ギャラリー其ノ禄拾壱★



ムービー・スカイワープ




ムービートランスフォーマー・スカイワープ、オンリー・アット・GSAスーベニア。

てことで今回はひさびさにリペイントねたっす!☆G(>▽<)

これはちと前に友人に頼まれて色彩設計したものを
自分用に再設計したものっす。
自分用なので腿の模様とかやりたい放題なデザインっす(^^;ゞ


今回の肝はムービーG1ジェットロンズではなく
ムービースタースクリームのほうをリぺしてスカイワープにするデザインってとこっす。
造形的には無改造でってのもポイントっすかね。


江戸時代の京都のリぺ職人が詠んだ有名な俳句に
「 TFは 塗装次第で 別人だ 」
というのがありまして
つまりどんな造形でも色塗り次第で別キャラになるというのが古今東西にわたるTF宇宙の掟っす。

また別のリペ職人が詠んだ
「 ディテールを 無視して塗れば 新世界(ゆにばあす) 」
という句には
造形的無改造で120%の効果を引き出す極意が込められていると言えるでしょう。

これらの俳句の心得をいかしたのが今回のこの顔。


細かいディテールの施された造形物を前にすると
ついその形状どおりに塗り分けたくなりますが
リぺ道においてはそうする必要はないということですね。
歌舞伎の隈取りにも通じていたという京都のリぺ職人達の叡智に乾杯。

ちなみに元のスタスク。
自分で塗ったのを見慣れてから改めて見るとゴッツいわぁ。


しかしまだいっぱいいるんすよねー。
あとは黄色くしてサンストームとか作ってみようかしら…。

そして全景。


ちなみに作り方レシピ。
まずはムービースタースクリームをSDN染料黒で煮込みます。
よく乾かしてから他の色を塗ります。
完成。

さあ皆さんもレッツトライ!!濡(゚□゚;)(ぇ


そうそう、リぺする方へのワンポイントアドバイス。
このトイをリぺしようとした場合に難関なのが胸部の左右にスライドするカバーとミサイルランチャー腕の周りの
入り組んだ部分の塗装だと思うんですが、
分解しさえすれば塗装は簡単っすよね。

で、胸パーツは裏から見える丸い金属パーツがありますが、それが固定ピンの頭になっています。
なのでそれをつかんで抜けば外せます。
そのピンはこんな感じ。

けっこう短いので案外簡単に外せます。
ただし短いので変な角度にひねっちゃうと受けパーツを破損する原因になりますので注意です。

ちなみに腕のほうですが、
友人が分解した時の写真を見せてもらったところ
その気になればバラバラに出来るようですが…
私は面倒だったんで分解せずそのまま染料に突っ込みました。(ぇ
染まりました。
終わり。(ぇぇ


そんなわけで
スタースクリームとサンダークラッカーは発売されたのに
一人だけハブられてたスカイワープを作ってみた、のコーナーでした☆G(>▽<)



爆丸 最終報告 1

爆丸、終わりましたね…。

そんなわけで爆丸をピックアップして応援してきた当アカデミーでの
最終報告をおこないたいと思うっす☆G(>▽<)

それではまず最初に過去に爆丸をピックアップした当サイトの過去ページをばおさらい☆('▽'*)
※サイト内関連記事 爆丸ver.1 爆丸ver.2 爆丸ver.3
※※関連記事追加 爆丸最終報告完結編 爆丸SERIES2登場  爆丸B2第一弾 爆丸B2第二弾 2009春・関東限定店舗新商品 爆丸B2第三弾&スペシャルアタック

さてさて、最終報告となる今回ですが、
ver.3以降の新型爆丸をピックアップしていきます。

当アカデミーではver.3まですべて闇属性オンリーで集めてきていたので
それ以降のも闇で揃えようと発売を待っていたところ遂に発売されずに終わってしまったという衝撃の展開!
なもんでここまでズルズル先延ばしになってしまいました(´△`;)

ではver.3以降の展開を振り返ってみましょう。


2007年3月末。
アニメ放映に先駆け、アニメに登場するキャラクター達が操る爆丸デッキを再現した
「爆丸バトルブローラーズ スターターキット」が発売。
これまでに発売された金型を使用した既存の属性通りのアイテムの中から各属性3体ずつをピックアップしたセット。
ただし相違点が二つ。使用されているネジが三角穴のものとなり、ボディの色味がメタリックになっています。
これらの特徴は輸出版と同じ仕様なので、
製造時期的にこれ以降、輸出版の製造ラインしか存在しなくなったためだと推測されます。


