黒いコンボイ司令官ちっこい版

「ぐ〜てんた〜く、このはっす☆
こちらは黒いコンボイコーナーのちっこいの専門コーナーですヨ〜☆G(>▽<)」
「リララです。
ついに本家の黒いコンボイコーナーも暖簾分けかぁ。
黒コンボイの増殖がこんなに続くとは。
集めるのも大変ねぇ。」
「いえいえ、マニアとしては嬉しい悲鳴っすよ!
そぉれ、きゃーーー☆G(>▽<、)」
「(半分マジ泣き入ってるわね…)」
  電撃ホビーマガジン限定ロボットマスターズG1コンボイブラックバージョン
「こちらのコンボイは黒い部分がフラットブラックで仕上げられていて、
どのG1黒コンボイよりも上品な高級感が漂っています。」
  ホビージャパン限定ロボットマスターズビーストコンボイブラックバージョン
「ロボットマスターズビーストコンボイは通常版のゴリラ形態がかなり真っ黒なもので
おそらく差別化のためにゴリラパーツをグレーにしたんだと思うのですが…
『ブラックじゃなくてグレーだこれー!!(ガビーン)』とあちこちでつっこまれまくってました…。(^^;ゞ」
「あらら?
このトラックとゴリラって前にもいたわよね?」
「いませんよ。(しれっと)

こちらは2004年から展開された『ロボットマスターズ』、通称『RM』シリーズ。
統一のミニサイズでスタイルと可動を重視したこのシリーズにて
再設計され登場したG1時代の初代コンボイとビーストウォーズのコンボイ、そのブラックバージョンです。」
「じゃあ同じキャラの別製品なのか。
昔のガンダムのプラモがHGモデルとか言って焼き直されるような感覚ね。」
「これらのRMブラックバージョンは2004年10月号の大手ホビー誌が連動し誌上限定販売されたものです。
電撃ホビーマガジンではG1コンボイ。
ホビージャパンではビーストコンボイ。
ハイパーホビーではビーストメガトロン。
フィギア王ではスタースクリームが、それぞれ代引きのみで販売されました。

ちなみに電撃ホビーマガジンとホビージャパンはこの号はそれぞれ980円でした。
そしてそれぞれ応募券を貼った応募用紙を80円切手を貼った封書で投函すると
1体ごとに2625円(本体価格1480円+発送手数料720円+代金引換手数料300円+消費税5%)で
送られてくるというシステムでした。

つまりここにあるのは1体手に入れるごとに雑誌手数料込みで3685円かかってるって計算になりますねぇ。
あまりなコストと代引きしかしないという販売方法にけっこうアチコチでクレームが出たようで。(´△`;)」
「そりゃあそのハイコストっぷりじゃあねぇ。
でもそのわりにメーカーも出版社も別段もうけてなさそうだから文句の言われ損っぽいわね。
くわばらくわばら…。」
「あと、当時オープンしたばかりだったamazonのおもちゃ&ホビー売場に
これら雑誌限定版の4種が各¥1,554でしかもシステム的に「1500円以上お買い上げで送料無料」で登録され
騒ぎになったということもここに記録しておきます。

この件は何年か経ってから読んだら良い思い出になってますよきっと!

そしてけっきょくamazonでの販売はされず
それ以降も現在に至るまでamazonのおもちゃ&ホビーの予約システムは色々と不備を指摘されまくってます。(^^;ゞ」
「つまりは初期不良ね。
どうせならユニットごと交換しちゃえばいいのに。」
「あはは…って何を!?Σ( ̄□ ̄;)」
「こちらはブラックG1のパッケージです。
市販のロボットマスターズの箱と外形は一緒なものの、ウインドウがなく黒一色でプリントされています。」
「あからさまにコストが減ってるわね。
でもわかってても買っちゃうのがマニアのサガか…。」
「ええ、マニアのSa・Gaフロンティアです。

