黒いコンボイ''/そして神話へ


and Rebirth...!
 

irregular...


The legend is alive.

※このページの前半部は2005年当時のままなので記事内容が現状と食い違っている部分があります。御了承ください。m(_ _)m
「こんちゃー、このはっす。
今回は『黒いコンボイ』コーナーの補足としてやったブラックなコンボイであるスカージ補足の、そのまたさらに補足です。
マイクロン伝説のアニメにも登場した、コンボイの姿をした闇の化身が海外でも登場!
今度はネメシスプライムってキャラになって同名キャラの別アイテムが登場しちゃいましたよ!?」
「リララです。
ほへー、よもや補足コーナーのその2までできるとはねぇ。」
「いや、もう、芋づる式と言いますか雪崩式と言いますか…

ボットコンの黒いコンボバットをドキドキしながら買って
『そうだ!そのうちサイト作って黒いコンボイのコーナー作ろう!』なんてウキウキしてた頃には
こんなに派生するネタになるとは思いもしませんでしたよコンボイの黒いの! _| ̄|○」
「がんばれー。(焼き芋食べつつ)

で、今回のネタはアレね、スカージのページのほうで以前言ってた
なんか色の違う海外版のマイ伝スカージね。」
「はい。
ベージュと赤の色が足され生物っぽさが増した感じですね。
今回のネタは今のとこ2体しかないし、補足の補足なんで変なネタ仕込まずに素早く本題に入りますよ!」
ネメシスプライム
「ではまず手前の車のほう。
日本でスカージの名で『テレビマガジン』2003年9月号にて限定販売されたのと同じキャラなのですが、
ハズブロ2003年のARMADA版では“NEMESIS PRIME”の名を受け
カラーリングの全身マイナーチェンジを施され新生し海外市場で一般販売!

そして奥のマンモス。
2004年の海外展開でのUNIVERSE戦争にビッグコンボイの姿を持つ悪の戦士が“NEMESIS PRIME”の名とカラーリングを継承し参戦!
日本では2004年にジャスコのみで限定販売されました。」
ユニクロンにより伝説のコンボイ司令官が複製された存在で知識と機知にとみ破壊を愛する悪のカリスマです!
彼が唯一その意に従うのは邪悪の化身ユニクロン!
全宇宙すべてのトランスフォーマーが彼にとって敵であり獲物でしかないのです!」
「おお!ずいぶんワルかっこいい話ね!」
「ええ。
基本的に正義のサイバトロン対悪のデストロン軍団の構図で話が進むTF世界で、
サイバトロンもデストロンもなく全てに仇なす絶対悪として君臨しつづける星間帝王ユニクロンの部下っすからね!☆G(>▽<)

そういえば次元時空を越え歴代戦士が集結しているロボットマスターズ戦争の設定って
微妙にユニバース戦争に似てますけどあちらの黒幕はもしかして…
と某ビーストウォーズネオの時に公開された未発売の惑星ロボ復活を期待してるんすけどどうなんでしょ(笑)。」
「ずばり無理ね。」
「ぐはっ!そういうショッキングなこと言う時はあらかじめ『おこらないでね』とひとこと言ってください!Σ( ̄□ ̄;)

ちなみに2体のネメプラはトイとしてはいずれもカラーバリエーションの一種と判断していいようで
元になったトイの細かなギミックとかもオミットされることなくそのまんま再現されてます。
ちなみにマンモスネメプラについてはいっぺんトップで飾った時のがココの上から2つめの区切りにありますー。」
こうすると、同じ人っぽい?
「二人とも背中にしょえる銃をマンモス準拠で横挿しにしてみました☆G(>▽<)」
「わ、すっごーい!
マンモスの背中ってもう何がなんだかわかんないわね!」
「皮じゃなくて銃を見てください!Σ( ̄▽ ̄;)」
マンモスタンクで攻撃だ!
「なにこれ?!」
「アタックモードです。
タンクです。
3段変形わずか2秒です。」
「その瞬間われわれは見たこともない怪生物を目の当たりにした!!」
「それは大自然が我々に送ったメッセージだったのかもしれない!!」
「ピストル大名!ピストル大名!!」
「おお、落ち着いてください!

