対地近接支援攻撃機フェアチャイルドA-10
サンダーボルトロボver.1,11

「♪一万年と二千年前から小学四年生ー!
このはっす!
え〜と、すいません。今回リララ教授が遅刻しているようなのでしばしお待ちください。

…と言っても間が持たないのでさっきの歌のつづきでも歌いましょうか。

♪八千年過ぎたーころかーら 小学よーねんーせぇいー」
「やほーこのはちゃんおまたー☆

お、すっごーい!
今回の特集はウォートホグ“warthog”がいっぱいね!!(^▽^)」
「♪一億とぉ二千〜あどぐわばはあっ!!!」 (喀血)
「きゃーっ!
ど、どうしたのよ私が来るなりいきなり血ぃ吐いて!?」
「ぐ…きょ、きょうじゅ…、鋼の翼に夢をのせる永遠の少年たちのために、
ここはサンダーボルトと呼んであげてください…。」
「サンダーボルトぉ?
んー、でも、A-10をそう呼ぶのって日本の一般人ぐらいじゃん?

だいたいA-10の愛称はサンダーボルトUで、
ただのサンダーボルトって言ったらレシプロ機のP-47のことだしさ。」
「いいんですよ!私、日本の一般人ですし!
それにそんな『ウォークマンはソニーの商標でそれ以外のは携帯型ステレオプレーヤー』っていうようなトリビアは
スムーズな意思疎通の妨げにしかなりますん!」
「『なりますん』ってどっちよ!?」
「そんなわけで今回のネタはフェアチャイルドA-10サンダーボルトU!

機体の外見は、胴体後部上方に装備された2基のターボファンエンジンと、
計11箇所のパイロンにやたら大量にぶらさげた爆発物が特徴となっていて
戦闘機に詳しくない人でも『なんか見た覚えがある』っていう機体だと思います。」
「あーそれは言えてるわねぇ。
私も月光と隼の区別つかないけど震電はわかるもの。」
「…は?」
「え?
いや、だから、F-16とかSu-33みたいな流線型のジェット機群のシルエットの区別がつかないって人でも
A-10の特異なシルエットは強烈で個性的だから他のと間違えようがないって話でしょ?」
「ええ、まあ。

…あー、いや、その…
教授ってプロペラエンジンが2基付いてる月光と1基しかついてない隼の区別がつかないんですか…??」
「あぁん?(ギラリッ)」
「いえいえなんでもありません!!
そうっすよね!両方とも名前が漢字二文字…あーいや片方は一文字っすけど
両方ともそんな日本的名前なうえ
月光は海軍の夜間戦闘機、隼は陸軍の戦闘機ですからね!
区別つかないのも当然ですよ!いやーっはっはっはっ!!」
「このはちゃん、ちょっとそこの壁に両手ついて足を肩幅に開いて歯ぁくいしばって目ぇつむってみて。」
 ダダダダダダダ…      (  ( ( ゛゛゛ヽ(   ;>)ノ
「さて、静かになったところでリララ教授のワンポイントスタディ。d(^▽^*)
A-10の公式のニックネームはサンダーボルトUだけど
本国では実際に乗るパイロットからブロック玩具で遊ぶ子供たちにまでwarthogと呼ばれて親しまれているのよ。」
壁|▽=;) <「ちなみにWarthogってのはイボイノシシのことです…。」
マシーンロボロボロボロボ
「ではまずこちら!
バンダイ1984のマシンロボ、MR-47『フェアチャイルドロボ』です。
海外展開のゴーボッツシリーズでは『バッドボーイ』の名で販売されました。」
「おー、ほんとに初期のマシンロボってビークル形態がリアルね。」
「ええ。
でもそのぶんロボ形態に無理がいってるのは御愛嬌っす!」
「そうねぇ。
飛行機の時のツインターボファンエンジンのバランスもいいし翼面下の兵器架を使用した状態もさまになってるわ。
そして機首には印象的なシャークティースのペイントがシールで再現されているし。
これがもし変形しないとしてもウオートホグのおもちゃとしては男の子ウケは万全だわ!