2007年4月5日、テレビアニメ『爆丸 バトルブローラーズ』がスタート。
北米、アジア、ヨーロッパを視野に入れた世界展開を開始。


2007年7月。
「爆丸バトルブローラーズ シュンキット(風)」が発売開始。
風属性はアニメで新たに登場した属性。
セットの3体の内訳は ・フェニックス ・ルシフェル ・ラプター。
このうちフェニックスだけがこれまで発売されていなかった新爆丸となっています。

それがこれ、フェニックス。風属性。

足は手動展開。
トサカ部はフリーになっているので自動的に立つこともあったりなかったり。
球形の中で鳥の特徴をうまく再現していて
それでいてまるまるとしててカワイイっす(´▽`*)


2007年11月。
「爆丸バトルブローラーズ スペシャルセットvol.1」がトイザらスのみで限定発売。
3体の内訳は ・ティグレス ・プレデター ・ゴーレム。
これらはアニメ放映当初からEDで踊っていて注目を集めていた新爆丸。

長らく発売が待たれていましたが
まさかここまで発売が遅くなりしかも限定販売になるとは誰にも予想できなかった事態。

なお「スペシャルセットvol.1」と銘打たれていますが「vol.2」は存在しません。


では「爆丸バトルブローラーズ スペシャルセットvol.1」の新爆丸を御紹介しましょう☆G(>▽<)
なお以下の爆丸は全て足だけ手動展開です。

ティグレス。光属性。

獅子型の爆丸。
腕が左右にスライドして展開する新しい機構がシャープな印象。
写真では見えてませんが背中にちゃんとシッポが出るとこがカワイイっす☆('▽'*)


プレデター。水属性。

変形自体はシンプルなものの
胴体が回転ドラム式のルーレットになっていて
ポップアウトするごとに3種の属性がランダムに変わるのが特徴。


ゴーレム。土属性。

右腕は横に、丸盾を装着した左腕は縦にと、特殊な開き方をするのが特徴。
アビリティ発動条件が整った状態でこの腕で相手に触れると特殊効果が発動するっす。


今回御紹介した4体の爆丸シリーズの中での位置付けは
シュンキットはver.--、スペシャルはver.SPとなっています。
つまりアニメが始まる前に展開していたver.3以降は、事実上バージョンが進まなかったということに。

また今回取り上げた4体はここに掲載した属性の物しか発売されませんでした。
アニメ以前は全ての属性に各爆丸が一種ずついて
ゲームに必要な大規模なバリエ展開を築いていましたが
それがまったくされなかったわけっす。

風属性で発売された爆丸はシュンキットの3種のみ。
また、その中のフェニックスを含めた新型爆丸、計4種はそれぞれ上掲の属性のみでしか発売されませんでした。
以上がアニメが始まって以降の28mm爆丸の全商品。
しかも劇中での重要キャラだったメテオドラゴノイドやデュアルヒュドラは発売されないまま終了。

元々のver.1が2006年7月22日に登場して以降、半年に満たない2007年1月1日まででver.3までの計12種×5属性=全60種に加え
限定パックでレア爆丸、Sレア爆丸まで配布していた怒涛の展開を考えると、
盛り上がるはずのアニメが始まったとたんに沈静化してしまった異様な展開だったと言えるでしょう。

…日本では。


以下次回!濡(゚□゚;)クワッ




爆丸 最終報告 2

前回、劇中での重要キャラだったメテオドラゴノイドやデュアルヒュドラは発売されないまま終了、と書きましたが
実は存在しています。
実際持ってます。
それがこちら。


メテオドラゴノイド。闇属性。
ダークオン メテオドラゴノイド
横方向に金属製のメタルリングを装着した破壊力の大きな爆丸。
ver.1で登場したドラゴノイドの進化体。
ちなみに足だけ手動展開。

28mm爆丸としても機構が進化しており頭部の衝角が連動する自動変形になっているっす。
ノーマルのドラゴノイドでは角は手動展開で、それぞれの翼と頭はすべて独立して動いたため爆丸に戻すのがちと面倒でした。
しかしこのメテオドラゴを球に戻すには頭を押し込めば翼も角も連動して戻るという進化っぷり。
ちなみにアゴが別パーツで組まれていてかわいく動きます。


ダークオン・デュアルヒュドラ。闇属性。
ダークオン デュアルヒュドラ
縦方向に金属製のメタルリングを装着した破壊力の大きな爆丸。
ヒュドラの進化体。
足も自動変形で出てくる貴重な完全自動変形タイプ。


というわけで前回の4種に今回の2種を足した計6種が
アニメ版、爆丸・バトルブローラーズの新規爆丸っす。

ver.1からはじまって全18タイプのモンスターへと変形する爆丸。
これで28mm爆丸のモンスター勢揃いっす!