で、このアタックモードですが
鼻が後にいって頭蓋骨のド真ん中から2連キャノンが出て脇腹ひらいてアンカーが発射スタンバイしてる状態ですね。
元々がマンモスですしかなり強そうな状態です☆('▽'*)」
「タンクって言われても納得できない謎形態ね…。」
「発売当時に作ってみたものの使わなかった画像をこの機会に投入です!

ちなみにこのネメシスプライムの目ってクリアレッドで成型されているのに頭部のどこにも採光部がないので
普通にしとくと真っ黒に見えるんですよ。
それはそれで『無明の赤』って感じでカッコイイと思っているんですけど
こういう写真撮る時はやっぱ光ってるほうがカッコイイので胸のエンブレムともども光らせる特写をしましたー。」
「そういや前にトップにした時もその説明はしてたけど
どうやって光らせてるのかは結局ばらさなかったわよね?」
「ええ。
聞かれたら説明しようと思っていたんですけど誰も聞いてくれなかったのでー。(^^;ゞ
で、今回いよいよその方法を公開しようと思うんですよ!」
「おお!
じつは私もあのあと実物をいじって色々やったんだけどどうしても光らせられなかったのよ!

TFファンの中には後頭部のパーツに穴あけたりして光らせようとした人もいたみたいだけど
構造的にあんまり光がはいらないみたいでいまいち光らないのよねー。

で、このはちゃんのはどうなってるの?
パーツをくりぬくとか電飾仕込むとかしてるの?」
「ふふふ、すごい方法ですよー、聞いたらガッカリしますよー?(´▽`*)」
「いいから早く教えなさいよー。( ^▽^)っ」
「はーい。
写真の状態だと実は『後頭部のパーツを丸ごとはずした状態』になってます。
だもんで横から見ると頭、前半分しかありません。
それで逆光にしてるんですから目なんか光りまくりですよ!

んで胸のほうは胸カバーを少しだけ開けて後部上方から光がはいるようにしてから
カメラを正面よりの下のほうに設置して『胸が開いているようには見えない角度』
で撮影してます。

まあ1枚ものの写真だからできるダマシ絵みたいなもんですね!ははははは。(´▽`*)」
「……。( ^△^)っ」
「ちなみにデッドマトリクス全開にしてる写真で目がぼんやり光って見えてるやつは
試しに目のパーツの裏にメタリックテープを貼り付けてみた時のですね。
少しは光るようになるんじゃないかと思ったんですけどホントに少しだけで、あれで目いっぱい光ってる状態です。

まあ元のビッグコンボイの時には目にメッキがかかってたぐらいですから、構造的に採光できないんでしょうね。」
「……。」(ごごごごごごご…)
「…ぇ、ぇ〜と(汗)、…じゃあ、逃げますね?」
「待ちなさいコラー!
光らせられると信じちゃった人達に謝れー!!」
「いや、だ、だから、『特写』って明記したんですよ!?
写し方にタネがあるんで『改造』はしてないって意味で!

それにあの頃ウチのサイトさびれてましたから改造した人もウチを見たってわけじゃないんじゃ…って、うわー!
リューター投げないでください!
電源いれっぱなしのトリマーも投げないで!
ごめんなさいごめんなさいー!!」
「そんなこんなで今回のネタはここまで〜。(.;)∀`)

ちなみに今回のサブタイの『そして神話へ』は
マイクロン伝説からユニクロン神話へーって気持ちでつけましたー。」
「ユニクロン神話って?」
「TFって根幹の設定が色々とパラレルになっているんですよ。

その中で私が一番好きなのは神話の時代に光の神と闇の神との戦いがあって
神々は戦いの果てにお互いを惑星の姿へと封印しあい、それぞれが後のセイバートロン星とユニクロンとなり
そしてその星でトランスフォーマーという種族が誕生した、ってやつなんです。