で、変形するとファンエンジンの変形したずんぐり腕と、翼まわりを凝縮したすごいスネを持つロボになるわけね…。」
「ちなみに一応ファンエンジンの内がわの側面に拳のディテールがあるんですよ。」
「こちらは変形中のショット。
ファンエンジンが肩の位置に移動するために、背骨(?)が腰を基点に180度転回するという面白い変形になってます。」
「変形のダイナミズムね!
こんなミニサイズなのに機首とかダイキャスト使っててヒンヤリしてるし
メッキパーツも使われてて豪勢ねぇ。」
「機首が頑丈でエンジンがやらかいプラ筒の2段重ねなあたりはリアリズムなのかもしれませんね。(´▽`*)」
「それはないでしょー(笑)。

リララ教授のワンポイントスタディその2。d(^▽^*)
実機のA-10のコクピットまわりは23mm機関砲の直撃に耐えうるチタン装甲が施されているのよ。
これはA-10が味方陸軍の進軍を支援するため低速低空で長時間滞空し敵軍への対地・対戦車攻撃を行うという目的から
地上からの対空砲火を浴びてもパイロットと機体の生存性を高めるという思想で設計されているからなのよ。」
ミニボット
「こちらはタカラ1985のトランスフォーマーからサイバトロンミニボット戦士『パワーグライド』。」
「きゃはは!いきなりすごい簡単なロボが出てきたわね!」
「ええ、でも簡単な見た目ですけど
翼面下の爆弾になってる腕パーツが2回の移動で肩の位置におさまる変形はなかなかあなどれません!

ちなみに彼、2003年の『トランスフォーマーマイクロン伝説』の第1話に登場してたりします。
↓の左の背中むけてる彼。
色がちょっと違いますけど機首と翼の構造からして間違いないでしょう。」
「とすると…(トイのパワーグライドをまじまじと見つつ)

アニメ画像で白くて胴体みたいに見えてるとこは実はフトモモね!?
背ぇひくっ!!」
別バージョン
☆お詫びと訂正☆
更新前の当項目の内容でGo-Botsの商標権について誤った記述がありました。
記事内容の変更、説明の詳細化とともにお詫び申し上げます。m(_ _)m
御指摘ありがとうございました。 蜆屋このは拝
「こちらは2004年にe-hobby限定で作られたミニボット軍団の仕様変更品、
『TF.CE.次元探査実験部隊 G1ゴーボッツ』の1体であるデストロン兵士です。
発表当時には『バッドボーイ』という名前が付けられていました。」
「ん?その名前さっきも言ってなかった?」
「ええ、特筆すべきはこの名前なんですね。

今、ゴーボッツって言ったら、日本国内では2003年にタカラが販売した
“ゴー!ゴー!ゴーボッツ!”の掛け声で有名な知育系変形玩具
『キッズトランスフォーマー レスキューヒーロー ゴーボッツ』で記憶してる人も多いと思いますけど、
元々はアメリカで昔のマシンロボを売ってた頃のシリーズ名だったんですよ。

