「ここはオマケのコーナーだそうですよ」
「だからってワシの背中を写すなよ」 
   「ところでシッポとヒレはどこにあるんですか?」
「・・・ヒドイぜ弟よ」 
ちょっと比べてみたりのコーナー
2代目生キングギドラ角の処理の変遷。
左から古い順で、『リアルゴジラ パート2』、『リアルゴジラ パート3』、そして『HGシリーズ ゴジラ』のもの。
最初のモノでは『左右分割』で首と頭が一体成型される一発抜きに支障のないよう、角は首に平らに密着していて劇中のイメージとはかなり異なる。
次のモノでは真ん中の角を開きイメージに近づけてはいるがなんにしても一発抜きのため、本来空間のはずの部分にも成型材が充填されててなんか妙。
そして遂に頭と首パーツが分割され、顔正面と後頭部からの金型分割により四方に広がる角が再現される。しかしこれはこれでこんなに角が開いてたかっていう(笑)。(゚.゚)
 
沢口靖・・・!!い、いや、失礼っ、びっ、ビオランテっ!
左がHGのもの、右がリアルゴジラのもの。
リアルゴジラの造形は全体的に大味で再現性は低いが、怪獣らしい迫力とボリュームでは負けないぞ。ランナー付きの状態だとカプセルぎりぎりの体積だ。

しかしなんでビオの立体物って触手4本だけなんかな。
 
メカゴジラーズの主な皆さん。左から古い順。
『リアルゴジラ4』メカゴジラMK-1、
『スーパーリアルゴジラ』メカゴジラ、
『リアルゴジラ4』の関節で分割される前の段階の原型を使用したメカゴジラ(食玩『DXリアルゴジラ』〔1993年、袋入りラムネ菓子・ジオラマベース・ビルなどの模型・怪獣3体入り、500円〕より。パート4のゴジラ、ラドンの分割前原型のものもラインナップされていた)
『HGゴジラ』スーパーメカゴジラ、
『HGゴジラ4』メカゴジラ。
HGは当初最大サイズなのに、回を重ね精密になるにつれてアイテムが小さくなってってる(・・;)
『HGゴジラ4』メカゴジラは印象としては『スーパーリアルゴジラ』に近い感じ(゚.゚)
 
『リアルゴジラ』の名を継ぐもののコーナー
食玩である『リアルゴジラ』は、ガシャポンの『リアルゴジラ』と同原型のアイテムがプラ製ジオラマベースとのセットでアソートされるというベスト版的(?)な内容で販売された。
(1992年、袋入りラムネ菓子・ジオラマベース入り、200円、全8種)

内容は『ゴジラ(vsキングギドラ版)』・『メカキングギドラ』・『モスラ成虫&幼虫』 (以上ガシャの『リアルゴジラパート1』と同原型)、『ゴジラ(vsモスラ版)』 ・『キングギドラ』・『ガイガン』・『バトラ幼虫』・『バトラ成虫』(以上ガシャのリアルゴジラパート2』同原型)。



ちなみに『リアルゴジラパート1』の解説で出した食玩『DXリアルゴジラ』はこれのデラックス大箱セット(?)。ガシャポンの『リアルゴジラパート1〜4』の中より、平成大決戦を特大ジオラマ上で再現するアイテム達がピックアップされた。
(1993年、袋入りラムネ菓子・特大ジオラマベース・ビルなどの模型・怪獣3体入り、500円)
箱には『限定版 LIMITED EDITION』と印刷されており、 ラインナップは、
『1、ゴジラ・モスラ(成虫)・バトラ(成虫)・ビル・観覧車・スタンド(2コ〔モスラ・バトラを高い位置に置ける〕)・ジオラマベース〔横浜MM21地区〕』、

『2、ゴジラ・メカキングギドラ・モスラ(幼虫)・ビル(2コ)・ジオラマベース〔新宿副都心〕』、
『3、ゴジラ・メカゴジラ・ラドン・スタジアム・ビル・ジオラマベース〔千葉マリンスタジアム〕』の全3種となっていた。
特筆すべきは、3番セットのゴジラ、メカゴジラ、ラドンには、ガシャの『リアルゴジラパート4』でアソートされていたアイテムの、可動分割にされる前の原型のものが金型として使用されていたのだ。
 
左は『リアルゴジラ』の名を持つ食玩(1993年、ラムネ菓子入り200円)。
しかし中身はコテコテのソフビ人形だー(⌒▽⌒)/。
しかも内容的には、右下に載せた1992年に登場した200円ガシャ、『ゴジラソフビキット』(カタログの写真は塗装してあるが実物はチープな感じ)の続編にあたると思われる。
なぜなら『リアルゴジラ』のメカキングギドラは、『ゴジラソフビキット』のキングギドラの改修原型を使用しているのだ。
また『ゴジラソフビキット』では幼虫であるモスラ・バトラの2体が、『リアルゴジラ』では見事に成虫にて、しかも2体ともアソートされていることからもアヤシさ満点である(笑)。
 