ちなみに他の設定ではユニクロンは狂気の科学者が作りあげた
超巨大なとこが特別なだけのただの悪いTFってのもあったりするんですけど(^^;ゞ」
「そういやビーストウォーズ以降に登場したユニクロンって
なんか知らないけどとんでもない災いを呼ぶ惑星サイズのTFがいるっていうのが大前提になってて
その正体や由来についてはさっぱり触れられていなかったわねぇ。」
「そうなんですよー。
だから私の中では今のユニクロンは闇の神です☆G(>▽<)

そんでどこか英語のBBSで見たんですけど、
ハズブロでは、どうやらスカージはデストロン所属の黒いコンボイみたいなヤツの名前で、
ネメシスプライムはユニクロンに仕える黒いコンボイみたいなヤツの名前なんじゃないかって話があって、
言われてみるとこの2体ってたしかに所属はユニクロンなんですよね。

そんなわけで、黒いコンボイはそしてユニクロン神話へー!☆G(>▽<)」
「なるほどねぇ。
長い解説ごくろうさま。

ではではまた次の特集でお会いしましょう。
バイバーイ(^o^)/~」
「ちなみに次回は黒いコンボイ捏造編の予定です☆G(>▽<)

それではまた。
バイバーイ☆゛(^-^)/~~~」
and Rebirth...!
「ここから追加記事っす!☆G(>▽<)
2006年7月20〜23日に開催されたサンディエゴコミックコンベンション、通称コミコン。略してSDCC。
そのハズブロブースでじきじきに限定販売されたネメシスプライムがこちら!」
「Wow!2年ぶりの新作ね!
なにもかも懐かしいわー。
…って、あれ?これが新しいネメシスプライム?
なんかスッゴい違和感があるんだけど??」
「それはズバリ色のせいですね。
以前のネメシスプライムは黒をベースにベージュとシルバーが配され、メタリックブルーと赤をアクセントにした
わりと派手めなカラーリングでしたから。」
「ああ、そっか!
急に地味になったわね、ネメジミプライム。」
「まあイベント限定品ですし。(^^;ゞ
そして↓はパッケージ状態です。」
「このネメプラはハズブロ社のオルタネーターズ“ALTERNATORS”シリーズ(日本でのバイナルテックに相当)
オプティマスプライム
(日本で言うコンボイ)をリカラーした限定版です。
パッケージデザインやイラストもオプティマスプライムのパッケージを
ほぼそのままデストロン仕様に変更したものとなっています。
(※ちなみに日本で発売された『キスぷれ#01』のコンボイは同金型のリデコ版です。)

そしてイベント限定品としての最大の見所は本体のナンバープレートです!↓」
「コミコンが開催されたサンディエゴという場所は詳しく言うとアメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴ市。
それでカリフォルニアナンバーなんですね。
また、よく見ればJUL2006(2006年7月)の表記もあり
北米最大のポップカルチャーのお祭を記念したおめでたい一品であることがわかりますー☆G(>▽<)」
「って、おめでたいのに“NEMESIS”なのね。(^^;ゞ
しかし微妙な仕上げっぷりねコレ。
ナンバープレートの地の白いとこの塗装が枠の形と全然ちがくて、まるでタタミイワシみたいじゃない。」
「いやー、実は他の人のネメプラも見せてもらったんですけど
この部分の白塗装はだいたい同じ感じにズレてたんで、どうやらこういう仕様っぽいですよ。」
「仕様かぁ、そう言われると、しようがないわね。

…ねぇ!今のけっこうウマいこと言ったと思わない!?ねぇ!ねぇっ!!」
「しょうもねぇトークはおいといて次いきますねぇ。(´▽`*)」
「はっ!私の発言を捉えてさらにうまいこと言ってる!?」
「こちらはカーモード。
ダッジラムSRT-10に変形します。」
「うわ、デッカい!
これまでのバイナルテックより一回りか二回り大きいんじゃない?」
「はい、なにせ実車からしてデッカいですからね。
実寸では全長5m67cm、全幅2m、全高1m69cmと、日本の個人向け自動車では有り得ないサイズ。
これはその1/24縮尺モデルです。