そして当時ゴーボッツを販売しその商標を持っていたのがトンカ社というメーカーなのですが
今では大手玩具メーカーのハズブロー傘下に入っているんです。
で、ハズブローと言えば言わずと知れたタカラと提携しトランスフォーマーを生み出した会社ですね。」
「へぇー、それでゴーボッツってシリーズ名を使えるようになったってわけかぁ。」
「ええ。
レスキューヒーロー ゴーボッツのオリジナル版の登場はアメリカのマニアの間ではセンセーショナルだったようです。
アメリカでの1-2-3 TRANSFORMERSとしての展開時にはハズブロが発売元ながら
トンカブランドとしてTonkaのロゴマークを大きく配したこと、
そして後のラインナップでは“TRANSFORMERS Go-Bots”として
大々的にゴーボッツの名をシリーズ名として打ち出したことで話題をさらっていましたね。」
「んで今回その名前がさらにG1TF復刻版に組み込まれて同じ機種のロボに同じ名を冠することになったってこと?
なかなかオツなことするわねぇ。」
「いえ、このG1TFの彼らは結局、個人個人としては名無しなんです。
メールで情報をいただいて知ったのですが発表当時の昔のゴーボッツにならった各キャラの名は
発表後数週間で削除されてしまったそうで、
現在公式には個人名の記載はなく、発売された商品のどこにもそれぞれの名前の情報はない状態になっています。」
「あらら、権利がらみでなにか揉めたのかしら?」
「私はすっかり勘違いしていたんですけれどGo-Botsまわりの権利を持っているのはアメリカのハズブロであって
日本のタカラの権利関係とは直接の関係はないのですね。
なのでこれについては国を越えてしまっているので商標の問題ではないと思われます。
ただ商標などの法的に裏打ちされている部分以外にも権利関係が存在していると思われるのですけれど…
このへんのことにはしっかりとした情報がないので憶測するしかありませんね。」
「んー、じゃあ公式設定では名無しになってるけど、
たぶん、実は『バッドボーイ』って名前のキャラ、ってことでいいのかしら?」
「さあ?どうなんでしょう(^^;ゞ
でもネットで調べるとチーム全員の発表当時の名前があちこちに載っていて流布しているので
むしろその個人名で呼んだほうがわかりやすいでしょうね。」
「それではここでリララ教授のワンポイントクイズ〜♪d(^▽^*)

大型輸送機やジャンボジェットを想像すればわかると思うけど、
普通、ファンエンジンを積んでる飛行機ってのは翼の下にぶら下げるようにエンジンをつけてるわよね?
ところがこのA-10のエンジンは翼の上。
これは低速低空で敵前線に切り込む機体だからってことにその理由があるわ。

さあ、ここで問題。
どうしてA-10のエンジンは機体の上のほうについているのかしら?

先に言っておくけど、翼の下にあると地面の起伏にこするとか、
木とか動物をファンで巻き込みそうとか、そんな理由じゃあないわよ。
じゃあ答は次の次の節目で!」
マイクロトランスフォーマー
「HASBRO1989マイクロマスター諜報部隊“AIR STRIKE PATROL”の“TAILWIND”『テイルウインド』。
前にトップでサンダーボルトロボやった時、これが拾えてなかったんですよ。すみませんーm(_ _)m
しばらくしてTFジェネレーション見てて気付いたんで探し回って、今回ようやく入手できました!☆G(>▽<、)」
「ぺきぺきぺき…。
…おお!
このはちゃん!これ、私でも説明書なしで変形できたわよ!!」
「ははは、良かったですね教授。(=▽=)」
「ぺきぺきぺきぱき。
おお!説明書なしで元に戻せたわよ!!
ぺきぺきぺきぱき。
おお!説明書なしで変形できたわよ!!」
「まあソレって折る折る折る伸ばすで完成ですからねぇ。」
「こらー!人がせっかくいい気分になってるとこを台無しにするなー!!
折る折る折る伸ばすってすごい簡単そうに思われるじゃないのよ!
もっと複雑怪奇な変形をしてるかのように思われるような解説をしなさい!!」
「ぅえ!?
ぇ、え〜と…
ビークル形態からロボットへの変形。ロボ頭部後方に位置する飛行機の機首を背面上部にあるヒンジを介し後方へ180度倒しこみ、続いて主翼パーツを上方へと90度起こす。この時ロボ腕部は主翼と一体成型となっているので同時に腕部が展開される形となり上半身が完成。そしてツインファンエンジンと尾翼によって構成されている青いパーツをまず上方へ90度跳ね上げ、続いて先の工程でエンジンパーツと直線になったグレーのパーツごとそれを水平まで倒しこむ。そして全体を垂直に立てるとロボット形態の完成である。
…てとこでどうっすか!?」
「おつかれー。
じゃあ次はこのハバネロカレーを3分以内に完食のこと。」
「ひい!なんの罰ゲームなんですかこれ!?Σ( ̄□ ̄;)」
スーパーリンク
「タカラ2004、トランスフォーマースーパーリンクSC-26航空合体戦士スペリオンのメンバーから、
赤いのが『スリング』、青いのが『スカイダイブ』です。

