黒いコンボイ司令官ネクストジェネレーション

「きらぼし!このはっす☆
こちらは黒いコンボイコーナー、そして黒いコンボイちっこいの専門コーナーに次ぐ新ページですヨ〜☆G(>▽<)」
「リララです。
って、また黒いコンボイコーナーが分裂したの?」
「そうなんですよ。
これまでは基本的に『正義のコンボイ司令官本人が黒いの』と『司令官にそっくりの悪の黒いコンボイ』を分けてたんですけど
最近のはなんか要素が混ざって来ててその分類がしにくくなってきてるのと、
元ページ内の数が増えすぎて見づらいし、写真が以前のと最近のでギャップがあってさらに見づらさが倍増してることから
2009年以降のはこの新しいページでということにしてみました!

いざようようと!」
「うん、とりあえず無理して流行り物っぽいセリフ入れるのやめようか。
すぐ風化して後で読み返した時なんとも言えない気分になるわよ。」
「ねぷっ!?」
「いや、流行ってなければいいってことじゃない。」
「いえ、ネプテューヌ流行ってますよ! 少なくとも私の中では史上最高の萌えSEGAゲー!!
システムバージョン上げてREDちゃんと5pb.ちゃんをダウンロードしてからがゲーム本番ですよ!!濡(゚□゚;)クワッ
つまり本番になるまで発売日から約半年! たぶん本番になる前に脱落した人多数!!」
「それ絶対流行ってない……。」
  トランスフォーマーオルタニティ A-01 NISSAN GT-R/コンボイ スーパーブラック
「バイナルテックの遺伝子を継いだリアルな1/32スケール・カーモデルTFシリーズ『トランスフォーマー オルタニティ』。
その第一弾として登場したコンボイの漆黒のカラーバリエーションがこちら!2009年6月発売。

オルタニティシリーズではコンボイとメガトロンはそれぞれ同型の色違いが3色ずつ存在しており
それぞれが違う世界から来た別々のコンボイやメガトロンであるという
トランスフォーマーのマルチバース(平行世界群)を活かした設定となっています。

しかし商品としては商品名の最後に付く色名が違うだけという、ちょっとわかりにくい状態になっています。」
「これまた黒い部分が多くて真っ黒いわねぇ。
ディテールを確認しようとすると目に辛いわ。
それにしてもこれ、メタリックブルーのアクセントが入っているってことは、悪のブラックコンボイやスカージの系譜?」
「おそらくその通りです。
しかし彼は現在では腰にサイバトロンエンブレムをつけ名実ともに正義側で戦っているという
ブラックコンボイの系譜では貴重な、悪から正義へと返り咲いた改心キャラです。」
「ん? 腰のサイバトロンエンブレムって…… あのおヘソの赤いやつ!?
正義の証、小っさ!」
「設定では明言は避けられているのですが、その内容からすると
彼は元々は“ユニクロンに創られたコンボイのデッドコピー”、すなわち“ネメシスプライム”だったのだろうと思われます。
一応、その設定の部分を原文ママに書き出しておきますね。」
「黒い GT-R のオートアバター機体<ベクター 704>を使用するこのコンボイは、かつて悪の使徒であった者が救済され、オルタニティの一員となった特異な存在である。彼は怪物惑星ユニクロンの手によって、とある滅んだ世界のコンボイから複製され、数千年に渡って加えられた責め苦により、心を破壊された攻撃兵器へと作り上げられた。激闘の末サイバトロンに敗れた彼は、その後オルタニティの拠点である 90 万年後の未来において、コンボイの集合体に迎え入れられた。超越者の総力と慈悲をもって朽ちた心を癒され、再起動を果たしたコンボイ<V-704>は、オルタニティの使命の忠実な担い手となって、現代の地球へ降り立ったのである。生まれ変わった彼は思慮深く熟達した戦士として振舞うが、他のアバター達との戦闘経験の違いから、無意識に非道な戦法を取る事がある。また彼は、憎きユニクロンとの対決を密かに望んでいるものの、目下の重要任務である天敵ハイセリオンと、その力を手にしたメガトロンとの戦いに専念するため、彼個人の悲願を心の奥底に封じている。」
「あと付属コミックのタイトルにわざわざネメシスって入れてるのも確信犯だと思います。」
「おおー、燃えるシチュエーションね!
かつての強大な悪の使徒が正義の味方になるなんて!
たのもしい奴だ…………!!」
「ああ!!
この俺が神に感謝することがある
奴が敵ではなかったことをな」
「知っているのかこのはちゃん!?」
「うむ。
それではアイテムデータを。
ロボットモード全高約15cm、本体のみの重量およそ210g。
小型ながら車体部をメインに一部ダイキャストを使用しているため重量感がありますね。」
「さすが実際のカーモデルを意識してるだけあるわね。」
「ええ、バイナルテックが進化し小型化したシリーズですからね。
なのでバイナルテックから引き続き全てのドア、ボンネット、ハッチがオープンできます。
通常ラインのトランスフォーマーとは一味違ったコンセプトが感じられますね。」
「またこれだけの小スケール(ビークルモード全長148mm)ながら内装も実に細かく作り上げられています。
助手席側の外装を開きますから、中を覗き込んで見てください。」
「うわ、こんな小さいのにシフトレバーとかサイドブレーキとかが周囲と同一パーツ化しないで別パーツで立ち上がってる!
こりゃ高級なアイテムだって納得いくわねぇ。」
「そっちからの写真だと反対側で見えませんけれど、ハンドル横のウインカーレバーまでちゃんと飛び出ているのをはじめて見た時には
『スゴい』という感想を越えて笑えてきました。