そしてこのダッジラムSRT-10というグレード、これはなんと、
心臓部に500馬力を叩き出す8.3リッターV型10気筒OHVエンジンを搭載しているモンスタートラックなんですよ!」
「へぇ。」
「…あ、あれ?なんか反応薄いっすね?」
「だってそんな馬力とかエンジンとか聞かされても専門外だし。」
「あー…と、とりあえず、バイパーSRT-10と同じエンジンを積んでるんですよ。
それでボンネットにバイパー“VIPER”のロゴが入ってるんです。

それで、そうっすねー、教授でも知っていそうな有名なスーパーカーと比較するなら…ちょっと古いですけど、
カウンタックLP5000クアトロバルボーネで5.2リッターエンジンを搭載して455馬力。
フェラーリテスタロッサで4.9リッターで390馬力…」
「うおお!なんか一気にスゴい車な気がしてきたわよ!!
てかバイパーってカウンタックやテスタロッサよりも強いエンジン積んでるの!?」
「ええ、バイパーは新しい車ですからね。
エンジンのパワーって、ほら、パソコンが新しくなるほどにハードディスクの容量が大きくなるようなものですから。」
「へ〜、つまりはダッジラムSRT-10って羊(ラム)の身体に毒蛇(バイパー)の心臓をもつ車なんだ。
カッコイイわね☆('▽'*)」
「サイバトロン総司令官コンボイのボディに選ばれるだけのことはあるってことですね!(´▽`*)
そしてそれと同じ素体を持つこのネメシスプライムの登場で正義のサイバトロンは大ピンチですよ!!」
「こちらは運転席。
各メーターやカーオーディオ、エアコンなんかもちゃんと付いてます。
ハンドルにはダッジラムの牡羊をかたどったエンブレムまで確認できるほどの凄まじい芸コマさです。」
「そして変形!
オルタネーターズ・ネメシスプライム!
トイとしてはバイナルテック同様の設計により高度の変形ギミックと可動を有します。」
「うわ、地味ー。
さすがネメジミプライムね。」
「ちょっ、変な愛称つけないでくださいよ!Σ( ̄□ ̄;)」
「だってずいぶん地味じゃない?
ネメプラからベージュと赤をさっぴいちゃって、スカージのカラーリングに戻ったって感じ?」
「まあたしかにかなりシンプルになりましたね。
と言いますか、実は元になったスカージ(ブラックコンボイ)よりもさらにシンプルな配色になっているんですよ。
スカージ達は黒いコンボイだと言われつつもそのじつ表面積の半分〜1/3はシルバー(グレー)でしたからね。

今回のネメシスプライムでは8割方が黒なんで本当に真っ黒ってイメージになっています。」
「へぇ〜、つまりスカージよりもさらに地味なんだね?」
「ぇ?…ええ、まぁ、…そうですね。」
「じゃあやっぱりジミプライムね!
略してジミプラ!
って、こう言うとなんかバンダイのイロプラの逆みたい!」
「うわ、もうどこからツッコんでいいやら!?
とりあえず変な略称禁止!
ちなみに正しい略称はオルタネーメシスプライムです!!」
「嘘だっ!!濡(゚□゚;)クワッ」
「バレたか!とんだところに名探偵がいたもんだ!!濡(゚▽゚;)ドワンゴッ」
「それはともかく、このはちゃん、今回は撮影にずいぶん苦労してたわね。
一人でレフ板みたいのを何枚も立ててジミプラをかこったりしてさ。」
「ええ。
ボディが塗装の黒ではなく素材が黒なのと、素材自体に案外と摺れ傷が多いものだったことで、
蛍光灯のみやフラッシュで撮るとモッテリしたものになっちゃうんですよ。
そこでカッコヨく撮ろうと光量増やしたら平面部分が多いために反射で色々とマズいものが映り込んじゃいますし。(^^;ゞ
てことで、現時点でこのネメシスプライムは
歴代黒コンボイの中でもトップクラスに『写真を撮りにくい黒コンボイ』です!」
「王者誕生ね!
何事でも頂点に立つのはいいことだわ!」
「あ、そういえばまだ設定面のことを語ってませんでしたね。」
「そういやそうね。」
「この『ネメシスプライム』というキャラの初出は『マイクロン伝説』(海外版)でしたね。
その次に次元時空を越えた『ユニバース』戦争に参戦。
それらがこのページ前半の2人のネメシスプライムです。
コンボイ司令官に酷似した黒いボディを持ち、星帝ユニクロンの配下である、というのがネメシスプライムの特徴でした。