この2人はまったく同じ金型で色だけ違うのが同時に別キャラとして封入されてるという珍しいものでした。
ちなみにスーパーリンクの5体合体戦士はみな手足になる4体のうち2体ずつが同じ型の色違いってことで統一されてます。」
「丸頭にバイザーってマイクロン伝説のホットショットみたいね。
腕はファンエンジンかぁ。
トルネードパンチとかが必殺技…だったりしたら殴ったあとファンが歪んで飛べなくなっちゃうか。(^^;ゞ」
「ちなみに彼らの腕、気付かれにくいんですけどファンの後にちゃんと拳があるんですよ。」
「え…?
あ、ほんとだ!
物つかみにくそう〜。
…って言うかそんなエンジンでどうやって空飛ぶのこいつら!?」
「飛行機になる人達はロボ形態になっても空を飛んでいられる。
それがTFクォリティ。
セ・シ・ボォン.*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・*☆」
「うっ、それはつまり推力についてはつっこむなってことなのか…!」
「ちなみに彼らは合体戦士なんで手足にも変形します。
青いのが腕形態、赤いのが脚形態です。」
「スパリン合体戦士の腕って、やっぱどうしても腕に見えないわね…。」
「先端に付いてるクリアブルーのエネルゴンパーツを手だと思ってもらえれば少しは…。

そして下の写真はA-10からロボに変形する途中です。」
「機首が上下にまっぷたつになって両脚になるってのが斬新です!」
「ふ、ふふふ…。
これならぎりぎり私でも変形させられそうね…(ポロッ)ああっ!?」
「あ、バイザーのパーツが外れやすいので気を付けて…ぅわお!落ち着いてください教授!
そんなボンドなんて用意してもそのグレーの素材はボンドつかな…ハンダゴテ用意しないで!焼きゴテとか用意しないで!!
わ、私が金属線通して外れなくしますからーっ!!(=ロ=;)」
「ぜぇーぜぇー…
ん、じゃあワンポイントクイズの答〜♪d(^▽^;*)

どうしてA-10のエンジンは機体の上のほうについているのかって問題だったわけだけど、その答は…
敵の地上戦力による対空砲火からエンジンを守るためなのよ!

もしエンジンが翼の下に付いていたら、地上からの対空砲火が当たったらそれでおしまい。
いくら機体が頑丈でもエンジンが壊されたら飛行機なんてただの鉄の塊だからね。

A-10の無骨な直線翼は高揚力性をもっとも発揮できるってことはもちろん、
そのぶ厚い金属の翼を攻撃を受ける盾とすることでその上に搭載したエンジンを守るという大胆な発想で設計されているのよ。」
エアボンバー
「お次はちょっと変り種。
以前BBSで情報をいただいていたサンダーボルトとナイトホークが上下合体して誕生する合体戦士です!

チープトイの老舗、辰巳屋の『変形☆合体エアボンバー』。
ヨーカドーで1000円くらいでゲットできました!

分離状態のサンダーボルトUは『サンダーボット』、ナイトホークはなぜか『イーグルボット』って名前です。
本当は4機セットであとF-16とハインドが入っていたんですけど今回は割愛っす。(^^;ゞ」
「そして合体!
胸腰腿のやっつけっぷりが微笑ましいっす(笑)。
んで、頭は角のないVガンダム、肩と足はパトレイバーですね、本当に。(^^;ゞ
ちなみに前に傾いてるのはナイトホークの尾翼が足の裏のよりも下に出ているのにたたんだりとかできないからですー。」
「後側から見るとすごいわねこりゃ。
飛行機のガワをめいっぱい背負っちゃって…

飛行機模型とバン●イのプ●モデルを前にして『これをロボに合体させろだと!?』と
発注元の無理な要求に頭を抱えるあっちの設計者の苦闘する様が目に浮かぶわ。」
「おもちゃは人の心に無限に羽ばたくイマジネーションの翼を与えてくれますねぇ。

…って、イマジネーションがかなり歪んでますよ教授!末期的に!!Σ( ̄▽ ̄;)」
「何言ってるのよ。
私は徹底した現実主義者(リアリスト)よ。」
「それはいやなリアルさかげんですね…。