て言いますかですね、限定版ていうのは限定的にその仕様のモノが存在しているという事実が重要でして
コストや再現性の問題ではないんですよ、多分。
まあもっとも私のような一般人がマニア向け商品について語っても説得力がありませんけどね。」
「いやバッチリ!濡(゚□゚;)クワッ」
「いやいやそんなまさか。」
「いやいやバッチリバッチリ!!這濡(゚□゚;)クワワッ」
「いやいやいやまさかまさか。」
「いやいやいやバッチリバッチリバッチリ!!!這這濡(゚□゚;)ククワワワッ」
 (※以下30分ほど省略)
  電撃ホビーマガジン限定ロボットマスターズライオコンボイブラックバージョン
「追加ー。
上記2体と同じく雑誌限定のロボットマスターズ、今回はライオコンボイのブラックバージョンです!
前回のから13ヶ月…電撃ホビーマガジン2005年11月号にて告知されました。」
「お、てことはまたも送料手数料で1000円以上かかったりとか?☆('▽'*)」
「いえいえ。
今回は雑誌に印刷された応募券は不要となり、
ネットショップである電撃屋.comからも直接購入可能で、
本体税込み1,554円+送料500円の実質2,054円で購入できるようになってました。」
「おおー、RM1体分くらい安くなってるわね!
それは嬉しい配慮。」
「このキャラはパッケにデカデカとデストロンエンブレムが描かれていることからわかるように悪のキャラです。
でも胸にはビーストサイバトロンのレリーフが。
これは一体どうなってるのかと思ったら、
右肩のタテガミで隠れてる場所にデストロンエンブレムが印刷されていました。」
「おおー、本当の所属軍団エンブレムを隠す構造と赤い目がいかにも悪役っぽくってカッコイイわね!」
「ですねぇ。
こちら、商品には設定書やストーリーなどは付属しないのですが、
電撃ホビーマガジン2005年11月号にこのキャラが活躍するストーリーが掲載されました。
概要はTVアニメ「ビーストウォーズU」第18話「黒いライオコンボイ」をリスペクトしたものになっていまして、
一口で言いますと『正義のライオコンボイがコピーされ誕生した悪の戦士』です。」
「あ、じゃあ以前のコーナーにいた『トイザらス限定版コミックボンボンオリジナルブラックライオコンボイ』と
だいたい同じキャラってわけ?」
「ええ、だいたい同じです。
試しに並べてみましょう。
ほら、だいたい同じですよ。」
「おおー、だいたい同じだわ!」
「それにしてもあと1体あればおやこマシンなんですよね…くっ、惜しい!!」
「このはちゃん、惜しむ理由がおかしい…。」
  e-HOBBY限定 TF T.H.S.-02B 初代総司令官/コンボイブラックバージョン
「またまた追加ー☆G(>▽<)
こちらは『e-HOBBY限定 TF T.H.S.-02B 初代総司令官/コンボイ ブラックバージョン』です。

ファンの評価が極めて高い『T.H.S.-02 トランスフォーマーハイブリッドスタイル 初代総司令官/コンボイ』の黒い限定版!
タカラ直系のインターネット通販サイト、e-HOBBYにて2006年9月に予約が開始され2007年2月に発売されました。」
「うわ!ちっちゃーい!
ん?でもロボットマスターズを考えれば驚くほどちっちゃいわけでもない…?」
「そうですね、T.H.S.は頭頂高105mm、RMが120mmってところです。
しかし精密ディテールとパーツ形状の複雑さから感覚的に逆算し予想されるプロダクトとしてのサイズが
実物よりも大きいので実際のサイズとのギャップがさらなる錯覚を引き起こすんじゃないかと思われます。
ひらたく言えば『思ったよりも小さーい!』てことで。」
「最初からひらたく言いなさいよ。
でもたしかにこれでミクロマンサイズだなんて実物見てない人には信じられないわよね。」
「それではためしにロボットマスターズ版とツーショットにしてみましょう。」
左:T.H.S. 頭頂高105mm 右:RM 頭頂高120mm
「うわ、やっぱちっちゃーい!
コンセプトが違うとはいえ、この造型でこんなサイズだとは思わないわよやっぱ。」
「ですねぇ。(^^;ゞ

そしてこちらはパッケージ。
なんと吉岡英嗣氏による、この限定版のためだけの書き下ろし!
限定版ブラックとしてはかつてない豪華仕様っす!☆G(>▽<)」
「そういやそうね。
限定版てたいていは通常版のパッケのままだったり、
あるいはそれに『限定版』て書いたシールが1枚貼ってあるだけだったり、
箱の印刷がそのままモノクロになっただけだったり、すごく簡単なパッケージになってたりするもんね。
書き下ろしってのはスゴいかも。」
「このパッケージアートで注目なのはこの限定版で追加された武器、二基の特殊ミサイルランチャーです。
アメリカのG2期に復刻されたG1コンボイに追加されたミサイルランチャーをリファインしたものになっているのですが
こうして線画にされたものを見ると各部ディテールがよくわかりますね!