またこれがスゴいのは、前の座席だけでなく後部座席まで再現されているとこなんですよ。
後部のシートや背もたれがちゃんと作られてるのが見えるでしょうか。」
「へぇ〜、普通の自動車TFだったら内部はロボットの体のパーツがぎっちり詰まっちゃてるのに、
こんな小さくて車内空間をこんだけ作るだなんて、どこにロボットパーツが納まってるのかサッパリね。」
「ロボットモードをよく見るとわかりますよ。
両腕のカバーが運転席と助手席で、両足の爪先が後部座席の背もたれになります。」
「ホントだ!なんだこりゃ!?
納まってるロボットのパーツがよっぽど薄いの!?
って、自分で言っといてなんだけどロボットモードの姿見りゃ全然薄くないのは一目瞭然じゃない!!」
「実車をリアルに再現するというコンセプトのために普通のTFとは違う技術がつぎこまれているのですね。
リアルに再現と言えば、もちろん外見の再現もハンパありません。
ライト各部を色の違うクリアパーツを使うことで再現していたり、
日産エンブレムを割らないように片側のパーツに埋め込むように別パーツになっているところなど、見所盛りだくさんです。」
 
「またフロントグリルのGT-Rのエンブレムは2mmしかないのになんと立体的に彫刻されたうえ
エンブレム全体が銀色で、Rの字が赤で塗装されているという恐るべきクォリティ。」
「うわ、小っさ!
拡大写真を見ると別になんとも思わないけど、実物のゴマ粒みたいな小ささのを見るとシャレになってないわよこれ!」
「ちっこいと言えば、さっき教授がツッコんでいたおヘソのエンブレムは約2.5mm。
リアル感をコンセプトにしているためこの控え目なサイズのがメインエンブレムになっています。
たしかにちょっと小さいっすね。」
「こっちもマジ小っさいわね。
これ、うっかりデストロンエンブレムに変わってても誰も気付かないんじゃない?」
「どういううっかりですかそれ!?Σ(=ロ=;)」
あえて言葉にするならネメシス的うっかりかな
  『トランスフォーマー/リベンジ』ブルーレイ&DVD発売記念 アマゾン限定スペシャルセット
「お次はハリウッド版第2作のブルーレイorDVDソフトとの同梱特典版、
トランスフォーマー/リベンジ オプティマスプライム ブラックバージョンBD BOX(Amazon.co.jp限定) [Blu-ray] です。
映像ソフトがDVDのトランスフォーマー/リベンジ オプティマスプライム ブラックバージョンBOX (Amazon.co.jp限定) [DVD] もあります。
成型色が黒、ネイビーブルー、グレー(シルバー)に変更され、ファイヤーパターンは金色塗装という、いかにも限定版な配色です。

これは日本のamazonだけの限定商品でして
上記商品ページにはそれ用の開発者コメントや特製ジオラマ写真も掲載されているので、ページが見られるうちに念のため保存しときたいですね。」
「世界的タイトルだけにアマゾンも本気ね。」
「ええ、これはamazon.co.jpにて2009年9月18日から予約開始され2009年12月18日に発売されました。
BD版のほうだと定価16650円と最も高価な定価が付いた黒い司令官となっています。
まあ予約期間の最初っから20%offだったり、その後やたら値引きされてた時期があったりもしましたので
もっとお安く購入された方もいるとは思いますが。