それにしても私って本当にオモチャ運が悪いのか…、
買って帰ってワクワクして開けて変形させようとしたら動かないんでおかしいなぁとバラしてみたら
中身のダボが砕けて壊れてました。
なんか私、おもちゃを開けたその場で泣きながら修理するってことが多いんですけどー…。・゚・(⊃Д`)・゚・。」
「んー、逆に考えてみたらどうかなー?」
「逆?
ああ、まあそうですね。
私なら大抵の物は直せますから。

これが滅多におもちゃ買ってもらえない子がようやく買ってもらえた物だったりしたら可哀想ですものね。
そうか、私が壊れてるのを引いていれば可哀想な子が増えずにすむんですね!
わかりました!
これからは私がおもちゃ界の不幸を背負って世界の均衡をたもちますよ!」
「いやいやそういう逆じゃなくて。
たとえばこのはちゃんが買って壊れてたのは出回ってる製品のほとんどが壊れてるって考えたらどうよ。
つまり運が悪い人のが壊れてるんじゃなくて、ごく一握りの運のいい人だけが壊れてない物をゲットできてるの!

そう、あなた達は運が悪いんじゃない!運が良くないだけ!!
このカラクリに気付いた可哀想な子達は大地を掴み立ち上がる!
打倒!運のいい人!!
そして勃発するトイ次元最終バトル!
しかし凄絶な戦いのすえ気付くの!
壊れてるんなら直せばいいんじゃん、と!!

こうして壊れたおもちゃばかりだった可哀想な子達は
悔しさをバネに修理・加工技術を体得し立派なオモチャマエストロへと成長していくってわけよ☆゚・*:。.:(*´▽`)n゚・*:..:☆」
「なんですかその玩具人生波乱万丈!?Σ( ̄□ ̄;)」
「それではリララ教授のワンポイントスタディその3。

A-10のおもちゃにはたいてい機首の下になにか棒のような物が飛び出ているわね。
あれは実際には劣化ウラン弾を発射するGAU-8/Aアヴェンジャー30mm機関砲よ。

ぱっと見1本の筒に見えるけど、実は7つの30mm砲身を束ねて油圧モーター2つの計77馬力で駆動させ
秒間最大67発の発射能力をもつ世界最強の航空機搭載型対戦車ガトリングガンなの。
劣化ウラン弾頭は鉄の2.5倍の比重をもっていて非常に重く破壊力があり装甲貫通力は50mmと言われてるわ。
そのうえ発射後の圧力反応で千度以上の高熱を発っし焼夷効果もあるの。
このアベンジャーの斉射で撃ち抜けない装甲をもつ戦車なんてこの地球には存在しないのよ。

さらにAGM-65マーベリック対戦車ミサイルを筆頭とした重火力を搭載するA-10は
戦車を狩る“タンクバスター”として恐れられたわ。」
テクノシリーズ
「ハセガワ(長谷川製作所)1984のプラモデル、テクノシリーズより『STX-605スーパーサンダーボルト』です。
以前トップで御紹介したスーパートムキャットの末っ子にあたります。

キットは『スーパーサンダーボルト』という名のディフォルメ型プルバックゼンマイ搭載の飛行機と
『フロッグタイプキャリア』の2つが組み立てられます。
でも今のとこ組み立てる時間がないのでひとまず箱の写真を抜粋っす!」
「左下のがフロッグタイプキャリアにスーパーサンダーボルトが乗っかったオペレーション1。
これで陸上移動するようですね。

そして右上が組み替え合体したオペレーション2。
フロッグ型との合体だけにおそらく2基のターボファンエンジンを目玉に見立てた
『かえる形態』です。」
「ぶふーっ!
と、特徴的なエンジンを目に…、こりゃまた稀に見る先鋭な着眼点ね…。