『スーパーリアルゴジラ』もただのアダバナではなかった。
2体1セット(モゲラセットのみ3体)のリアル彩色モデル全4種の食玩の名として1994年にも登場していたのだ。

もっともコレもこの回のみ(~_~)。

ガシャの『スーパーリアルゴジラ』とほぼ同じサイズのフル彩色フィギア2体とラムネ菓子1袋が入り200円、しかも入っている種類を確認して買えてしまうのだ。やはり割が合わなかったのだろうか。合うわけないか。
ちなみにリアルさでの判断ではちょっとナニかも。右側の写真のゴジラ達のプロポーションで御判断頂けるでしょーか。
どーでもいーけどメカギドとモゲラ以外みぃーんなゴジラの一種だ(;>ω<)/
 
続く翌1995年、『ハイパーリアルゴジラ』という食玩が登場(袋入りラムネ菓子・ジオラマベース・ビルなどの模型・彩色済み怪獣1体入り、200円)。
気のせいか『ハイパー』って『スーパー』より格下の修飾語な気がするゾ(@x@)。


ラインナップは、『ゴジラ+スーパーX2』、『デストロイア+戦闘機』、『メカゴジラ+ガルーダ(合体可能)』、『スペースゴジラ+スターファルコン&ランドモゲラー』、『モゲラ+メーサー攻撃機&ツインメーサータンク』、『メカキングギドラ+キッズ&メーサータンク』の全6種。
このうち『メカキングギドラ+キッズ&メーサータンク』のメカキングギドラのみ『リアルゴジラ パート3』の項で紹介した通り同原型の流用による彩色版となっている。
しかし他のアイテムには新規原型が起こされている。


この回の『ゴジラVSデストロイア』をもって『平成ゴジラシリーズ』は終了。
『リアルゴジラ』もその命運を共にする。
 
そして時は経ち2000年末。
新生ゴジラ初の対決映画『ゴジラVSメガギラス』に合わせて『超リアルゴジラ』が登場!
(袋入りラムネ菓子・ジオラマベース・部分彩色済み怪獣1体入り、200円)


しかし内容的にはこのコーナーで追ってきた『リアルゴジラ』とはなんの関係もなくなってしまった。
クォリティも中途半端。
だが今回の『リアルゴジラ』の新生で、今後『ゴジラ』が続く限り、『リアルゴジラ』も食玩のメインアイテムとして受け継がれて行くものと思う。
チープトイの新時代を切り開き、時代と共に歩んできた『リアルゴジラ』はついにオーソドックススタイルとなったのだ。

『リアルゴジラ』の魂よ、フォーエバー!
キャラフルワールド〜ゴジラ大進撃〜
ところでガシャの『リアルゴジラ』の原型を使ったフル彩色の製品も存在している。それがコレ。
HGシリーズ誕生の1年前、1993年発売の
『キャラフルワールド ゴジラ大進撃』ナリよ。
ラインナップは最初の『リアルゴジラ』からメカキングギドラ、メカゴジラ<初代>、モスラ幼虫、モスラ成虫<1964版>。(要はゴジラ以外全部と言うのが早いかも。)
あと『リアルゴジラ パート2』の全種、の計全9種。
特製化粧箱入りで2800円だった。
ちなみに各パーツは全て接着されている。
 
前ページと同じように並べてみた。
ガイガンのカラーリングはメタリックブルーとなっていて設定とは異なるがとてもキレイ。
 
モスラとバトラ。成虫・幼虫セット。
『極彩色の大決戦』の名に恥じない見事な工程によるカラーリング。
バトラ幼虫の背中が微妙にスンゴいんですが写真だと全然わかりませんですわネ。
しかもモスラは旧劇場版タイプだし(笑)。
 
メカメカ(≧▽≦)ノ★彡
 
それにしてもこのギドラって面白いお顔をしておりますわねぇ(笑)。
すんごいのっぺり〜。
ボディが緻密な出来だけになんとも(笑)。
首と頭は分割されておらず一体モノだが1本ずつ別々に成型されている。
しかしなんと金型が『前後』に分割されているというフロンティアスピリット溢るる他に類のない成型に挑んでいて(≧▽≦)ノ!
んで顔面のモールドがこのようになってしまったようでございます。
角の『抜け具合』とか見所は充分にあるんですけど、やっぱお顔がぁ〜(笑)。
ちなみにこの彩色版に限らず、オリジナルの『1』のも、クリア成型にされた『2』のでも同様にのっぺりしておりますわ〜。
 
ガシャポンHG前夜・暫定版
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