アストロトレイン
CLASSICS ASTROTRAIN
トランスフォーマーズクラシックス

「は〜い、このはちゃん!おーまったせー!☆(>▽<)ノ
今回はスペースシャトルコーナーの追加ページだってー?」
「毎度当ステーションをご利用いただきありがとうございます。
まもなく到着の車輌は臨時発車、8番線『トランスフォーマー』増結車輌でございます。
白線の内側までおさがりになってお待ち下さい。」
「ぁ、あれ?」
「あらあら?」
「おや、お早いですねお二人とも。
2007年、あけましてお…」
「無限パーンチ!!」☆G(>▽<)-=≡○ガッ ☆゚・*:。.:。・゚・(``▽゚)・*:.めっ
「でぅごあぁぁあぁっ!
なっ…なにするんですかリララ教授!?」
「フタマタは即・死刑!!」
「ぅえ!?なんのお話ですか一体!?」
「おらおら!ネタはあがってるんだ!
ほらカツ丼くえ!タンポポコーヒーのめ!!
か〜さんが〜よなべ〜をして〜♪」
「よくわかりませんけど色々間違ってますよそれ絶対!!」
「あのぉ、あけましておめでとうございます。
それで今回はどのようなネタなのですか?」
「おお、ジェニーさん。
あけましておめでとうございます。

あ…っ!それで勘違いしてるんですかリララ教授は!
あのですね、教授、ジェニーさん。
今回はスペースシャトルと新幹線に2段変形するロボが登場なのですよ。」
「そーなの?」
「いえ〜す、いえ〜す、ぱ〜はぷす。
なので今回はスペースシャトルコーナーのリララ教授と
新幹線コーナーのジェニーさんの御二人をお招きし
特別コーナーとしてお送りします。」
「なるほど。
よろしくお願いします。」
「それならそうと言いなさいよ!」
「いや、説明する間もなく電光石火で攻撃されたんですけど…。」
「というわけで今回のアイテムはこちら!
TRANSFORMERS CLASSICS “ASTROTRAIN” 。
米ハズブロ社2006年の製品です。
日本では現在(2007年1月現在)のところ未発売のアイテムです。」
「アストロトレイン…。
それってスペースシャトルコーナーにもいるキャラよね。
スペースシャトルとSLとロボに3段変形するトリプルチェンジャーの。」
「はい。
今回のトランスフォーマークラッシックスというシリーズは
G1キャラを現代的モチーフと技術でリメイクしたシリーズなんです。
そしてこのアストロトレインではなんと3段変形ギミックまでもがリメイクされています!
それでは見ていきましょう。」
「まずはスペースシャトル形態ね。
…て、なんか、本体と翼の間に変な物体があるんだけど…」
「それは車輌形態のノーズとロボ形態の腕になる部分なので気にしないでおいてください。」
「あ、ああ、そうなんだ…。
んー、でもさすが現代版ね。
スペースシャトルのフォルムの把握が以前のより格段に良くなってるわ。
変な物体と屋根のゴチャゴチャを気にしなければ、だけど。」
「かっこよくなってますよねぇ。(´▽`*)
それではトレイン形態へとトランスフォーム!ガゴギゴ」
「…なんですか、これ?」
「はい!新幹線です!」
「えーと?…白ベースに青帯と赤ライン、ということは『あさま』ですか?」
「ああ、そう思えば似てますねぇ。
でも実はそうではなく、なんと変形ロボ史上初の最新新幹線車輌をモチ…」
「もったいつけてないでとっとと言いなさいよ!グリグリ」
「の゛ぉー!
あつあつおでんをおでこに押し付けないでください!!」
「まぁ、ダチョウ倶楽部のネタですわね。クスクス。」
「うわー、この人達がそろうとすごくやりづらーい…。(;´△`)ゝアチチ
えと、この車輌形態のことなんですけど、モチーフになっているのは『つばめ』です。」
「まぁ、そうなんですか。
言われて見るとたしかにそういう形をしていますわね。
でも色が…」
「そうなんですよねぇ。
さて、すみませんが『つばめ』に関しましてはまたのちほどということでお願いします。
ではロボット形態へトランスフォーム!ギゴガゴ」
「Wow! アストロトレイン!
なつかしいわねぇ。
なんかアメコミに登場してるスタイルっぽくなってるんじゃない。」
「そうですね、ロボ形態は作画イメージもリスペクトされ立体化されたようで
なかなかカッコイイです☆G(>▽<)

そして今回このアストロトレインは
G1期に発売された後期版の配色を元にロボ形態メインで色設定がなされています。
そんなわけで比較用にG1期後期版の画像、ドン!↓」
「ああ、スペースシャトルの時の翼が実機と違って紫色なのはこのためなのね!」
「はい。
さらに胸パーツは中が青でふちどりが赤、おでこが赤、目が黄色、膝が紫と、
特徴的なカラーリングが再現されているのがわかります。」
「そういや初期版だと紫分がなくて、白黒の、わりと実機のスペシャに近いカラーリングだったのよね?
たしか大枚はたいて買ったとかなんとか言ってたわよね?」
「ええ、とてもレアな品だったんですよ。
でもあのあと復刻販売されまして、それがなんと初期版カラーでの生産だったんです…(´△`;)」
「あらぁ、コレクターとしては悲惨ね…。
で、それがこれね。」
「はい。
紫分がないためにデストロンらしさが少ないですが、
白黒の配色のおかげでスペースシャトルとSLになった時にカッコイイんですよね!

