新幹線ロボ第7回
レールログ300K・トレインロボ・のぞみレスキュー・音速レールガー

「毎度当ステーションをご利用いただきありがとうございます。
本日の当ステーションは前回公開分に引き続きまして、『いいのかソレという感じのモノ』が到着いたしますので、白線の内側までおさがりになってお待ち下さい。」
 
 ●ダイヤドロイド
 
「皆様、大変長らくお待たせ致しました。
ただいま到着の車輌は
『ダイヤブロック ダイヤドロイドDDL−03 レールログ300K』でございます。
2000年、カワダ製でございます。」

車輌時全長:127mm
「ちなみに新幹線としての車輌のタイプは、えーと、名前から推測しますに300系なのではないかと思われます。」
「ん〜、でもなんか断言しがたいですね〜。(^^;ゞ
説明書には
『新幹線とロボット 2つのモードに変形!』としか書かれていませんし。
でも逆に言えば新幹線には間違いないってことなんですけどねぇ。(゚.゚)」
「ちなみに300系と言うのは初代のぞみ号のことです。
このページだとこの下の段のさらに下段にある
『のぞみレスキュー』や、さらにその下段の下の方でバリエの写真だけ写ってる『特急レールガー』のモチーフとなっているあの車輌です。
もっと有名どころだと
『勇者特急マイトガイン』『ガイン』や、昔の『超特急ヒカリアン』の主役だった『のぞみ号』のアレですね。」
「それにしてもさすがプロック玩具だけあって、その極端なディフォルメイトはアートの域に達しかねない勢いでカッコイイです☆G(>▽<)」
「そしてロボットモードへと変形ですわ。」
「『ダイヤドロイド』シリーズはブロック玩具としては革新的な特製のジョイントパーツを内蔵しているので、一切の組み替えなしで変形を行えます。」
「単純なラインで構築された人型のフォルムは最近ハヤリのブロック系ホビーとSFテイストの中間を行く雰囲気でなかなか素敵ですわね。」
「こちらはパッケージです。
店頭で売られている時にはこの台紙にブリスター風の透明カバーがかぶせられ、本体はバラバラのダイヤブロック状態で封入されフックに下げられておりますわ。
大手玩具店で今でも販売されておりますのでどうぞ。(02年5月現在)」
「ところでですね、『ダイヤブロック』シリーズではかなり前に食玩扱いのモノで、1箱に新幹線3輌入りで全2種のロボット合体セットがありました。
でも名前とかも全然覚えていません。(^^;ゞ

しかしアレは合体とか変形と言うよりもただブロックを組み替えるだけというモノだったので、当時の私の感覚では『変形ロボじゃない』というコトでゲットしておらず、それゆえココでは御紹介できません。m(_ _)m

モノとしてもなにせ安いモノでしたので、新幹線形態も長方形を重ねただけという感じのモノだったと思いますが、まぁ、そんなモノもあったということを御報告までに。(^^;ゞ」
 
 ●トレインロボ
 

車輌時全長:127mm
「続きましての到着は『トレインロボ』でございます。
国内ではドリーム社よりこの名称にて販売されておりました。」
「コレのモチーフは700系レールスターですね。
今回御紹介するトイの中では実車の再現度は一番高いです。」
「車輌後部にはプルバックモーターを内蔵しており自走が可能ですわ。」
「そして、なんとも味わい深いロボット形態です。」
「圧倒的に張り出した胸部もさることながら、圧巻は脚部ですね。
なんと言ってもスネ部分の前後幅が…。(^^;ゞ
足首らしき部分の申し訳程度の造型もいやはや(笑)。」
「この形態でも自走が可能なハズだと思うのですが、とりあえずココにあるモノはつんのめっちゃって走りませんね。」
「そうですね。
コレは不良品かも知れません。

ところで変形システムはどうやら
『ダグアーマー』あたりを参考に製作されているようですね。
変形を司る主要なパーツ構成は非常に似ています。
でもただそれだけではなく、脚部にギミックを仕込むというオリジナリティを加えるコトでプレイバリューを持たせている点はさすがです。」
「こちらは、とかく不気味だと評判の顔面のアップ写真でございます。」
「不気味ですね。」
「不気味ですわ。」
「不気味です。」
「不気味でしょ。」
「不気味っす。」
「こちらはYOUNGWOO INTERNATIONAL社(?)より販売された大箱のパッケージ写真です。
えー…。
すみません、ハングルは読めませんわ。」
「コレもアジアントイのパッケージング精神が遺憾なく発揮されていますね。
窓から中に見えている本体4つ以外は説明書も入っていないという、ひたすら箱を豪華に見せるスカスカさです(笑)。

あ、ちなみに右上に入っている銀色の電車は、箱の裏の写真だとオレンジ色に塗られていましてどうやらTGVのようなのですが、なぜか商品本体は銀色です。(^^;ゞ」
 
 ●攻速機動ゼロシーダV
 
「続きまして到着の車輌は攻速機動ゼロシーダVシリーズの『のぞみレスキューロボ』でございます。
製造元はチープトイの老舗、(株)ヒーローです。」

車輌時全長:115mm
「コレは300系のぞみ号、…が、モチーフですわね。
名前ものぞみですし。」
「コレはのぞみ号型のロボトイの中でも最高に派手なのぞみ号ですね。
もう、一瞬なんなんだかわからないほどに(笑)。
ちなみに派手な図版のシールは台紙に
『リアルシール』と書かれています。
う〜ん、超リアル!!(爆)」
「箱には『ゼロシーダのレスキューマシン!!』『ノンストップ!スーパー特急!!』と書かれておりますわ。」
「きっとなにか大変なピンチの時には超特急で駆け付けてくれるんでしょうね。」
「そして『のぞみレスキューロボ』へと変形です。」
「この時にはノーズ部は余ってます。(^^;ゞ