ちなみに下の画像のデッカいのがG2期に追加されたランチャーの実物で、
小さいのが今回の限定版のために新造されたランチャーです。」
「へぇ、当時デザインのユルいところを上手くシャープにリファインしてあるわね。」
「T.H.S.コンボイが持っても違和感がないリファインは流石です。
ただ残念ながら新しいほうはミサイルが撃てないんですよ。」
「ん?G2のは撃てるの?
えーと…(ぽひゅっ)
うわ!先端の太い赤い部分がまるごとミサイルだったのこれ!?」
「特殊ミサイルランチャーという名前ですけれど
おそらくはパンツァーファウストやRPG(Rocket-Propelled Grenade)みたいな構造なのでしょうね。
この構造で砲身の下にはガトリングガンも付いていますから、地球の兵器工学を超えた超兵器っぽいです。

またG2シリーズでは、この2丁のミサイルランチャーを装備したコンボイのあとに
2本の巨大ミサイルを装備したコンボイミサイルトレーラーが登場するので
その進化への布石としてデザインされたものだったのかもしれません。」
「なるほどねぇ。」
「さてさて、この書き下ろしパッケの真の凄さは箱裏ですよ!
半分くらい御覧いただきましょう。」
「なんと『e-HOBBY限定 要塞参謀ガルバトロンII』と『e-HOBBY限定 レーザーウルトラマグナス』との戦いが!
彼らの活躍を文字設定以外で見られる機会があろうとは全然思っていなかったので嬉しいサプライズ!!

また『レーザーマグナス』の、あのG2コンボイそっくりの装甲が砕け
中からG1アニメ版ウルトラマグナスの顔が覗くというデザイン処理は衝撃的です。
このパッケだけでもe-HOBBY限定トイを集めてる人にはたまらないアイテムですね!」
「これはスゴく豪華ね。
元から評価が高いトイにマニア好みの新規パーツ追加、さらに通を唸らせる新パッケージ。

黒い限定版って聞くと手抜きだと思う人も少なくないでしょうけど、これは手を抜いてるところが見当たらないわね。」
「それでは最後はおやこマシン状態で〆っ!☆('▽'*)」
右手前のデカいのは15周年記念復刻版コンボイ・ブラックバージョンにG2期の追加パーツを付けたもの。左奥のちっこいのはパチモノっす。
「そんなわけで2004年以降に発売された黒いコンボイの小さいのを集め、別コーナーにしました。
なお、ブラックコンボイ、スカージネメシスプライムは別コーナーになっております。」
「それにしても黒いコンボイもコンスタントに増え続けてくのね。
でも正義側の黒いコンボイって玩具を黒くして後から新しい設定をつけましたって感じのがほとんどで
なんだか実体のない巨人の影って感じよね。」
「私は今日引退しますが、我が黒いコンボイ軍団は永遠に不滅です!。・゚・(つ▽<)・゚・。」
「長嶋さんかよ!!てかそれ巨人じゃなくて巨人軍だわ!!」
「わほーい!
ちなみに私はまだ引退しませんよ。
とりあえず劇場版を見に行きますし!」
「劇場版の何種類もあるコンボイ全種に黒いのが出たらやっぱ全部買うのかしら…。

ではではまた次の特集でお会いしましょう。
ごきげんよー!!(^o^)/~」
「ひー!それはおそろしー!!

それでわまた☆
ばいばーい(^-^)/~~~」
記事追加
  クラシックレジェンド・メナゾール
ナイトウォッチオプティマスは黒じゃなくて紺色!ナイトウォッチオプティマスは黒じゃなくて紺色!
はいみなさんこんにちわ!このはっす!!☆G(>▽<;)」
「今、ヒドい欺瞞を見た。」
「ぶふーっ!(=。=;)
なっ!なに言っちゃってるんですか教授!?
あれ、じっさい紺色じゃないですか!
と言うか紺色どころかむしろ青いですよあれ!
青です青!
青は黒くない!!」
「まあ、そうね。
名前とパッと見の印象で黒っぽいと思われてるけど
あれを黒いコンボイって言ったら逆に詐欺かもねぇ。」
「ですよねー。σ(のヮの)
えー、そんなわけで、黒いコンボイちっこいの特集ページに新入りさんが入りました☆G(>▽<)」
Classic Legends Menasor
「…これもけっこう黒くなくない?」
「え?
いえ、黒の面積はブラックコンボイさんとだいたい同じ比率だと思いますよ。