そして今回はこの初期版を参考に
当アカデミーで独自にリペイントを施したクラシックアストロトレインも御紹介いたしましょう!」
「胸パーツは中が赤でふちどりが青、目はゴーグル状の赤、おでこは白のまま、翼は白、武器が黒と、
初期版のイメージでまとめてみました。」
「おお、なんかスッキリしたわね。
白い部分が多いせいかコックさんみたい。」
「んー、どちらかと言うとお医者さんみたいじゃないですか?」
「いや別にどっちでもいいですよ。

そして新幹線へとトランスフォーム!ギゴガゴ

これが今回の目玉、『つばめ』の実車輌に準じたリペイントです☆G(>▽<)
製品では不思議カラーで塗られていて、しかも車体の後半分が不思議フォルムなので、
これが実在の新幹線をモチーフにしてるとは思いもしない方が多いのではないかと思います。
でも新幹線部分のパーツは実に良く出来てるんですよー。」
Classics Astrotrain is The Kyushu Shinkansen Series 800 “Tsubame”!アストロトレインは新幹線800系つばめ
「まあ、これでしたら間違いなく『つばめ』ですわね!
えー、さきほどから言っています『つばめ』というのは正式には『九州新幹線800系つばめ』です。

実車輌は700系をベースとして開発されたJR九州のみが所有する九州新幹線専用の車輌でして
35パーミルという急勾配のある路線を運行するために全車両が電動車という史上もっとも力持ちな新幹線です。
九州新幹線の路線は勾配がきつすぎてこの800系以外の車輌では運行は不可能とされていますわ。」
「へぇ、新幹線ていうと平らなところを高速走行してるって印象だけど
そんなすごい坂道を走る新幹線なんてあるんだ?」
「そこはそれ、東洋の神秘ですわ。」
「へぇ。」
「ちょ!教授!!
そこ!納得するとこじゃないですよ!!Σ( ̄□ ̄;)」
「へ?なにが?」
「あー、いや、面倒だし、なんでもないです、はい…。」
「ここで『ジェニーの知っ特(しっとく)豆知識』〜。」
「はぁ!?
なんのコーナーですかいきなり!?Σ( ̄□ ̄;)」
「豆知識のコーナーですわ。」
「あー…、はぁ。( ̄□ ̄;)」
「アストロトレインについて今ちょっとノートで調べてみたんですけど、
今回のクラシック版のトレインモードと、昔のG1版のトレインモード、
どちらも『つばめ』だというお話が流れたことがあるようですわね。」
「あ、そういえばそんなカキコを某BBSとかで何度か見かけたことありますね。
昔のアストロトレインのSL形態が『C62つばめ』になっているんでしたっけ?
オフィシャルでは当時品も復刻版もSL形態は『SL』としか書いてなく車輌の型式は明言されていないので
指摘されて感心しましたよ。」
「へぇ、そうなんだ。
設計陣も凝ったことするわねぇ☆('▽'*)」
「ええ、その件です。
それ間違ってますので、記憶から抹消するのがよろしいですわ。」
「な…なんだってーーー!!(゚□゚;)」
「えぇ〜!?
でも気になったから“astro train”でビークルモードの情報を追調査したら
TFの本場アメリカのサイトで“C62 Steam Locomotive”だっていう情報が何件もヒットしましたよ!
中国のファンサイトでも“C62型蒸汽机車”と書いてあるBIOシート画像も見ましたし。
合ってるんじゃないんですか?!Σ( ̄□ ̄;)」
「このはさん、昔のアストロトレインのSLモードの側面写真ありますか?」
「あ、はいはい、これです。」
「やはり、間違いありませんわ。」
「え?」
「なにが?」
「SLの『つばめ』は『C62』だと、今このはさんもおっしゃってましたよね?」
「はい。
あ、ただ私、SLは専門外なんで記号聞いてもさっぱりなんで
とりあえずC62の写真と見比べてみたんですけどだいたいこんな外見でしたよ?」
「いいえ、大違いですわ。
この形式は『C』ではなく、確実に『D』です。
ゆえに、頭に『C』の付く『C62(シロクニ)』であるわけがないのです。」
「な…なんだってーーー!!(゚□゚;)」
「どうして一目見ただけでそこまで…!?」
「日本国鉄式車軸配置による国鉄制式蒸気機関車形式名の法則より要点を抜粋!」
「な、なんですか!?」
「SLを側面から見て、車輪に注目してください。
先頭にある無動力の車輪が『先輪(先従輪)』。
次に並んでいる、サイドロッドによりタービンと連結している大きな車輪が、動力により駆動する『動輪』。
そして後についている無動力の車輪が『後輪(後従輪)』。

国鉄式ではこの動輪の車軸の数をアルファベット順に置き換えて表わします。
つまり、横から見て動輪が3個見えたらアルファベットの3番目である『C』、4個なら同じく『D』、5個ならば『E』なのです。
では、このアストロトレインの動輪は何個見えていますか?」
「え?動輪?サイドロッドで連結してる…?!
あ!この、棒でデッカい車輪がつながれているとこのことですか!
4個ですね!」
「ではその動輪車軸の数を表わすアルファベットは?」
「4個だからアルファベットの4番目、『D』ですね!