んー?それで右下のは?」
「エンジンが目の位置になくてしっぽが伸びてますから、おそらく『手足の生えてきたおたまじゃくし形態』と思われます。」
「うわあ…、スーパーサンダーボルトって名前でかえる攻めとはスゴいデザインセンスだわね。」
「思うにあれじゃないっすかね。
こう、夜に近所の沼のあたり歩いているとかえるの大群が鳴いてるじゃないですか。
あの破裂音に近い鳴き声による無限輪唱はまるで雷鳴のようですから、そのへんにひっかけているのではないかと。」
「いや、そんな大量のかえるの鳴き声なんて聞いたことないし…。
…てか、沼ない!
夜に沼なんか行かない!!
なんでそんなこと知ってるのよ!?」
「え?
普通やりませんか?
人目を忍んで水蜘蛛とか水遁の術の秘密特訓。」
「 や ん な い ! 」
「うそーん!?(゚□゚;)」
「あほなこのはちゃんはほっといてリララ教授のワンポイントスタディ最終回。d(^▽^*)

これまで語ったとおり対地制圧能力に秀でたA-10だけど、実はレーダーとかの電子装備をまったく積んでなくてステルス性能もなし。
低速でしか飛べないし対地支援機だからもし敵の戦闘機が飛んで来たらそれこそ的にしかならないわ。
つまり晴れてて視界が良くて制空権を握ってないとまともな働きは期待できないっていう、運用のむずかしい単能機なの。

そんなわけで厚い装甲と重火力を誇るタンクバスターは1984年に生産が終了され
空軍はA-10の担っていた近接支援にF-16を充てているわ。
これには設計当時の仮想敵だったワルシャワ条約機構やソ連の脅威的な機甲軍団が
すでに存在していないという理由もあるわね。

ま、つまり現存している機体が全て退役した時、
A-10は“最後のタンクバスター”として歴史記述上だけの機体となる運命なのよ。」
「するとつまり動物だったらレッドデータですね!
野外で見かけたら刺激や威嚇をせずにあたたかく見守ってください!☆G(>▽<;)」
「見かけない見かけない。」
「そんなこんなで今回のネタはここまで〜。

とか言いつつ君達に最新情報を公開しよう!(小林ナレーション風に)
この夏、タカラから発売予定のトランスフォーマー、『ソニックボンバー』がどうやらサンダーボルトUモチーフのロボのようですよ!!

マイクロマスターのが1989に発売されて以来長いことなかったようなのに、
2004年のパワーグライド復刻とeホビ限定の仕様違い、そしてチープトイで発売され
TFスーパーリンクにて合体戦士の一員として登場など、ここにきてサンダーボルトロボが熱いですよ!!」
「いや、それならそれが発売されてから特集組みなさいよ。」
「HAHAHA!
いや〜それがどうもA-10モチーフなものの、“A-10みたいなシルエットのスーパー爆撃機”みたいなんですよ。
キャノピーのデザインなんか完全に大型機のデザインになってますし…。(^^;ゞ」
「ほう…、じゃあこのコーナーには入らないって前提でのコーナー設置なの?」
「いや、まぁつまりあれですよ、入れるにしてもすでに出来てるコーナーに記事をひとつ足すのは比較的容易なんです。
つまりこれは未来を展望した戦略的更新を前提とし公開するところの金枝篇なのですよ!
いわば、はぐれノストラダムス純情派ですよ!!」
「あー…それってつまり
ウィルス駆除ソフト入れさせるために半端なOSを実装するソフトメーカー的マーチャンタイズみたいな感じ?」
「ぅえあ!?そこまでひどくないっすよ!?
てかもう意味わかんねっす!Σ( ̄□ ̄;)」
「それじゃあマトメね。
ウォートホグは2基のファンエンジンが特徴なだけあって
ロボになった時にどこのパーツになるかってのが考えられてて面白かったわ。
TFのちっちゃい2体はただ下半身にくっついたままでどうにもなってないけど(笑)。

ではではまた次の特集でお会いしましょう。
バイバーイ(^o^)/~」
「しかし教授って西洋の軍事ネタには強いんすよねぇ…。
あ、教授の言ってたとおり、A-10は日本の普通の方ならサンダーボルトって呼ぶのがわかりやすいと思います。
でも友達と一歩差をつけたい時にはサンダーボルトUって言ってみましょう!