それと最も高価と言ってはみましたが
非売品や懸賞品とかプレミア物な限定品とかだと、購入することで入手しようとしたら底値でもこんなもんじゃすまない物もあったりします。
が、しかし、公式に定価がついていて最も高価な黒い司令官と言えばこれ、という事になります。」
「なるほど。
プレミア物の懸賞品TFの相場が10万円いってても、メーカーが設定した価格じゃないもんね。」
「そういう相場ってつまり時価ですからね。
基本的には時間が経つほど上がっていきますけど、場合によっては暴落もありえますし、基準にはなりませんから。」
「え、暴落なんてありえるの?
ヴィンテージ物って値が上がる一方って印象だけど。」
「ああ、いえ、まあ、可能性としてはあるって程度の話なんで実際にはなかなかありえませんけれども、
そうですね、たとえば同一商品の復刻とか、市場そのものの崩壊が起これば、暴落しますね。

前者は、復刻とはいえ同じ品物が出回れば、欲しいけれどプレミアでそれまで手が出せなかったって人達がそっちに手を出して、
その結果、相対的な競争率が下がり、価値が下落します。

後者は、これから未来にトランスフォーマーというシリーズが終わりファンやマニアがごく一握りしか残ってないって時代が来るとか、
あと極端な話、大恐慌とか戦争とかもろもろのハザードで日本の文化、経済が壊滅した時ですね。
欲しい人達がいなくなってしまえば、古い玩具に必要以上のお金を出す人はいなくなり、市場が崩壊します。」
「極論ね。
まぁ、現実は何が起きるかわからないから、ありえないとは言えないか。」
「今のホビー系、オタク系の中古市場ってバブル経済のような構造してる側面がありますから。
極論しなくても、今、高騰してる中古トイの相場はいずれハジけますよ、絶対!濡(゚□゚;)
ただまあ、予想できるタイムスケジュール的に、私が生きてる間には欲しい中古トイはずっとプレミア価格っていう気もするんですが。(´△`;)」
「ハジけるのは君が死んだ後かい!
気が長いわねぇ。」
「いや、ですから、プレミア価格を維持させている層、つまり、それを欲しがっている人達、
つまり、私達の世代がいなくなった時にようやくハジける可能性の第一波がくるってことなんですよ。
中古トイにもっともお金をつぎ込む層というのは、
その玩具が思い出の品や憧れの的であり、なおかつ今お金をつぎ込めるような収入を得ている世代、なわけですから。」
「なぁるほど。
その中にいるかぎりはプレ値からは逃れられないって仕組みなのか。」
「悲しき宿命です。。・゜・(つ△`)・゜・。」
「それにしても、このリーダークラス司令官トイの変形の仕方は頭に入ってるんだけど
写真で変形前後の姿を並べられるとやっぱ変形するなんて信じがたいわね。」
「リベンジ版リーダークラス・オプティマス・プライムはハリウッド版司令官の変形トイの決定版ですから!
ロボットモード全高約26cm、本体のみの重量およそ570g。平均的なリーダークラスですね。
しかしビークルモードでの全長が約28cmもあり、司令官本体だけのビークルモードでは最長の物になります!
また単三電池×二本のパワーでライト&サウンドギミックもありプレイバリューも高いです。」
「うん、でもトラックの運転席が赤く光るのは正直どうかと思う。

あとこれもサイバトロンエンブレムちっこいのね。
正義の証、ちっこい。」
「そうですね、赤いエンブレムは約4mm、黒いエンブレムは約4.5mm。
ディテールとしてはそれほど小さいわけではないんですけど、本体がデカいので相対的に小さく見えます。
でも現実の車に付いてる会社のエンブレムって実際これくらいの比率だと思いますけど。」
 
「そういやこの黒い司令官はどういうキャラなの?」
「この黒いオプティマスプライムについては上記amazonのページでスタッフから言われていますが、文芸面での設定は特にありません。
と同時に
『2009年のトランスフォーマーのテーマ「合体」をクローズアップし、
ジェットファイアー(注:別売)と合体したときの統一感>というテーマのもとジェットファイアーと同一のカラーリングにしてみました』