そしてマイクロン伝説からの3部作が終結し、ユニバース戦争の展開も事実上終了してしまった現在、
悪の黒いコンボイの血脈は絶たれたかに思われましたが…
このたび『オルタネーターズ』戦争にて戦慄の地球デビュー!!」
「てことは…ついにオルタネーターズの世界にもユニクロンの魔の手が伸びてきたってこと?!(゚□゚;)」
「いや、それがまったくわかりません!☆b(>▽<)エヘン」
「ひっさつ あんぱーんちっ!!」 キュピーン☆~(o≧▽゜)=o)`▽<)・゚・。ゲブハァッ
「い、いきなり実力行使におよぶの禁止!」
「あらあらうふふ、って、なに言ってるの!
あんぱんちは最後から二番目の武器よ!!
ちなみに最後の武器は核兵器!
それはさておき設定の話をするって言っておいて『まったくわかりません』じゃまったくわからないわよ!!」
「うわぉ!途中で色々とムチャクチャ言ってるのに最後で正しい指摘をしてるから下手にツッコめません!!」
「おらおらぁ!ネタはあがってたんだ!
とっとと本当の事を吐いちまいな!!」
「いや、それが本当にわからないんですよ。(´Д`;)
パッケージのどこ見ても書いてありませんし、ハズブロの公式サイト見にいってもなんの記事もありませんし。

そこで私見なんですが、配色が過去2体のネメシスプライムとは異なるって点と、
これまでのオルタネーターズ戦争というものにユニクロンが干渉してくる気配はなかったってことから、
私は彼が今までのネメシスプライムとは別人のネメシスプライムなのではないかと、
それも原点であるG1世界に存在するはずの
オリジナルの『黒い悪の司令官』に当たるキャラなのではないかと愚考しています。」
「ん?どういうこと??」
「そもそもネメシスプライムが初登場した『マイクロン伝説』はトランスフォーマーズストーリーの源流の世界、
通称『G1
(ジェネレーション1、直訳すれば第一世代)世界』とは根本的に別のパラレルワールドなんです。
対してオルタネーターズの世界は、
数々の設定からG1世界から直接的につながってきている世界だと指し示されているんです。
(※ただし、初代アニメからはつながっているものの、2010やザ・ムービーの世界とは枝別れした平行世界であるっぽいです。その鍵になるのはバイナルテック・ラヴィッジの存在かも。彼はサウンドウェーブ配下のジャガーだったキャラなんですが、実はそのさらに未来の姿であるメタルスジャガーがビーストウォーズメタルス戦争の時に太古の地球に残したデータから再生された姿なんです。すなわちあの世界にはエイリアンや未来のデストロン評議会による歴史干渉があったことが示唆されているわけです。)

『G1』世界と『マイクロン伝説』世界、
それぞれの世界においてコンボイ司令やメガトロンを筆頭に同じ名を持ち設定が酷似したキャラ達が沢山いました。
つまりふたつの世界は相似しているわけです。
その点を逆説的に考えれば『マイクロン伝説』でだけ存在が確認されているネメシスプライムもまた、
『G1』ストーリーでは脚光を浴びなかっただけで『G1』世界のどこかに存在しているという可能性があるわけです。
そしてその『G1』世界から連なる『オルタネーターズ』にネメシスプライムが出現したとなれば…」
「なるほど、G1世界側のネメシスプライムがついに登場してきたって可能性があるわけかぁ。
パラレルワールドのほうで先に登場したキャラがG1世界のオリジナルとして逆侵攻したってことね。
もしそうなら面白いわねぇ。」
「で、明言されていないネメシスプライムの所属なんですけど、
名前からして一番可能性が高いのはやはりユニクロンとなんからかのつながりを持つ凶戦士でしょうか。

