんごくガッカリでした(ToT)。

でもドリルが回りながら走るってギミックだけでも充分買いですけどね。」
「さて、他のラインナップはカタログから御紹介いたしますわ。
『2番・キイロデンチマンとガブライオン』=『300系のぞみ』
『3番・アオデンチマンとゴリパンチャー』=『700系のぞみ』
『4番・ミドリデンチマンとガブパンサー』=『E3系つばさ』がラインナップされました。

またこの後、『5番 シロデンチマンとアイアンタイガー』という『E3系こまち』から変形するデンチマンマシンが発売されました。
コレは単純に4番の色替えだったようです。
「そうですね。
だからライオン顔のが3種もあるんですよ。
ダメすぎ…( ̄▽ ̄;ヾ。

でもどうやらこのシリーズ、もう新商品は出ないようなんで、惜しいかも…。
しかし最後にはスゴいアイテムが発売されたんですよ。」
「お待たせいたしました。
ただいま到着の車輌
『デンチマン』シリーズ、6番 クロデンチマンとブラックドリラー 「テレビマガジンスペシャル」ブラックライナー』でございます。
2000年、タカラ社製です。
これをもって『デンチマン』のシリーズ展開は終了したようですわね。

※追記:『デンチマン』は2002年に『電動作戦ガッタイオー』という新たなシリーズとして復活し、電動ギミックを生かした自動変形合体システムを軸に展開されました。
「コレは御覧のように500系新幹線です。
しかしながら実在しないカラーバリエーション!
しかもライバルという設定!
黒き悪の新幹線!!
カッコいい!!」
「新幹線状態の『ブラックライナー』 からドリルの生えた『ブラックドリラー』に変形。
しかし
『クロデンチマン』『ブラックドリラー』もずいぶんと目が充血しておりますわね(笑)。
黒をベースに鮮烈な赤と高級感を醸す金銀を配したカラーリングは文句なく強そうですわ。

それにしても、たしか悪の新幹線が一般販売されたのはこのアイテムだけですね。」
「そうですね。
アニメや漫画の作品世界で悪い新幹線のロボというのはわりと登場するんですが、ソレが商品として一般流通したのはコレだけだと思います。

そういや『ブラックマイトガイン』とか欲しかったなぁ。
今だったらザらス限定とかでやってくれそうかも(笑)。
まぁ、やっぱ『安全・快適』なJRさんに色々気を使っているんでしょうネ。

他に商品化されている敵役だと『ヒカリアン』の『ブラックエクスプレス』や『シルバーエクスプレス』なんかが一応新幹線ぽいデザインラインなんですけど、アレはすでにモンスター化していて何の車輌とは特定できませんし。
「じゃあコレは大変貴重なアイテムなんですね。
でもあんまり親御さんにはウケずに売れそうにないですけど、やっぱり限定商品だったんですか?
。」
「そういう訳ではなかったようです。
ただ『スペシャル』なだけで『限定』ということではなかったようで。( ̄▽ ̄;ヾ
私は慌ててゲットしたんですけどネ(笑)。

なににしても実在の新幹線の形をしたモノが悪のキャラとして商品化されるなんてことは、大人の事情もあって今後もまず有り得ない話だと思われます。
だからまさに歴史に残る『悪の新幹線トイ』でしょう。
『クロデンチマン』は今(2001.9.現在)でもけっこうデカいデパートやホームセンターに行けばホコリかぶって余っていますんで、みなさんも是非ゲットして下さいネ
「ちなみに私が上で騒いでいた『チェンジアタッカー・スタリオン』ってのはコレです。」
1980年『だっこちゃんマークのタカラ』製で、ダイアクロン軍団の地中探査タイプの攻撃マシーンです。
探査で攻撃ってあたりよく判りませんが(笑)。
わからないと言えばダイアクロン隊員はあんなとこに乗ってナニしているのかもよく判りません(爆)。
コレはプルバック走行をさせると、途中で自動的にバキーンて変形するんですよー☆」
「まぁ。
車体の前部が上と左右に展開し中からドリルが出現。
本当に同じ変形ですわね。

操縦者?が乗っている位置も同じですし。」
「でしょでしょ?
自己完結的に勝手にダマされましたヨ(笑)。」
「という訳で今回は『人型にならない新幹線ロボ』の特集でした。」
「あ…。
う〜ん、ロボではないんですけど、人型じゃないモノに変形する新幹線ってのなら他にトミー社の『プラレール」でデカいのがあるんですよね〜。
全長50cmを超える巨大な新幹線が、駅や管制センター、トンネル、レールの中継点を含む情景部品へと展開するモノです。
『未来特急のぞみ号』、『超デカ500系のぞみ号』、『ビッグつばさ号』、『ニュービッグつばさ号』という商品がありました。
ロボではないのでウチでは御紹介しませんけど、変形する新幹線としては要チェックなアイテムですね!」
「えー、ただいま到着の車輌は以上となっております。
次の便の到着までは今しばらくお待ちください。」
「お待ちくださーい。
んでわまた。
バイバーイ☆(^-^)/~~~」


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