ぁ…(゚□゚)」
「よくできました。」
無様、このは!! 次号、極限のセンターカラー!! 」
「ちょ!教授!
デスノートの連載終了直前回の最後のページに書いてあった煽り文句みたいなのを叫ばないでくださいよ!」
「んー、このアストロトレインのSLモードは多少アレンジされているみたいなので断言は出来ませんけれど
ドームと煙突の形状からして『D51(デゴイチ)』の標準型がモチーフだと思われますわ。
ちょっと図説しておきますわね。」
アストロトレインの車軸数
「へぇ〜、スゴいね!
もしかしてSLマニア?」
「あら、わたくしJRと旧国鉄は専門ですのよ。
『鉄子』と書いて『アイコ』と呼んでいただいてもかまいませんわ。」
「ああ、鉄道マニアを『鉄っちゃん』と呼ぶことから派生した女性鉄道マニアの愛称『鉄子』と、
『まじかる?ぽか〜ん』ネタのあわせ技ですか…」
「かなりわかりづらいわね。」
「…。クスン」
「そしてスペースシャトル形態にトランスフォーム!ガゴギゴ」
「新幹線の先っぽがやっぱ目立ってるわねぇ。」
「ええ。
『新幹線の先っぽと翼面にくる窓』以外の部分は
スペースシャトルの実機を意識した塗り方でまとめてあるんですけど…
やっぱ目立ってますねぇ。」
「でもまあ健闘賞。
新幹線部分の白い面積が増えてるからスペースシャトルの白の面積も増えて
製品状態よりも本物に近くなってるからね。
上出来、上出来。」
「ほめられた!濡(゚▽゚)」
「……。」
「……あれ?」
「なによ?」
「あの、先程のアイコさんみたいに
ここからスペースシャトルに関する豆知識がずらずら出て来るんじゃないんですか?」
「そんなのあるわけないじゃない。
言いたいことならスペシャコーナーのほうでほとんど言い尽くしてるわよ?」
「ああ、それもそうですね。(^^;ゞ

それでは最後に、トレインモードでのビフォア・アフターを並べてみましょう。
こうして見ると形状は『つばめ』なのに色が違うだけで印象がまるで違くなってるのがおわかりいただけるかと。」

「まあ、並べてみると製品版の塗装は万博会場などで走っていそうな試作車っぽい未来的感覚ですわね。」
「でもなんてーか後半分ひどいわねぇ。
前から見ると後にいくほど細くなってくとこが見えちゃってて、そこに畳んだ翼がかぶってるのが丸わかりじゃない。
新幹線なのに後から見るとロケットノズルが付いてるし。」
「そうですね、たしかに新幹線形態としては不思議な形になってますけど、
逆にSFビークルだと思えばなかなか味わい深いですよ。
ダグオンに登場したライナーズと並べるといい感じかも知れません。」
「ちなみにライナーズというのは『勇者指令ダグオン』に登場したチームです。
車輌後部に巨大なタイヤとスポイラーをつけF1スタイルになった300系のぞみ、
ジェット機のような翼を生やした400系つばさ、重火器で武装したE1MAXやまびこ、
以上の3輌で構成されたSF新幹線チームですわ。
前のほうは普通の新幹線なのに後部がありえない形になってるのが斬新なデザインでした。」
「へぇ、それはたしかにちょっと似合いそうね。」
「そんなわけで今回はクラシック・アストロトレインの御紹介でした。
それではまた。
バイバーイ☆(^-^)/~~~」
「このはちゃん、今年はもっと更新しなさいよ!
私なんか、もう、なんで教授って呼ばれてるのか知らない人のほうが多いんじゃないの…?
それじゃバイバーイ(=▽=)/~」
「そういえば私のいるステーション、さっぱり更新されませんわね…。
それではごきげんよう。」
「ちょっとちょっと!
締めの言葉がなんでそんな歯切れの悪いコメントばっかなんですかっ!?」


このコンテンツの内容は当アカデミー独自の資料と見解によるもので、
タカラ、ハズブロ、他関係各社とは一切関わりありません。
また、商品の画像の権利は作品の著作権保有者、及び販売会社にあります。
当ページで紹介した絶版商品に関する
関係各社及び当方へのお問合わせは御遠慮下さい。
当ページの内容の個人的利用を除く2次使用(複製・配布)を禁止いたします。

当アカデミーでは正しくウィットな資料と見解の提示を目指しております。
当ページの内容に誤りを発見されましたらば是非御指摘ください。
 

mail

GSアカデミーホビーサイドトップへ。