という明確なコンセプトのもとで色設計されたことが言及されています。」
「つまり玩具ありきのコンセプトってことか。
あとは好きなように遊んでねって、珍しいわね。」
「そうですね。
黒いコンボイとしてはスーパーファイヤーコンボイ・ブラックバージョンと同じ立ち位置なんでしょうか。
サイバトロンエンブレムついてますし、黒メインで挿し色が金ですし、設定がないってとこも同じですし。」
「さて、そんじゃあそろそろ、その統一感をコンセプトにしたっていうジェットファイアーとの合体を見せてよ!(´▽`*)」
「あ、すいません。
それ、このページじゃなくて今作ってるブラックバードロボ特別編ジェットファイアーのページのほうでやるんですよ。」
「またそういう展開か!(゚□゚;)」
「ちなみに腕のブレードはこのブラックバージョンでだけ青いクリアーパーツになっていてクールでカッコイイです。(´▽`*)
映画本編でオレンジ色なので、他のバージョンのトイのブレードはみんなオレンジ色なんです。」
  マスターピーススピンオフプロジェクト第2弾 コンボイ ブラックVer.
「現状、最大最重量を誇る黒いG1コンボイです!
ロボットモード全高約30cm、本体のみの重量およそ1.1kg!
子供の手に余る、まさに大人のためのマスターピース!」
「デカっ! 重っ! 四角っ!
なんて言うか、手に取ってみた第一印象は黒いレンガ、あるいは鈍器なんだけど……。」
「こちらは、かつてトランスフォーマー20周年を記念して発売された『MP-01 マスターピース コンボイ』が黒くなった限定版!
『MP-1B マスターピース コンボイ ブラックVer. 』
タカラ直系のインターネット通販サイト、e-HOBBYにて当初2009年8月28日までの予約販売で
2010年1月下旬に発送されました。
ちなみに私のとこには2010年1月22日に来ましたよ。

それにしても期間限定で予約を取ってたのにシームレスで9月3日まで予約期間を延長したり、さらに9月4日から追加予約を受け付けたり、
その後さらに12月25日からも追加受け付けしてたので、そんなに売れていないのかとハラハラした思い出が脳裏に焼き付いてます。(^^;ゞ」
「そんな印象で語られるなんて不幸ね……。」
「ちなみにこれ、元々のノーマルカラーの『MP-1 マスターピース コンボイ』は
2003年末にトランスフォーマー20周年を記念して発売されたとして有名ですが、
今回のは箱に“TRANSFORMERS 25 years”と書かれ、なんとTF25周年記念アイテムになってます!
時を越えまたもアニバーサリー記念アイテムになるとはスゴいですね。」
「え? いやちょっと待って。
20周年と25周年じゃ5年差のはずなのに計算が合わなくない?
発売日を比べると7年差があるじゃない。」
「ああ、最初のマスターピースはちとフライング気味なんで気にしないでください。
某所では「
生誕20周年を間近に控えたタカラのトランスフォーマーシリーズ。その生誕20周年を記念したニューモデルが、この「マスターピースコンボイ」!』って宣伝されてたほどなので。

その後2004年にはトランスフォーマー生誕20周年記念としてスーパーリンクその他が大々的にキャンペーン展開されましたから
20周年は間違いなく2004年なのでお気になさらず。」
「って、気になるわよ!
なにそれ、間近に控えた状態での発売年が有名になりすぎでしょ!?」
「てかそもそも日本でのトランスフォーマーは1985年からの展開なんですけど
アメリカのTRANSFORMERS展開開始が1984年なんでそっちを基準にしてTF生誕○周年って数えるもんだから
日本での感覚からさらにズレが生じてるんですが、まぁあんまり気にしないでください。
日本のビーストウォーズでも同様に海外基準で10周年やっちゃって1年ズレてましたし。」
「ぇ、えーーーと……?
じゃあ海外での○周年ってどうなってるの? やっぱズレてるの?」
「いいえ、海外では暦として正しく○周年ってやってますよ。
ただなぜか日本でもその時に一緒になって日本独自のお祝いイベントをやりつつ『○周年』って祝っちゃうんで
計算がズレてややこしいってだけのことです。」
「『だけ』じゃないって!
『○周年』って祝っといて実はズレてるっておかしいって!!」
「それから黒い方は発売された2010年ではなく、予約開始時の2009年でカウントしてください。
すると、ほら、5年差になったでしょ?