ただ、オルタネーターズはG1世界とつながっていてG1キャラが当時の名前のまま登場してくる世界ですから。
そうするとデストロン幹部であるブラックコンボイが改名して参入してきたって可能性もありますね。」
「ん??」
「ほら、ブラックコンボイは英名でスカージだったじゃないですか。
でもG1世界でスカージと言ったら、有名な空飛ぶ水色ホバーのヒゲロボの名前なわけで…。」
「なーるほど。
名前がかぶっちゃうから変えた可能性があると。」
「今回のネメシスプライムは前2体で特徴的だったベージュと赤という血肉を連想させるカラーが省かれていますよね。
そのためにどちらかと言えばブラックコンボイ的な配色になっている、そのことに設定面から解釈をするならば…
っていう観点での考えですけどね。」
「なんか、情報が少ないと逆に色々と考えちゃうのねぇ。」
「こういう仮説を立ててくのもTFトイの楽しみのひとつですよ。(´▽`*)

それではおまけ画像
今回のオルタネーター版ネメシスプライムの全身図を交差式立体視画像にしてみました。
(※立体視しなくても大きいサイズの全身写真として御覧いただけます。)
これを立体視すればあたかもネメシスプライムが目の前にあるかのような感覚が味わえます!」
「ははぁ、買えなかった人にバーチャル感覚でゲットした気分になってもらおうってわけね。
そういや一昔前にガチャポンフィギアを立体CGにして販売しようって話があったわよね?
あんな感じ?」
「ぅわーーーぉ、とつぜんスゴいホビー史黒歴史が。
教授の頭脳回路内の関連付けロジックがどうなっているのかは私のような凡人には杳として理解できませんね!」
「…ちょっとこのはちゃん、あとでそこのカラオケボックスでじっくり話し合いましょうか。
ではではみなさん、また次の特集でお会いしましょう。
バイバーイ(^o^)/~」
「そ、それではまた。
バイバーイ☆゛(;>▽<)/~~~
うわ、教授、ひっぱんないでくださーいズルズル
「またまた追加記事っす!
一つ上の記事のネメプラは2006年SDCC限定品でしたが、今回のはその2年後に開催された2008年SDCC限定品です。

2008年7月24〜27日に開催されたサンディエゴコミックコンベンション、通称コミコン。略してSDCC。
そのハズブロブースでじきじきに限定販売されたネメシスプライムがこちら!」
「またしても2年後か。
ネメシスプライムってのは最初の1体以外は偶数年に限定販売の法則でもあんの?」
「そういう不思議な法則はないと思いますけれど。(^^;ゞ

ただ、これで計4体になったネメシスプライムのうち2体がアメリカでのイベント限定商品としてハズブロが作ったものということで
ネメシスプライムという存在の方向性が定まった気がしますね。」
「日本で売られたのは2004年にジャスコ限定販売だったマンモスだけか。
そんではじめの2体はアメリカ販売分で、後の2体はアメリカのイベント限定。
つまりネメシスプライムってのは、日本向けは意識していなくて、アメリカのTFファン向けのキャラクターってとこなのかしらね。」
「でしょうね。
そして日本でそれに該当するのはスカージかブラックコンボイってことなのでしょう。

さてさて今回のは、名前はネメシスプライムなんですけれど、これまでとは骨子の違うキャラ設定になっています。
このネメシスプライムはストラクサス“Straxus”によって作り上げられたデストロン兵士のようです。