さて、上掲2種のモンスターは
別属性タイプのが秋と冬の公式バトル大会で上位入賞者への賞品として贈呈されたので
見たことあるという方もいらっしゃるでしょう。
でもアニメにも登場したこのダークオンデュアルヒュドラとかは見たことがないはずです。

…日本では。


そう、前回の最後にも書きましたが、この『日本では』がキーワードなんです。

実はアメリカなどの世界市場では市販されました。
しかも各属性タイプのが。
とは言え変則アソートによってメテオドラゴノイドやデュアルヒュドラは数が少ないレア物となっていて
日本の遊戯王のレアカードみたいに専門店のショーウインドに入ってるようなプレミア物となっていたようです。


また『日本では』アニメが始まってから失速したように見えますが
実は北米市場ではアニメと同時に全種の発売が始まっているので
スタート開始とともにレッドゾーン突入!みたいな感じで。


ちなみに前回最後に出したこの写真ですが、これは爆丸のパッケージの変遷です。

左がアニメ以前のパッケ。すでに開封しちゃってあるので爆丸はついていませんが(^^;ゞ
中央が日本でのアニメ版のパッケ。
そして右が世界展開のパッケ。
3球パックなのは変わらないのに、だんだん派手に大きく、そして収納しづらくなっていきます。

…が、まあそれはおいといて。
右の風属性のキットに御注目。

 

はい、風属性の他の爆丸もばっちりいます!

もちろん前回御紹介した4種の、日本では1つだけの属性に固定だった新型爆丸達も
海外では各属性タイプの物が発売されました。
だから闇のフェニックスや火のティグレスや水のゴーレムなどが普通に売られてたんです。


またこんな商品も売られました。

なんと風属性のレア爆丸!
てか各属性のトランスルーセント(透明)タイプが普通に売られました。

どうやら日本のレア爆丸やスーパーレア爆丸や大会賞品の特殊な仕様の物で、
公式で 「普通では手に入らない」 と書かれていたものは、基本的には海外販売仕様の物だったみたいっすね。
たしかに日本の人達には普通では手に入らないっす。
で、公式で 「非売品」 って書かれていたのはそれ専用に作られた物、っていうことだったみたい…?

あ、ちなみにレギュレーションの違いがあって、これら海外仕様の爆丸を持って日本の公式大会へ参加することはできなかったようです。


また、海外ではこんな商品展開もありました。




↑これ、わかるでしょうか。
これです。↓



ポップアウト後のモンスターをカッコイイ造形で再現したもので
『コレクターフィギア』シリーズっす。
このキャラのほかにも何種類も発売されていました。

また日本で9月に発売された、爆丸3個とカード3枚を収納して腕に装着し、爆丸を発射することができる『ブローラーズシューター』は
英語パッケージのみで日本語版パッケージがありませんでした。
これはもともと海外展開向けに開発・販売された商品を逆輸入って形になっていたからです。


というわけで、日本ではアニメ開始とともに失速したように見えた爆丸ですが
こうして海外の動きを見るとすごく活発に商品展開してたのがわかりますね。

去年10月の株式会社セガトイズ中間決算短信にも
『「爆丸」に関しましては、国内販売は低調でしたが、海外では大ヒットの兆しをしめしており、今後の海外での販売の拡大を進めてまいります。』
と記載されていますし。

つまりまとめるとこういうことです。
『日本では』 売れなかった。

…。(つ△`)ホロリ


ちなみにアルティマドラゴノイドやアルファードヒュドラなど、最後期進化体の28mm球は存在しません。
昨年中盤あたりで開発が終了していたそうで、
もともと開発する予定がなかったのか、あるいは開発するつもりだったのにプロジェクトが終了してしまったのかはわかりません。

ともあれ、全種が28mm球から変形する極小自動変形シリーズという爆丸は
玩具史に残ること間違いなしの良作シリーズでした☆G(>▽<)




Sijimiya Konoha & Yukaina Brothers. Presents
"Professor Rilalah @General Science Academy"