そして変形パターンは横向きに山折になっています。
車輌時の写真で側面中央あたりに見えるメッキ部分が頭のてっぺんだと言えばどうなっているのかはおわかりいただけますでしょうか。」
「コレはコレで面白いロボ形態ですわね。
正面から見た時に、何から変形しているのかの推測が成り立たない感じで。」
「そうですねー。
たいていの新幹線ロボは胸に新幹線のノーズ部が来たりして『オレは新幹線のロボだー!』という自己主張が激しいですものね(笑)。
それに胸にノーズが来なくても、ロボの体型が長方形っぽくて白っぽければ新幹線だろうと思いますけれど、コレは色もダイナミックですし(笑)。」
「こちらは仲間の『ジャンボレスキュー』と『ラリーレスキュー』でございます。
それぞれやけにキラキラしてゴージャスなジャンボジェット機とオフロードカーから変形いたしますわ。」
「お、同じ大きさ…。
ジャンボと4WDが同じ大きさ…。」
「そしてトリプル合体!
『ニュー・スーパー・ビッグ・レスキューロボ誕生!!』ですわ。」
「もはや芸術的とすら言えるチープさに乾杯!
ちなみに手に持っている盾はラリーカーの屋根と新幹線のノーズ部が合体したものです。

そうそう、
『のぞみレスキュー』の解説に背面の写真がありませんけど、この合体形態の胸から下の部分がほぼ『のぞみレスキュー』の背面です(笑)。」
「こちらは合体セットの大箱です。
また、撮影はしてありませんがバラ売りもありました。」
「私、バラのはのぞみしか持ってないんですよね〜。(^^;ゞ」
 
 ●レールガー
 

車輌時全長・先頭車輌:114mm、中間車輌:102mm、後部車輌:73mm
「お待たせいたしました。
ただいま到着の車輌
『マッハ1バレットエクスプレス トレインフォーマー(MACH1 BULLET EXPRESS TRAIN−FORMER)』でございます。

ええと、これは、何の新幹線をモチーフとしているのでしょうか?
なにやら見覚えはあるのですが…。」
「何言ってるんですか。
『あさま』じゃないですかぁ。(>▽<)ノ」
「え?」
「『北陸・東北新幹線E2系あさま』ですよ。」
「えぇ?
『あさま』ってこんな車輌でしたっけ?」
「写真見ながらよく聞いてください。
コレ、上から
銀・・赤って塗られてますよね。

で、正しい『あさま』は
白・・青です。」
「ああ!
見えました、『あさま』に!

わぁ、なんでこんなに色指定が間違っているんでしょう?」
「さあ?(笑)」
「ロボット形態に変形合体です。
この手のトイとしてはプロポーションはかなり良いですね。」
「合体中のショットです。
客車も巻き込んで変形して合体です。
第2回の
『ひかりロボ』の御紹介時に言ってたのはこのことだったんですのね。」
「ええ。

そしてまるで変形していない中間車輌は実は内部にモーターを積んだ動力車となっています。

写真を良く見てもらえると判るんですけど、動力車はロボの時にも脚部の後方に付いていまして(笑)、モーター動力により前進することが可能です。

また列車形態の時には付属のレール上を走行します。」
「海外版のパッケ写真です。
御覧のようにレールや情景部品とのセットで販売されました。」
「あ、左に書かれている『あさま』は色が正しいですよ!
あら、でもロボの絵のノーズ部の色は間違ってます…?」
「ソレは20世紀最後の謎です(笑)。

また、この商品は日本国内ではウィング社より
『音速レールガー』の名でもっと小振りの箱入りで販売されました。
その時にももちろんレールは同梱されていました。
『レールガー』という名前なほどですからね。

また国内販売の際には『あさま』として正しいカラーリングのモノも販売されました。」
「こちらはパッケ裏の集合写真です。
しかしこの写真、雰囲気イイですねぇ。
火星にでもいるかのようです(笑)。

この右上に写っているのは、のぞみ号をモチーフとし国内では
『特急レールガー』という名で販売されたモノです。
ちなみに左側のは蒸気機関車に変形する『SLレールガー』です。

また『特急レールガー』は、駅舎・レール・踏切などの情景部品が合体しロボになる斬新な巨大ロボ『スーパーステーションロボ』と同梱にされたデラックス大箱セットもありました。
アレはいっぺん東京タワーの1階のお土産屋さんで売ってるのを見たことがあるんですけど、諸般の事情が買えなかったのが残念です☆G(>▽<、)」
「はぁ。
それにしましても、結構レアなチートイをアレコレ見掛けてはいるのに、アレコレ買い逃しているんですねぇ…。」
「ぐはぁっ!
ソレは言わねぇでおくんなまし!!☆G(>▽<、)」
「という訳で今回はチープトイ特集の第3回でした。」
「えー、ただいま到着の車輌は以上となっております。
次の便の到着までは今しばらくお待ちください。」
「お待ちくださーい。
んでわまた。
バイバーイ☆(^-^)/~~~」


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