ストラクサスについて説明するとかなり長くなるため割愛させていただきますので上記リンク先を御参照ください。
英語ページなので不便かもしれませんけれども、日本語でストラクサスを解説してくれてるところもないので。
(※日本語版wikiにも説明があると情報いただきました。ありがとうございます!)
「ふむふむ、だいたいわかったけど
設定も色合いも、どちらかというとスカージみたいなキャラなのね。
ユニクロン関係なくなっちゃったし、ベージュや赤といった骨肉を思わせる色成分がすっかりなくなっちゃったし。」
「こちらはパッケージ。
ユニバースシリーズのクラシックのボイジャーサイズのオーソドックスなパッケージです。
絵では目が赤く光っていますけれど、実物のトイの目は青いクリアパーツにメタリックレッドが塗装されています。
これで目を逆光で光らせる恒例のTFギミックを使うと
メタリックレッドで塗装されてる目が暗めの紫にぼんやり光り、目の周囲の輪郭が明るく青く光るという不思議な状態になります。

トイとしては2006年ハズブロのClassicsシリーズの“Optimus Prime”の黒いリカラーになります。
日本では2008年に発売された『変形!ヘンケイ!トランスフォーマー C01 コンボイ』と同型の色違いですね。」
「コンボイ型のおもちゃとしてはスタイリッシュな傑作ね。
重量級なトラックからスマートで良く動くロボットに変形。
サイズも大きすぎず小さすぎず、ほんと良く出来てるわ。」
「ちなみにこれ、SDCC限定だったんですけど、例年のSDCC限定TFの例にもれず日本にもたくさん入って来てお値段もお手頃でした。
一番出回ってた時には新品未開封品でも『変形!ヘンケイ!コンボイ』定価より安かったです。
ほんとにSDCC限定品ってどういう流通になってるんでしょうね。(^^;ゞ

ちなみに私は『今回こそ普通の限定品みたいに出回らないかもしれないじゃない』となぜか思ってしまい
個人輸入しちゃったので高くつきましたけど(´△`;)」
「あ、今すごいことに気付いた!
この子、左肩と左肘の計二ヵ所にデストロンエンブレム付いてる!
たいていは一ヶ所だから、なんだか得した気分!」
「あはは、ぜんぜん聞いてやがりませんねコノヤロ。
肘のはトラックの時の側面に付いてるエンブレムですね。
だからロボ形態では見えづらい位置になっているんです。」
「なるほどね。
で、なんか言いやがった?」
「いえいえなんにも!
それよりもエンブレム二ヶ所でお得な気分になっていたら次のはもっと凄いですよ!!」
「次は…なにこれ?
黒っぽいコンボイだけどいわゆる黒いコンボイとは違う…?」
「はい、ネメシスプライムではないのですが御紹介!
こちらはこれまでのようなコンボイ司令にそっくりな悪のTFではなく、悪のコンボイ司令(本人)です。」
「エンブレムが四ヶ所…しかも二個はチョーデカい!
これはたしかにお得な気分!

しかしなんか不安定な気持ちになるカラーリングね。
それに普通なら赤いはずのサイバトロンエンブレムがデストロンと同じ紫…、あっ、そうか!
普通のコンボイなら上半身がサイバトロンエンブレムと同じ赤なのに
これはそこもデストロンエンブレムと同じ紫になってるのね!」
「御明察!
そして本来なら銀色のところが黒に、青いところがほとんど灰色な濃紺にと、悪役らしいカラーリングになっています。

これはTF名物である無数の並行宇宙の中でもかつてなかった世界、
邪悪なサイバトロン軍団と正義のデストロン戦士達が戦っている世界でのコンボイなんです。」
「オオゥ…。」
「邪悪なサイバトロン軍団を率いる暴君司令コンボイ!(英語では“Optimus Prime is the sadistic, tyrannical leader of the evil Autobots”)

地位はなんと破壊帝王!(“Emperor of Destruction”なので破壊大帝と訳してもいいのかも)

モットーは“All sentient beings are free to follow me. Refusal means destruction!”
 “全ての者達が私に従うことを許してやろう。ただし、従わない者は破壊するがな!”」
「なんという悪のサイバトロン破壊大帝。
メガトロンが暴君なりに部下思いな一面もあったりするカリスマであるのに対して
サイバトロンが悪になった日には慈悲のかけらもないのね!」
「ですねぇ、“黒い”ですよねー。
というわけで黒いプライムということでこのコーナー入り!濡(゚□゚;)」
「あ、そういう理由なんだ。
訊いてないのに。」
「ちゃんと考えて来た時にかぎって訊かないのヤメにしましょうよ。
今回は悪のプライムということと、ひとつ上のネメシスプライムと同型ということでここで一気に御紹介ということにしました。