ちなみに2009年にはビッグなコラボ企画としてTFオルタニティやディズニーレーベルが展開され
同じく“TRANSFORMERS 25 years”のロゴがパッケージに印刷されてましたんで
2009年を25周年メモリアルイヤーとして展開してたことに間違いないです。」
「あー…… OK, こまかいことは気にしたら負けってことね。

それにしてもこれ、黒いボディ、真っ赤な目と窓、メタリックブルーのアクセントと、悪のブラックコンボイの色設計を受け継いでいるのね。
なのに肩にはサイバトロンエンブレム……?」
「そうです。色がこれなのに不思議ですよね。
ただこの肩のエンブレムは浮き彫りのディテールになっているので、シールやプリントと違い簡単には変えられないってのが大きな理由だと思います。」
「それにしてもこのド派手なエンブレムは安心するわね。
このページの上2体は地味ぃ〜なエンブレムだったから。」
「設定面では彼は自分がサイバトロンのコンボイ司令官であることを誇示する必要性が明示されているんですよ。
そのためにもド派手なエンブレムが付いてると説得力を持たせてるうまい設定ですね。」
「へぇ、どれどれ、どこに書いてあるの?
この説明書? それともスペックカード?」
「あ、いえ、それには書かれていません。
e-HOBBY SHOP内にあるMP-1B コンボイ ブラックVer. 商品ページでだけ公開されている画像データの下から二番目で明かされています。
今後このページが無くなる可能性もあると思うので重要なところを書き起こしといてみますね。」
ストーリー:
ガルバトロンIIの出現により、一時は弱体化していたデストロン勢も鼓舞されて再び各地のエネルギー強奪に力を注ぎ始めた。この事態を重く見たレーザーウルトラマグナスだが、血気はやるデストロン側にサイバトロンは劣勢気味であった。
そこでガミードはデストロン軍団に対し、ある精神的戦略を立案。それはデストロン兵士の多くが潜在的に抱いている“コンボイ”への畏怖を巧みに利用したもので、“コンボイ”タイプの「エルデドロイド」を各地へ派遣して現在の難局をしのぐというプランだった。完成したエルデドロイドのコンボイはホイルジャックが遺した物質複製機で次々とコピーされ、最終的に21体が実働可能となる。本部のフリップサイズの遠隔操作で稼働する各エルデドロイドが、それぞれの任を背負って各惑星へ向かう!
「本人じゃなくてコピーなんだ!
しかも21体って!
てことはやっぱこれ21体買った猛者なマニアもいるのかしらね。」
「いやー、大きさと値段的にそれはどうかと……

しかしこのストーリー概要にはe-HOBBY限定トイのキャラ名が次々と出て来るので
コミックで彼らの姿を見られると勘違いしてしまった私とかが大喜びしたものですが
実際のコミックでは彼らの出番は一コマもありませんでした。orz

まあ、それはおいといて、こういう理由でこの黒いコンボイは自分がコンボイであることを誇示する必要があるわけですね。」
「つまりサイバトロンが作った正義側のコンボイ司令のコピーってことか。
そういやブラックライオコンボイやブラックビッグコンボイやネメシスプライムも司令官をコピーしたキャラって設定だったわよね。
コンボイ司令をコピーすると敵味方問わず黒くなるって法則でもあるのかしら。」
「それはわかりませんが。(^^;ゞ

そして商品にはこのストーリーを踏まえたコミックが付属しました。
コミック劇中では、この黒いコンボイにはかつてダン“DANN”と呼ばれた人間の意識・精神が転写されていること、
その彼はエクセルスーツを来たことがあり、実戦経験は十分だったことが示されています。
なのでマニアの間では、ダンという人物はG1アニメに登場したダニエルなのではないかと推測されています。」
「ダニエルってどっかで聞いたような……?

ああ! 思い出した!
近年のアメコミ版アーシーが精神病んでたり殺戮狂と化したりするようなイメージの原因になった男の子だっけ!☆('▽'*)」
「え? あぁ…… え? あぁ……
あれっ? 間違ってるけどなまじ的外れでもないだけにツッコミが入れられない!(゚ロ゚;)」
「勝ったッ! 第3部完!」
「それにしましても、このストーリーの概要ってMP-1Bのキャラを知るための不可欠な内容だと思うのですが、商品にはどこにも書かれていません。
商品に含まれる文字情報には彼がコンボイ本人ではないという説明はどこにもなく
箱にも説明書にもスペックカードにもサイバトロン総司令官コンボイのブラックVer.という記述しかないので
設定がコンボイ本人に変わったのかと混乱してしまいました。(^^;ゞ」
「んー、でも付属コミックだと、これはコンボイのそっくりさんで、中の人はダンていう地球人だってことは描かれているんでしょ?」
「ええ、そうです。
ただやはりコミックの誌面にもストーリーの概要は書かれておらず、そのストーリーをバックボーンとした展開の一部だけが描かれているんです。
『エルデロイド』、『21体』などのキャラ造形にインパクトを与えている要素もセリフですら出て来ませんので
先にストーリーを頭に入れておかないと楽しめないと思います。
ついでに言うと付属コミックは商品パッケージの外に同梱されていました。」
「それはまさに『後付け』ね!」
「誰がうまいこと言えと。」
「山田くーん! 私に座布団三枚!」
「あ、そういえばこれ買った時の総額が面白かったのでお話ししておきますね。
e-HOBBYってページ上部に『一度のご購入が10,000円以上で送料無料!』ってのが常に表示されるくらい
お得な送料無料をプッシュしてるんですよ。