それではまた。
バイバーイ☆゛(^-^)/~~~」
記事追加
「ここからは追加アイテム☆G(>▽<)」
ギャラクシーフォース
「こちらは2005年カバヤから発売された食玩『チェンジギャラクシー』のB番、『ソニックボンバー』。」
「あら?タカラのデラックストイじゃないのね?」
「はい、今回は食玩です。
一部差し替えながらちゃんと変形をこなしますよ!

しかし教授のおっしゃるとおりこのキャラはタカラからデラックスなトイも発売されました。
『GC−22 ソニックボンバー』でネット検索をかければ結構たくさんレビューが出てきますので御参照くださいませ。」
「おお、検索かけるとほんとにいっぱいヒットするわね。
へぇ、オモチャを扱ってるサイトやブログも増えたものねぇ。」
「ですねぇ。
で、まぁ、当アカデミーでは逆に扱ってるとこが少なそうな食玩のほうでエントリーですよ!」
「なるほどねぇ。」
「あとこれ、サンダーボルトUをイメージベースにしてるものの、やはりSFスーパー爆撃機ですね。
アベンジャーが一門設置されてるはずのところに機関砲が二門付いていますし、
キャノピーとか尾翼とか違いますし機体が大きく流線型を描いてますしカナード翼とか生えてますし。
これが実在すると仮定すれば飛行機械としては別物と言うしかないので、サンダーボルトUロボと呼ぶのは微妙です。」
「じゃあ『サンダーボルトUみたいなロボ』ってこと?」
「ああ、そんな感じっす!
『サンダーボルトU風味ロボ』とかそんな感じ。」
「でもそうは言うけどさ、他のロボも実機に似てないのばっかじゃん?」
「いえいえ、他のは造型の結果、出来上がったトイは実機に似てないかもしれませんけれど、
サンダーボルトUになるロボを作ろうとして造型してるんです。
ところがこのソニックボンバーではサンダーボルトUに似ているSFマシンをデザインしてそれを立体化しているんです。

それはもうジャガーマーク2(1959-1966の英国車)光岡ビュート(1993- 日産マーチをベースにした日本車)くらいに違う
まったく別のメカですよ!濡(゚□゚;)クワッ」
「な、なるほどね。
そう言われるとたしかに別物だわ…。」
ミニコン
   
「HASBRO2007年、
“Transformers Classic Mini-Con 3-Pack - Clear Skies Team ”3体セットの中の“STEEL WIND”『スチールウインド』です。」
「これまたちっちゃいわねぇ。」
「彼らミニコンは日本ではマイクロンと呼ばれたカテゴリーの者で、いわば新世紀マイクロマスターですね。
当ページで4体目に御紹介してる『テイルウインド』の子孫にあたります。」
「えー、マイクロマスターの後継者はこんなに変形が難しくなっちゃったの?
せっかく私でも変形させられる難易度でちょうど良かったのにー。」
「ああ、そう言えばそうですね。
でもたしかにミニコンの最終シリーズは比較的変形難易度が高いアイテムばかりになってますけど
日本でマイクロンとしても発売された初期ミニコンは難易度低いですから、
登場時期がもっと早ければもっと簡単な変形になってたのでしょうね。

ちなみに彼につきましては以前トップでも取り上げてまして過去トップ51の中段あたりにログがあります。
変形シークエンスも載せてますので興味がおありでしたらばそちらもどうぞ〜。」
「そんなわけでサンダーボルトUロボの追加分でした。
それにしてもやはり1989年から2004年までの空白期が不思議なくらいコンスタントに出てきてますね。」
「でもA-10ロボって大半がタカラが設計したトランスフォーマーなのね。」
「ええ、まあ、今売られている実在の飛行機や車が変形するロボのマスプロトイってほとんどがタカラトミー製ですからね。
玩具市場シェアを大きく握っているバンダイの玩具はオリジナルデザインがメインになっていますから。」
「なるほどね、実在機の可変トイを集めていくと自然とトランスフォーマーが増えていくのが当然な時代ってわけか。」
「はい。
そんなわけで今回はここまで〜☆G(>▽<)
またなにか出ましたらば追加していきますのでお楽しみにー。
それではまた。バハハーイ☆(^-^)/~~~」」
「ハバグレートデイズ!ヤッフー!(>▽<)/~~~」


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