全体に占める黒の面積は五割〜八割、残りの大部分は無彩色のガンメタルか銀かグレー。
アクセントとしてメタリックブルーや赤、紫、金色といったビビッドな色が少し。
…ってのが黒いコンボイとして認識されてるトイの配色でしょう。」
「なるほど、そう言われてみると。
ブラックコンボイは記憶の中では真っ黒なんだけど
実物は黒いとこが半分ぐらいって事実がビックリを越えて腹立つわよね!」
「え〜…(´△`;)

あ、そうだ!
ナイトウォッチオプティマスプライムもこれに当てはめれば黒いコンボイには見えないことがわかりますよ!
黒いコンボイってのは基本的にモノトーンに近くてアクセントとして少しだけ色味のある色が入ってるんですが、
ナイトウォッチは色味のある青の部分がメインとして半分以上しめてるから派手なんですよ!
ほら、やっぱあれは黒いコンボイじゃないです!」
「わかったから、それよりもこのメナゾールの説明しなさいよ。」
「はいはい!
えーと、日本で「トランスフォーマー ギャラクシーフォース」を放映してた時に小さい可変トイの「EZコレクション」というのがありましたよね。
あれは海外の“Legends of Cybertron”(レジェンズ オブ セイバートロン)というシリーズの一部を日本で販売したものだったんです。

海外でのこのシリーズは後にリペイントによってG1期の有名キャラ達を再現する“Classic Legends“(クラシックレジェンズ)という展開もしまして
このメナゾールはその時の1体です。
ギャラクシーコンボイの金型で、デストロン軍団スタントロン部隊のモーターマスターをイメージした色替え版ですね。」
「あ、前に記事にしてた黒リカラーのロディマスだかと同じキャラなんだ?」
「ええ、それはタイタニウム・メナゾールですね。(過去ログ56。中段あたりを御参照ください)
あちらは黒いロディマスコンボイがモーターマスター的なリカラーを施されています。

ちなみにモーターマスターはG1に登場したデストロン軍団スタントロン部隊の参謀(リーダー)です。
キャブが真っ黒なトレーラートラック、ケンワースK100エアロダインをビークルモードとしていまして
同じくトレーラートラックとなるコンボイ司令をライバル視していました。
これもさきほどの過去ログの下段のほうで当時物の写真付きで御紹介していますので御興味がおありでしたらばどうぞ。」
「ライバルと目していたキャラの別次元新型ボディと同じ姿になるとは…やりおるのう。
でも名前が合ってるような合ってないような微妙なせいでむずむずするわね。」
「発表された時の英語のサイト(非公式のファンサイト)の記事には
モーターマスターはトレードマーク(“TM”と表記される商標のこと)の権利関係で
今はその名前はトランスフォーマーの玩具では使えないって書かれていました。

なので最近発売されたモーターマスターをイメージしたトイでは
単体のモーターマスターの名前ではなく合体後の合体兵士メナゾールの名前が使われたそうですよ。」
「長く続いてると名前でいろいろ面倒なことになってくるのね。」
「特にわかりやすい単語で構成されてる名前だと商標で複雑なことになりやすいようですね。
逆に他で聞いたこともない個性的な名前だと大丈夫なようです。たとえばリパグナスとか。濡(゚□゚;)

ちなみにトイ本体の刻印は TAKARA2005、パッケの表記では HASBRO2006。
実際にこのメナゾールが発売されたのは2007年3月だったようです。」
「へぇ。
しかし黒いコンボイのコーナーでG1合体兵士の人が出て来るとは思わなかったわ。」
「ですね。
基本的に黒いコンボイって
『コンボイ司令本人がパワーアップか何かした姿』か『最初からコンボイ司令の姿をコピーした悪のTF』かのどちらかでしたものね。
元々はちゃんと別のTFだったキャラが来たというのは歴史的な一歩かも。」
「それがTFユニバースの醍醐味ね。

ではではまた次の特集でお会いしましょう。
ごきげんよー!!(^o^)/~」
「それでわまた☆
ばいばーい(^-^)/~~~」
※関連ページ
黒いコンボイコーナー
スカージのコーナー
ネメシスプライムのコーナー
黒いコンボイ ネクストジェネレーション


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