で、このMPコンボイブラックの価格は¥10,500なんです。わお!送料無料ですね!
そして、販売時には価格から値引きもしてくれまして、なんとお得な¥9,975となっておりました。
ところがそれだと総額10.000円以下になってしまったので別途送料525円がかかり最終的に合計金額¥10,500でした!

アハハ、ウケルー」
「値引きされた意味ないジャン!?」
「いや、まぁ、他に何か買えばそれが送料無料になるじゃないですか。
結局これしか買いませんでしたけど。」
「だからやっぱり意味ないJAN!?」
「ところでこれ一年ほど枕元にロボットモードで立ったまま飾ってあったんですけど、足首のボールジョイントがユルユルになってました(T△T)。
まあ、体重の重さが尋常のトイとは比べ物にならないですからね。仕方ないところでしょうか。」
「う〜ん、こんだけ重きゃねぇ。
それにしてもこれ、よく見たらあちこち傷だらけじゃない。
いったいどういう遊び方してたのよ?」
「いえ、立たせてただけですよ。
あ、もしかしてディテールのことですか?」
「ディテール?」
「ええ、写真ではぜんぜんわかりませんけど、MPコンボイには全身に細かい傷やヒビがあります。
アメコミのトランスフォーマーを見ると、全身に細かいヒビが入ってて戦闘の名残の傷が残っているのが普通じゃないですか。
これらはそういうのを再現したリアルタッチディテールであって成型不良や製品の劣化ではないんですよ。」
「マジで!?Σ(=ロ=;)」
「せっかくなので付属武器も見ていきましょう。
全てこのブラックver.専用の特色仕様になっています。」

 エナジーアックス


 レーザーライフル(コンボイガン)
メガトロンガン
「赤とメタリックブルーを活かしたリカラーがいかにも黒コンボイっぽいですね。
メガトロンガンは一見普通に見えますが、普通のよりも黒っぽいガンメタル色になってます。」
「ははぁ、さては『TF コレクターズエディション・復刻メガトロン ブラックVer.』の再現ってやつ!?」
「いえ、残念ながら復刻メガトロン ブラックver.はガンメタどころかマジで真っ黒なので違いますね。

そしてマトリクス(?)発動。」
 
「マトリクスは中心部が赤くリカラーされています。マトリクスは本来は青く光るので、この赤く発光するさまは異様ですね。
赤いマトリクスと言えばマンモス型ネメシスプライムの持つデッドマトリクスの中心部も同じくクリアーレッドです。
しかしこのMPコンボイブラックver.のマトリクスには特に解説がなされていないので
これは一体なんなのか、そもそもマトリクスなのか、デッドマトリクスと何か関係があるのか、など、一切が不明です。」
「これは?」
「梱包箱の内箱です。
組み立てるとコンボイビークルモードのトラックが牽引するコンテナになるんですよ。
普通とは違う黒いコンテナになっているのが芸細ですね!組み立ててませんが。

黒と言うには微妙に明度が高い感じのベースカラーに赤い二重ラインの入った色設計は
黒いコンボイちっこいのコーナーで御紹介しているe-HOBBY限定 TF T.H.S.-02B 初代総司令官/コンボイブラックバージョンのコンテナと
同様の色設計となっています。」
「あれ? そういやT.H.S.-02Bもメタリックブルーのアクセントが配されたブラックコンボイ的カラーリングだったっけ。
正義のコンボイ司令官本人のパワーアップ状態だってのに。

てことは、このエルデドロイドはあの正義のブラックボディを模した姿だってことなのかな?」
「なるほど、その可能性はありますね。
鬼神モードの司令官を模している姿ならば計画意図にある威圧効果は抜群でしょうからね!