あとコンボイ本人でいて悪であるというのが他のコーナーに入れるには突飛すぎるので
やはり悪のプライム専門であるこのコーナーが相応しいと思ったわけです。」
「そんでこれはどこで売ってたの?
見たことないけど。」
「こちらはボットコン2008“BOTCON2008”の限定品、シャッタードグラス“Shattered Glass”のラインナップの1体、オプティマスプライムです。

トイ本体はこのページのひとつ上のネメシスプライムと同じく、2006年ハズブロのClassicsシリーズの“Optimus Prime”のリカラーです。
2008年日本の『変形!ヘンケイ!トランスフォーマー C01 コンボイ』と同型の色違いです。」
「ボットコン限定品か。
本当にリミテッドでプレミア付きまくるほうね。
同型の色違いを集めたいマニアには鬼門ね。」
「ですね。
特にこの型のコンボイには白いのやカラークリアもいますし、
普通のコンボイカラーの市販品でも海外版と日本版で成型色も塗装パターンも違いますし。

トイとしてとても良い物なので集めたくなる気持ちもわかりますけどコンプするのはなかなか懐が痛そうです。」
「マニアも大変ねぇ。」
「あ、そうだ、このイビルオプティマス出したら言及しときたいことがあったんですよ。

まずトラック形態での屋根は銃に変形するんですが、そこに書いてある一文がまたウマいこと出来ているんです。
これ見てください。」
「“'TIL ALL ARE GONE!”…?」
「本来の正義のサイバトロンのモットーは“TIL ALL ARE ONE”。“すべてがひとつになる、その日まで”。
それはグレートウォーを終わらせ宇宙すべてが平和になること、オールスパークの元ですべてがひとつになることへの願いです。
昔のトランスフォーマー・ザ・ムービーでロディマスが言っていた「宇宙を一つに!」がこれです。

しかしそこに“G”一文字が加わった“'TIL ALL ARE GONE!”だと“全てが滅ぶ、その日まで!”という恐ろしいフレーズになるんです。」
「ほー、そりゃたしかに良く出来てるわね。」
「でしょでしょ。
あと、各部に銀色のハゲチョロ塗装がされているじゃないですか。」
「ああ、なんか細筆で適当にペタペタやったっぽいこれ?」
「それ、よく見るとわかりますけど、実はドットで再現された精密プリントなんですよ。」
「……ほんとだ。
なんでこんな高等処理のプリントが筆でペタペタやったみたいな感じになってるの?!」
「逆ですよ、逆!
つまり筆でやったような塗装を精密に再現しているんです!!」
「な、なるほど…。」
「そんなわけで2008年のアメリカでのイベント限定、悪いクラシックプライム二連発でした!
それでは今回はこのへんで。」
「私の予想どおりなら次のネメシスプライムは2年後にあたる2010年に現れるわね!
ではその時にまたお会いしましょう。
バイバーイ(^o^)/~」
「そ、それはどうなんでしょうねぇ…。
それではまた。
じって〜ん☆(^-^)/~~~」
※この先、記事、工事中です。m(_ _ )m
「うわ、ひさしぶりにネメシスプライムが出現したと聞いて来てみたら
なにこの可愛いの……。」
「はい、こんにちわ、アイテム追加です。
今回は2012年春に発売されたボッツショッツという、ゲームのコマに使える小型の自動変形トイです。
画像はそのパッケージの側面に描かれているネメシスプライムですね。
画像に名前が入っているのでチョイスしてみました。」
「。」
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「。」
「。」
「。」
※関連ページ
黒いコンボイコーナー

スカージのコーナー
黒いコンボイちっこいのコーナー
黒いコンボイ ネクストジェネレーション


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