それにしてもここまで顔のアップ画像がないので
顔の生モノっぽい造形や、目が禍々しい赤いメッキという珍しい仕様になっていることなどが伝わらないと思いますので
最後に一枚貼っておきますね。」
「ちょっと待てー!
なんでその説明でメイド喫茶のウェイトレスがやるようなハートキャッチで萌え萌えキュンみたいな写真が貼られるのよ!?」
「え? これ一枚で顔の情報と共に
両手を顔の前で合わせられるという肩・腕の可動範囲や、指の恐るべき可動性能を伝えられる『傑作写真』だと思いませんか?」
「あ、いや、そう言われればたしかに良い写真かもだけど……
どっちかというとカタカナで書く『ケッサク写真』だと思うな。」
「ところでこのはちゃん、マスターピースコンボイの黒いのって言えば『MP-4S マスターピース コンボイ スリープモード』は?
あれも黒いわよね?」
「あー、あれですか。
私もあれ黒いと思って買おうとしてたんですけど、実は黒くなかったんでスルーしました。」
「え!? 公式紹介ページ見るかぎりどう見ても黒いでしょあれ。」
「いや、それが実物はそんなに黒くないんですよ。
公式紹介ページの解説文もよく読むと『■セピアカラー・つや消し塗装』って書いてあって、モノクロじゃないってわかりますし。

そうそう、トランスフォーマーミュージアムで展示されていたスリープモードの写真撮って来たので載せておきますね。」
 
「ほら、胴体と腕が赤、頭と足が青、っていうコンボイの基本カラーが退色したような色設計になっていて
黒いとこなんてぜんぜんないでしょう?」
「ほんとだー…… (´△`;)」
「なんでそんな不満そうなんですか。(´△`;)
これは普通のブラックver.と一線を画す画期的なカラーバリエーションだと思いますよ。(´▽`*)

ちなみにスリープモードに付属するコンテナ部分が変形する移動基地・コンバットデッキは唯一無二のクリアーカラー仕様になっていて
その大面積の構造と相まってたいへん美しい仕上がりになっています。」
  e-HOBBY限定 TF T.H.S.-02B 初代総司令官/コンボイブラックバージョン
「こちらは『トランスフォーマーアニメイテッド オートボット部隊司令官オプティマスプライム 限定ブラックVer.』です。

2010年夏に開催されたトランスフォーマー25周年記念イベント『トランスフォーマーミュージアム』開催記念の会場限定アイテムです。
『トランスフォーマーミュージアム』は2010年8月3日〜8日に『西武大津店』、
2010年8月10日〜16日に『そごう横浜店』で開催された催し物です。」
「いやいや、ちょっと待とうよ。
Be cool. Be careful.

えーと、えーと…… 今、2010年で25周年って言った?
さっきMPのところで2009年が25周年だって言ってなかった?」
「ええ、その通りですよ。
MPのはアメリカにおけるTF誕生から25周年でしたが、こっちのは日本における『トランスフォーマー テレビアニメ放送25周年記念』です。
上のリンク先の公式ページにもそう書いてありますから間違いありません。」
「ああ、もぉ、何がなんだか…… orz」
「さてそれでは現物を見ていきましょう。
ビークルモードは消防車です。黒いのでそうは見えなくなっていますけど。
上の写真のロボットモードではマスクを下げてウルトラアックスとオプティマスライフルを手に持った状態になっていますが、
下のようにマスクを装着したり武器パーツを合体させて背負ったりも出来ます。」
「箱の裏に書かれているストーリーは市販されてた通常商品と変わりなく、
彼がオートボット部隊の小隊長でありオールスパークをめぐりディセプティコンと戦うことになった経緯が書かれています。
なので黒いことには特に設定はなく、たまたま限定トイなので黒くなったってだけのようです。」
「わーお、しかしこの色はまた……。」
「ええ。
MP-1Bに続いて、黒いボディ、真っ赤な目と窓、メタリックブルーのアクセントと、悪のブラックコンボイの色設計を受け継いでいるのがポイントです。」
「なのにサイバトロンエンブレムが肩にデカデカと。」
「そうなんですよ。
冒頭でこのページが新しくなった理由で述べましたけど、もう悪のブラックコンボイカラーがデストロンのキャラじゃなくなってるっぽいんですよね。

ページのてっぺんにいるオルタニティコンボイ超黒ではブラックコンボイカラーであるのに正義の戦士であることに細かい設定が与えられていましたけれども
ここまでくるとブラックコンボイカラーであることに意味はなく黒いカラバリの色設計のテンプレになっているように感じます。」
「黒い司令官の今後の展開はいったいどうなるのかしらね。

ところでこのオプティマスライフルって水鉄砲になってるんだっけ?」
「ええ、TFの武器がスプリンク鉄砲ではなく水鉄砲になってるのって久し振りですよね。
消防車という設定もあってこれほど水鉄砲がふさわしいキャラもいないから復活したのでしょう。

あ、でも水入れないで下さいよ。
TFの水鉄砲って構造的に少し残った水がどうやっても抜けなくてカビちゃったりするんですから。」
「え、ごめん、口の中に発射しようと思ってオレンジジュース入れちゃったよ。」
「最悪だーーーっ!?Σ(=ロ=;) <デモ コドモ ガ ヨクヤルッスヨネ ソレ」
「ビークルモードのリアビュー。
車体の上の部分にはウルトラアックスが折り畳まってかぶさっています。

それにしても側面の帯状のラインが、胸部になるところはガンメタル、肩のところはメタリックブルー、ウルトラアックスのところは成型色のグレーと
三色にわかれちゃっているのが残念な感じですね。」
「でもビークルモードにシワ寄せがいってる分、ロボットモードでのかっこよさがハンパないわ。
ツヤ消しの漆黒のボディに赤く光る目、そこに肩とかのメタリックブルーが彩りを添えてて稀に見るCOOLさじゃない。」
「それでは質量データを。
ロボットモード全高約19cm、武装込みの車両重量およそ205g。
特に突出したところのない標準的なプラ製トイですね。」
「このページの他のが玩具として異常な数値なのよ。
15cmしかないのに210gとか、車両の長さ28cmとか、身長30cmで重さ1.1kgとか。
……って、マジで異常ね、ここ最近の黒い司令官ズ。」
「その異常にデカいの連発された時は置く場所の確保だけで死にそうになって一年ほどTFへの興味を失い
かわりに置く場所が必要ない『各地の和菓子を食べ歩く』という趣味に目覚めていろんな名店を発見しまくりましたよ。

あやうくオモチャ趣味から足を洗うところでした。(´△`;)」
「このはちゃんですらそんなことになるとは……
すでにオモチャをいっぱい持っているマニアに向けた商品で、マニアに優しくない仕様(主に置く場所的に)を連発するのは死活問題になりうるのね。
こわいこわい。」
「話を戻しますけど、このオプは後頭部から入光する目の発光ギミックの良い光り方もさることながら
角度によっては胸の窓の回路模様もいい感じに光ってカッコイイんすよ。」
「おお、サイバーな感じね。強そう。」
「これが正義側の小隊長とか、オートボットこわいです。」
「ちなみにアニメイテッド司令官を元にしてBotCon2011にて黒いハイウェイの悪魔モーターマスターが出ます
頭部がモーターマスター用の新規パーツでリデコされた別物になっているため『黒い司令官』縛りのこのコーナーには入れません。
あしからず。」
「ん? 前は別キャラになってるメナゾールとかも入れてたじゃない。
どうして?」
「あれはパーツがギャラクシーコンボイのまんまでしたから、トイだけ見たらどう見ても『黒い司令官』じゃないですか。
逆に、たとえば名前だけコンボイでも造形がぜんぜんコンボイじゃない黒いのが来たら、それはたぶん入れないです。
そんな感じで。」
「なるほどねぇ。」
「そんなわけで2009年以降に発売された黒いコンボイをまとめて新コーナーにしました。
今のところ悪のブラックコンボイの系譜は途絶えた形になっています。
しかし正義の黒いコンボイなのにもかかわらず悪のブラックコンボイカラーの物が増えて来ているという状況は不思議ですね。」
「でもコンボイが黒とメタリックブルーで塗られて窓が赤かったら
それだけで正義側でもなんでもこのはちゃんとかは飛び付いて大満足なんでしょ?」
「いや、違う! 違うんです!
黒いコンボイにデストロンエンブレムが付いてる……ただそれだけの事でカッコ良さが段違いなんですよ!
偉い人にはそれがわからんのです!!」
「私にもわかんないわねぇ。」
「ぐはっ!(=□=;)」
「だって結局、黒くて限定版なら売れちゃうんでしょ?

ではではまた次の特集でお会いしましょう。
ごきげんよー!!(^o^)/~」
「まあ、司令官に限らず主役らしいデザインで色が黒ければ、そのミスマッチ感だけでじゅうぶんカッコイイですからね☆('▽'*)
でもやっぱデストロンエンブレムが付いてたらそのカッコ良さが一段上になると思うんですけど……

それでわまた☆
ばいばーい(^-^)/~~~」
※関連ページ
黒いコンボイコーナー
スカージのコーナー
ネメシスプライムのコーナー
黒いコンボイちっこいのコーナー


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